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ジーパンのインディゴ染料について

インディゴ染料について

ジーパン最大の魅力と言っても過言ではないインディゴについて。インディゴって言葉は聞いた事が有るけど、一体何?って人から、色落ちの理由やジーパンについてもっと詳しくなりたい貴方まで。インディゴの歴史から裏話まで様々な角度で解説していきます。魅惑の藍色を生み出すインディゴについて一緒に勉強しましょう。

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インディゴって何?

インディゴって何?

インディゴと言うのは簡単に言ってしまえば藍色の染料です。その性質で大きな特徴となるのが『不溶性』であると言う事。そのため顔料としても用いる事ができる特性を持っています。

インディゴって何から出来ているの?

歴史の上ではウォードと呼ばれるアブラナ科タイセイ属の植物など、様々な植物から採取されたという記録が残っているのですが、現在では、熱帯植物のコマツナギ属から採取されるのが定番です。しかし今日では、ほぼ全てのインディゴが合成品で作られています。

天然インディゴと合成インディゴの違いとは?

天然のインディゴには不純物が多く入っており染めムラが出来ますが合成のインディゴには不純物が無いため、鮮やかに染め上げられます。そのため、コダワリの強い人はムラによる立体感のある藍色を求めて、今でも天然のインディゴを使用したジーパンを好むひとも居ます。

インディゴはジーパン専用の染料なの?

インディゴの主な用途として挙げられるのはもちろんジーパンです。世界中で約10億本以上のジーパンがインディゴで染められており、他にもウール生地などをネイビーに染める為に使われていました。ジーパン以外にも、食品添加物や着色料としても使用されたり、顔料であるという特性から絵の具としても使用されています。

インディゴの歴史

インディゴの歴史

インディゴは染料や印刷などに使用されてきた最も古い染料の1つです。日本を含むアジア各国でも何世紀にも渡って用いられてきており、メソポタミアやエジプトといった古代文明でも使用されています。

インディゴはインドから始まった?

グレコローマン期のヨーロッパが、主にインドからインディゴを輸入し、インディゴを介してインドとギリシャが交友をしていたという事からインディゴ染料の最も古い中心地はインドであったと言われています。この染料を意味するギリシャ語の"indikon"が語源とされています。

西アフリカとインディゴ

ここではインディゴの利用が前時代から一般的な物とされており、西アフリカでのインディゴは数世紀の歴史を持つ伝統織物の基礎でした。サハラ砂漠やカメルーンを中心とする放牧民族のトゥアレグにとっては、インディゴで染めた衣料が裕福さの印とされていたりもします。

日本とインディゴの歴史

かつてはタデ科のアイタデを使用してインディゴを作っていましたが、琉球で栽培されるマメ科のインドアイの方が鮮やかだと重宝されています。インディゴが普及したのは江戸時代に絹を使用する事が禁止された時で、当時では絹の代わりの綿を染めるにはインディゴ以外に良い物が無く、そのため綿の輸入と同時に栽培が始まり日本全域に普及しました。

合成インディゴの登場

1865年にドイツの科学者であるアドルフ・フォン・バイヤー氏がインディゴの研究を始め、1880年に合成を成功させました。そこから3年後にその構造を報告して工業的手法が考案され、1897年にドイツの化学メーカーBASFが実用的な手法を完成。1913年には天然インディゴはほぼすべて合成へと取って代わられ、これにより多くのインディゴ農家が職を失った側面もあります。

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インディゴの染色法について

インディゴの染色法について

インディゴと言うのは水に溶けない為使用するのが難しく、16世紀に初めてヨーロッパへ伝わった時に多くの染物屋が苦労しました。

ヨーロッパで工業生産が開始される前のインディゴを利用した染め物は、インディゴを腐った尿に溶かす事で使用出来るようにする方法でした。その溶液につけた繊維は空気で酸化すると青色を発色するという方法。1800年代になると、尿を代用する合成尿素が完成しています。

なぜインディゴはジーパンに使われたの?

なぜインディゴはジーパンに使われたの?

ジーパンに使用された染料がなぜインディゴだったのかには諸説あり、最も有名なのが「蛇よけや虫除けの効果」というのが定説です。天然のインディゴにはピレスロイドが含まれ、多少の防虫効果があります。しかし不純物のない合成インディゴにこの成分は含まれていません。合成インディゴの普及が1900年、ジーパンの発祥は1870年代ですから確かにこの説が有力ですが実際のところはどうなのでしょうか。

昔のジーパンは天然インディゴが使われていた?

ジーパン好きなら聞いた事がある「昔は天然インディゴだった話」。現存するヴィンテージ品の全てが合成インディゴで作られているため、これはあくまで俗説で、実際には全て合成染料という結果が出ています。逆に現在では、少量生産のメリットをいかした各所のメーカーから高級ながらも天然インディゴのジーパンが製造販売されています。

天然インディゴのジーパンはガラガラヘビに噛まれない!?

世界の果てまでイッテQ!」というテレビ番組の企画の中で、天然インディゴのジーパンを履いてガラガラ蛇の前を通過する調査で、最初は飛びつかれる事無く通過しましたが、結局最後は飛びつかれました。「所サンの目がテン!」というテレビ番組で行われた検証では合成インディゴのジーパンだと噛み付かれしまいましたが、天然インディゴのジーパンは噛み付かれないという結果がでました。

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