社会人の常識!名刺入れの失礼のない使い方
名刺入れの使い方は名刺交換のカギを握ります。名刺入れの使い方にも、きちんとマナーがあるため間違った使い方をすると、名刺交換の前からイメージが悪くなってしまいます。
また、名刺入れをどのように保管するかも重要です。名刺入れの扱い方によっては名刺交換をスマートにすることが出来ます。自分の名刺と相手の名刺をどこに保管するかをしっかりと押さえて、スムーズな名刺交換のきっかけを掴みたいところです。
ではどのようにしたら失礼のない名刺交換ができるのか解説をしていきます。
スポンサーリンク
名刺入れ(名刺ケース)の使い方のポイント
名刺入れの使い方のポイントは、「名刺を入れる場所」にあります。名刺というのは、「自分の分身」と捉える人もいるほど取引において重要な役割を果たしています。
名刺をどこに入れるかというのは非常に重要で、名刺交換をする上で初めて見られるところでもあります。名刺交換をする前から印象が悪くならないように、ぜひ押さえておきたいポイントです。
名刺入れをしまう場所
名刺交換をする前に見られるのが名刺入れの場所です。名刺入れの場所がマナー違反をしていると、名刺交換の前から印象を悪くしてしまいます。名刺入れの場所だけでイメージを悪くするのはとてももったいないので、マナーをしっかりと押さえておく必要があります。
男性の名刺入れをしまう場所
男性の場合、名刺入れはスーツの内ポケットや胸ポケットに収納することが多いです。なぜなら、内ポケットや胸ポケットに入れておくとスマートに見えますし、取り出しやすいからです。また、内ポケットだと「大切にしていますよ」という意味合いも込められているために上半身に収納するのがベターです。
もし、夏場で上着を着ていない場合にはカバンに入れておきます。カバンであればどこに入れてもいい、ということではなくすぐに取り出しやすいポケット部分に入れるとスマートに取り出せます。
女性の名刺入れをしまう場所
女性の場合は男性と違って内ポケットがないので、カバンからすぐに取り出せるように外ポケット等に閉まっておくのが良いでしょう。
それでも取り出しづらい場合には、あらかじめ手に準備をしておいても大丈夫です。いずれにせよ、自分でスマートに取り出しやすい場所を確認しておくと安心です。
名刺入れをしまってはいけない場所
ズボンやスカートのポケットに入れることはNGです。サイドのポケットであれ、尻ポケットであれマナー違反とされています。
なぜなら、名刺がおり曲がる可能性があるためです。また、名刺を分身だと考えるにとっては腰より低い位置に置くのは失礼とされており、特にお尻ポケットに入れると「相手の名刺に座る」ことになるため、印象が悪くなります。カバンか上着のポケットに入れて置くことが必須です。
名刺入れのポケットの使い方
名刺入れポケットをどのように使うか、スマートに使うかが名刺交換のカギを握ります。名刺入れに適当に保管してしまうと、取り出すときにもたついてしまいます。そのため、どこに何を入れるのかを自分で決めておくと無難です。
基本的には、名刺入れポケットは常に「自分の名刺」を入れておきます。相手からもらった名刺というのは一時的に自分の名刺入れに保管しておき、後日名刺ホルダー等で整理しておきます。名刺入れにもよりますが、2つポケットがある人は自分の名刺と相手の名刺で使い分けし、1つしかポケットがない人は手前に相手の名刺を入れておきましょう。
では、より具体的な名刺入れの使い方を解説していきます。
基本的に自分の名刺を入れておく
名刺入れには自分の名刺を入れておくのが基本です。ここでポイントなのが、自分の名刺を「どれくらい入れておくか」ということです。
基本的に自分の名刺は、20~30枚ほどストックしておくのがベターになります。名刺入れが分厚くなると見た目的にスマートではないですし、また名刺切れは厳禁です。もし分厚くなりすぎたり、1日の取引で20枚~30枚で足りないという人は自分のカバンにストックしておくのが良いでしょう。
一時的に相手からもらって名刺を入れておく
相手からもらった名刺は、名刺入れへ保管します。ポケットに入れたり財布に収納するのは失礼になるため厳禁ですし、もらった名刺を名刺入れに入れずそのまま胸ポケットに入れるのもNGとされています。
また、受け取った名刺を名刺入れに保管した後に再度取り出すのも失礼になります。そのため、名前が覚えられない人は、机の上に置いて確認しておくと安心です。机の上に置く場合には名刺入れの上に頂戴した名刺を置いておくと、名刺の取り忘れを防ぐことができます。相手が複数の場合は、座席順に名刺を並べると確認しやすいです。
もらった名刺を貯めておかない
もらった名刺というのは「一時的」に名刺入れに保管する人が多いです。取引が終わった後に名刺ホルダーやファイルで整理し、見やすくすると次何かあった時に活用しやすく、トラブルもなくなります。
名刺を貯めておくと、名刺入れが膨らんで見た目が不格好になります。基本的にはもらった名刺をどうするかは自由ですが、常に名刺入れに入っているのは自分だけの名刺であることがマナーです。