足のむくみ改善におすすめな着圧ソックスの選び方
デスクワークの人は1日中座りっぱなしですし、接客業の方は1日中立ちっぱなしなど、我々は体を酷使して日々働いています。このような状態は足への負担が大きく、特に女性は足の「むくみ」が気になる方が多いのではないでしょうか?そこでむくみに効果的な靴下「着圧ソックス」の効果と選び方、むくみの原因についてご説明します。
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むくみの解消に効果的な靴下とは?
1日中デスクワークで座りっぱなしや、立ちっぱなしだと夕方になると靴がきつくなったことはありませんか?指で押すと痕が残るくらいになることもあります。このような症状を「むくみ」と言い、医学用語では「浮腫(ふしゅ)」と言います。むくみは女性によく見られる症状であり、見栄えが悪くなり不快なむくみ。
そんなむくみの解消に効果的な靴下があります。それは「着圧ソックス」と呼ばれる靴下です。着圧ソックスとは足に適切な圧力をかけることによって血液の循環を促進する靴下です。
着圧ソックスはそもそも医療目的で使用されてきたものです。リンパ浮腫、下肢静脈瘤、深部静脈血栓などの予防目的で使用されてきた靴下です。しかしその優れた効果から、「むくみを解消して細い足を保ちたい」という女性の心を掴み、一般用として急速に普及しました。
現在では様々なメーカーから多くの種類の着圧ソックスが販売されています。
着圧ソックスの効果
人間は心臓から動脈を通して血液を全身に送り出しています。体の中を隈なく廻った血液は静脈を通って心臓に戻ります。この血液の循環は日々絶え間なく私たちの体で行われています。
心臓に血液が戻るとき、静脈の血行を促進するために、筋肉がポンプの役割を果たしています。しかし「立ちっぱなし」や「座りっぱなし」の状態が続くと、足の筋肉のポンプ機能が正常に働かなくなります。これがむくみの原因となります。
この足の筋肉のポンプ機能を補助する機能を持つ靴下が「着圧ソックス」です。着圧ソックスは、足の部位毎に掛かる圧力が異なる様に作られています。足首部分が最も圧力が高く、ふくらはぎ、太ももと段階的にかかる圧力が下げられています。
このことによって、足先からの血液の流れを促進し、むくみの防止効果を発揮しています。足の血液循環の促進以外にも着圧ソックスの効果はあります。血液と同様にリンパの流れも良くし、老廃物除去の効率を上げることにも繋がります。
着圧ソックスの選び方
着圧ソックスは様々なメーカーから多くの種類が販売されています。どれを選べばよいか迷われることもあると思います。着圧ソックスを選ぶポイントは「圧力」です。
どんな着圧ソックスにもパッケージに圧力が記載されています。圧力の単位は、hPa(ヘクトパスカル)かmmHg(水銀柱ミリメートル)で記載されています。基本的に数値が高い程かかる圧力が大きくなります。一般的によく使われるhPa(ヘクトパスカル)でご説明します。(1mmHg=1.33hPa)
圧力の大きさが、「足首>ふくらはぎ>太もも」となっている着圧ソックスを選ぶのは当然ですが、圧力は強ければ良いというものではありません。足首で20~30hPa、ふくらはぎで10~20hPa、太ももで5~15hPaの圧力があれば、むくみに対して十分な効果を期待できます。
医療用の着圧ソックスでは40hPaを超える圧力の物もありますが、そこまでの圧力はむくみ解消に必要ありません。また、圧力の感じ方は個人差が強いので、弱めの圧力の着圧ソックスから試してみると良いでしょう。心地よい圧力を感じるくらいが合っています。
足のむくみにおすすめの着圧ソックス
現在の価格はコチラ |
おすすめの着圧ソックスはドクターショールのメディキュットです。イギリスの医療用ストッキングがルーツであり、イギリスの圧力基準を基に設計された着圧ソックスです。履くだけでむくみの予防・改善に非常に効果的であり、就寝用や日中用、ショートタイプからスパッツタイプまで幅広く揃えています。
最も売れており、評価の高い着圧ソックスであり、肌触りや履き心地も優れています。初めて着圧ソックスを履く人にもおすすめで、その際は低めの圧力の着圧ソックスから試されることをおすすめします。
着圧ソックスの注意点
着圧ソックスはむくみの予防・改善に効果的で便利な靴下ですが、もともと医療用に作られたものであり、使用する際には注意すべき点もあります。注意点を以下に記載しますのでご確認ください。
着圧ソックスを使ってはいけない人
糖尿病の人や閉塞性動脈硬化症、バージャー病の方は着圧ソックスの着用を避けた方が無難です。着圧ソックスを履く際は、主治医に相談してからにしましょう。
サイズと圧力があった靴下を選ぶ
見落としてしまいがちですが、着圧ソックスのサイズは非常に重要です。着圧ソックスは足の場所によって圧力をかけたり、かかる圧力を強めたり弱めたりしているので、サイズが合っていないと圧力をかけるポイントがズレてしまいます。
そうなると効果がありません。ただのきつめの靴下になりますので注意が必要です。また、圧力は強ければよいというものではありません。無理な圧力をかけて肌や体調を悪くする人も中にはいますのでご注意ください。
心地よいと感じる程度の締め付けでも十分な効果が期待できます。
着圧ソックスに頼り過ぎてはダメ
着圧ソックスは足に圧力をかけることによって、血液やリンパの流れを促進する効果を得ています。しかし、この機能は本来は足の筋肉が担っている機能です。着圧ソックスに頼り過ぎていると、この足の筋肉のポンプ機能がさらに衰えてしまう危険性もあります。
ですので、毎日着圧ソックスを履くのではなく、歩き回ることが多い日中や生理前などのむくみやすい日に履くなど、あまり頼り過ぎて体の機能を低下させない工夫も必要です。
むくみについて
ここまでむくみの解消に着圧ソックスが効果的であり、着圧ソックスの効果や選び方についてご説明しました。ここで「むくみ」に関してもう少し詳しくご説明します。
むくみは血液の循環と深く関わっています。体中の血管を通して血液によって栄養分や水分を細胞に供給しています。それと同時に細胞内で不要になった水分などを回収して循環させる役割も担っています。
このとき、血管やリンパが正常に流れずに、回収できない水分が溜まる状態が「むくみ」です。
むくみの原因
むくみの原因にはいくつかの種類があります。一過性の原因もあれば、血管や内臓の障害の可能性もあります。一過性のむくみの原因で代表的なものを以下に記載しますので参考にしてみて下さい。
立ちっぱなし
長時間立っていると、重力の影響で血液が足に溜まります。そうなると静脈の圧力が上がってしまい、細胞内の不要になった水分の回収が困難となります。ですので結果的にむくんでしまいます。立ち仕事の人がむくみやすいのはこれが原因です。
運動不足
足の筋肉は血液を送り出すポンプの役割もあります。運動不足によって足の筋肉がい衰えると、ポンプ機能も衰えてしまうので、足に水分が溜まりやすくなり、むくみとなります。
塩分の摂り過ぎ
塩分や水分は摂り過ぎると、血液中の水分が増えてしまいます。そうすると、各細胞に余分な水分が溜まりやすくなり、むくみの原因となります。