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牛革(カウレザー)の財布の魅力と手入れ方法

牛革(カウレザー)の財布

私たちの生活に密接な関わりがあるのが牛革ですが、牛革にも様々な種類があるのをご存知でしょうか?牛革には種類によって魅力的な特徴があり、それぞれ手入れ方法も変わってきます。ここではそんな『牛革(カウレザー)の財布の魅力と手入れ方法』について紹介していきます。

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牛革(カウレザー)の種類と牛革財布の魅力

牛革は皮革の中でも代表的な革製品として使用されており、美しさ・強度・供給量から最も利用価値が高い皮革とされています。

牛の年齢や使用する部位によってレザー表面の風合いが大きく異なり、呼び名や製品化した商品の価格にも大きな違いが出てきます。もちろん牛革の種類によって手入れ方法も変わります。さらに牛革はエンボス加工をすることによってクロコダイルやパイソンなどのデザインを模造することができる汎用性も兼ね備えています。

>>クロコダイルの革財布について詳しくはコチラ

>>パイソンレザーの革財布について詳しくはコチラ

ではここから牛革の種類と財布の魅力を紹介していきます。

様々な種類の牛革(カウレザー)

牛革には年齢・性別・部位によっても様々な種類があり、なめしによる分類や加工方法によっても名前が変わる多種多彩な革です。

なめしには植物タンニンなめし・クロムなめし・2つのちょうど中間である混合なめしがあり、なめしの方法によってなめしが終わるまでにかかる時間やできた後の質感がまったく変わってきます。

加工方法によっても更に質感に違いが生まれ、有名なベロアやスエードは革の裏面をケバ立たせた加工をした後の革の呼び名になります。他にもぱっと見ただけでは牛革とわからないようなクロコダイルやパイソンのようなデザインの模造も可能となっているので、牛革といっても覚えきれないほどの種類が存在します。

ここでは製品に表記されている代表的な分類を紹介していきます。

ハラコの革財布

胎児から生後間もない仔牛の革をハラコをいいます。ほとんど流通することがない為最高級素材とされていますが、ハラコの代用としてポニーの毛皮が使われているケースが多いです。

短い毛がついた独特の風合いが特徴であり、財布では主にアクセントをして使われる場合が多いです。

ベビーカーフの革財布

生後3ヶ月までの仔牛の革でタンニンなめしで加工されています。薄く銀面きめ細かさが際立っている最高級素材です。供給率が低いのでとても希少価値が高い素材とされています。

その特徴から繊細な高級感のある財布となっていますが、傷が付きやすく雨に弱いデメリットもあるので扱いに注意が必要な素材であるといえます。

カーフスキンの革財布

生後3ヶ月~6ヶ月以内の仔牛から加工されてできた革です。若い牛なので傷が少なく繊細できめ細かく、しなやかで柔らかく美しい点から牛革の中で最も質が高い革とされています。製品として使える面積がとても小さいので希少価値が高いのも特徴となっています。

高級ブランドの財布にも多く用いられ、薄く繊細できめ細かい美しさを持っているので上品で高級感のある財布として認知されています。

キップスキンの革財布

生後6ヶ月~1年以内の牛から加工された革がキップスキンです。カーフスキンに比べややきめが粗くなっており、薄くても繊維の密度が高いので頑丈なのが特徴です。カーフスキンに次いで高級素材とされています。

高級ブランドの財布にも使われており、カーフには劣るもののきめの細かさやなめらかさが美しく高級感のある財布を演出してくれます。

ステアハイドの革財布

生後2年以上経った去勢済みオス牛の成牛から加工してできた革です。生後3~6ヶ月以内に去勢されるので気象が穏やかな為身体にできる傷がすくないのが特徴となっています。銀面がきめ細かくキップに近い質感を持ちつつも、厚手で耐久性に優れ柔らかさを兼ね備えています。

ステアハイドの財布はその特性から高級感がありつつも丈夫なので扱いやすい財布であるといえるでしょう。

カウハイドの革財布

出産経験のある生後2年経過したメス牛を加工した革です。需要と供給バランスが優れた牛革の代名詞的な存在であり、カウハイドが使用される製品の種類は多岐に渡ります。きめが細かくなっており、ステアハイドに比べ薄く柔らかいのが特徴です。

きめの細かさや柔らかさがありつつもカーフスキンやキップスキンよりも厚みがあり丈夫なので、上品で扱いやすい財布であるといえるでしょう。

ブルハイドの革財布

生後3年以上経った繁殖用のオス牛の皮を加工してできた牛革です。去勢されいない牛は気象が荒く喧嘩が多いので、銀面のきめが粗く革が硬く丈夫なのが特徴です。反面硬い素材なので加工しづらく汎用性がないのがデメリットです。

ハードな雰囲気で丈夫で扱いやすい財布を探している人はブルハイドを使用した財布を使ってみるといいかもしれません。

バッファローの革財布

水牛を加工して作られた革です。牛革と比べてきめが粗く斜めにシワが出ているのが特徴となっています。革が肉厚で丈夫になっており、一頭から取れる量も多いので比較的リーズナブルなのもポイントです。

牛革よりも肉厚で丈夫な為、よりハードな雰囲気で丈夫な財布を選ぶならバッファローハイドにしましょう。

ジナマの革財布

ジナマとは日本独特の牛革の呼び名で、生皮状態で取引されていたことから地生(ジナマ)と呼ばれていました。日本の牛革は管理がしっかり行われ品質状態が良いことから高品質な革として人気があり、焼印が押されていないのも特徴となっています。

日本の牛で作った高級レザーというイメージが強く品質も高いことから、革製品にこだわりがある人から人気の財布として認知されています。

牛革(カウレザー)財布の手入れ方法

牛革財布を長持ちさせる為に手入れは欠かせないものとなっています。基本的に面倒な作業ではないので手入れを心掛ければ、牛革財布を長く使っていくことができます。

  • 日々の手入れは天然素材の柔らかい布で優しく乾拭き。
  • 汚れが付いてしまったら表面のホコリなどを落とした後、革用クリーナーを使って優しく拭き落とします。おすすめなのは「デリケートクリーム」。余計なベトツキがなく適度な油分と水分まで補給してくれます。クリーナーがない場合は、柔らかい布を濡らししっかりと水分を絞ってから汚れている部分を優しく拭き取りましょう。濡れた布で拭いた場合は日陰で乾燥させるのを忘れずに!
  • 濡れてしまった場合は放置は厳禁です。ごわつきやシミの原因になります。無理に乾かしたり強くこすったりせず、濡れている部分を優しく拭き取り日陰で乾燥させましょう。

牛革(カウレザー)財布の手入れの注意点

  • ドライヤー・直射日光に当てて乾かさない。
  • 水拭きをしないこと。

まずこの2点をしないように注意しましょう。

高温により乾燥や直射日光で乾燥させようとしてしまうと革は元々動物の皮なので性質が変化してしまいます。濡れてしまった場合は日陰で風通しの良い所で乾燥させるようにしましょう。

基本的に水拭きはしないようにしましょう。革を濡らしてしまうと革本来が持っている油分が抜けてしまいゴワついたりシミになってたりする可能性があります。

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