靴下(ソックス)の種類と特徴
靴下の種類は?と聞かれてあなたはいくつ答えることができますか?靴下には丈や機能性によって非常に多くの種類があります。靴下にはどういう種類があるのか、種類によってどういう特徴があるのかを理解することによって、自分にとってより良い靴下を見つける助けにもなります。ここでは靴下の種類について紹介しているので特徴もチェックしてみましょう。
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靴下の種類による用途
人によって様々な目的で着用されている靴下ですが、ではどういった目的で着用されているかというと
- ファッション性
- 機能性
概ねこのどちらかとなっています。靴下が見える服装をしている場合はファッション性が優先される場合が多く、靴下が見えない服装又は自宅などで靴下を着用する場合は機能性が重視される傾向があります。
特にファッション性において靴下の丈の長さは極めて重要であり、基本的には丈の長さによって種類分けされています。もちろん機能性によっても種類があるので以下で靴下の種類と特徴について触れていきます。
靴下の種類と特徴
靴下の種類は意外と多く、聞いたことがない種類がある人も多いかもしれません。特徴を踏まえて紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
足先のデザインによる靴下の種類
一般的な靴下というのは、足の指全てをすっぽりと包むような形状となっていますが、そういったデザインの靴下以外にも、5本指タイプの靴下であったり2本指タイプの靴下など、様々な種類が存在しています。
5本指ソックス
足に合わせて指部分が5本に分かれている靴下です。5本指靴下・フィンガーソックス・ファイブソックスなど呼び名が様々あり、それぞれ指が独立しているので非常に履き心地が楽。水虫の予防で流行したのを始まりに現在では健康を目的とした靴下として人気がある種類です。足の蒸れや冷え性の改善などいろいろな効果がある靴下なので、詳しく知りたい人は以下のリンクをチェックしてみてください。
足袋ソックス
5本指ソックスに比べて非常に履きやすくなっている、親指だけが独立しているタイプの靴下です。文字通り足袋のような靴下になっており、足の指で最も重要な働きをする親指が独立しているので、5本指ソックスの快適に勝るとも劣らない履き心地を実感できる靴下です。現在人気上昇中の靴下の種類なので、詳しく知りたい人は以下のリンクをチェックしてみてください。
>>足袋ソックスについて詳しくはコチラ
丈の長さによる靴下の種類
靴下の種類は、主に丈の長さによって分けられます。おそらく靴下と言われて思い描く、ふくらはぎの下あたりまで丈のある靴下を「ソックス」や「一般的な靴下」と呼んでおり、それより丈の長いものや短いものなどには固有の名前が付けられています。
カバーソックス
フットカバーとも呼ばれる種類で、履き口が足の甲部分にあり足底を覆うようになっている靴下です。主に女性が着用することが多く、ヒールなどの靴を履いた時に靴下が見えないようになっているのが特徴で、フットカバーによっては脱げにくいものや脱げやすいものがあるので選ぶ際は注意が必要です。浅履きするタイプと深履きするタイプもあるので好みに合わせて選びましょう。
アンクレットソックス
スニーカーソックスとも呼ばれる靴下で、靴下の丈がくるぶしまでの長さの靴下の総称です。男女問わず着用している人が非常に多く、人気の種類なので様々なデザイン・素材から選ぶことができます。ちなみに足に付けるアクセサリーもアンクレットと呼ばれているので混同しないように。
ソックス
特に紳士ソックスにはこのタイプの靴下がほとんどです。ふくらはぎくらいの丈の長さの靴下であり、短靴下の総称です。靴下というとまず思い浮かべるのがこのタイプの靴下ですよね。
クルーソックス
船の乗組員が名前の由来となっている靴下です。長さは概ねふくらはぎくらいの丈になっており、短めの靴下をロークルーソックス、長めの靴下をハイクルーソックスと呼びます。主に綿(コットン)を使用した伸縮する靴下となっているのが特徴であり、一般的に普及している靴下のタイプです。
ブーツソックス
ブーツの下に履くことを想定しているタイプの靴下です。丈がふくらはぎ上部ほどになっており、コットンやウールを使った厚手の生地になっているのが一般的です。ブーツ以外にもおしゃれなデザインのブーツソックスをファッション目的で見せる為に履いている人も多い靴下です。
スリークォーターズ
靴下の丈が膝下の3/4になっている靴下です。ふくらはぎで止まるようになっているのでずれやすい靴下ではありますが、膝したが長い人が履くときれいなラインに見えるのが特徴となっています。
ハイソックス
膝下まで丈がある靴下のことで、ニーハイレングスとも呼ばれています。ハイソとして定着しており女子中高生の制服と併せて着用されている靴下です。ルーズソックスの流行が終わって以降、紺のハイソックスを筆頭に長く人気となっている靴下の種類です。
ニーハイソックス
ちょうど膝くらいの丈の長さの靴下です。膝より少し下の丈の屈したもニーハイソックスと呼ぶ場合があります。主にミニスカートとの相性が良い靴下となっており人気の種類ではありますが、ずれ落ちやすいデメリットもあるのでソックス留めがあるといいかもしれません。通称ニーハイで有名ではありますが、ニーハイと呼ばれる靴下はこのタイプではなく後述にあるオーバーニーレングスを指している場合があり、誤用されているケースが多いです。
オーバーニーレングス
丈が膝上まである靴下のことで、日本においてはニーハイソックス(ニーハイ)として定着している人気の靴下です。主にミニスカートと合わせることが多い靴下となっておりずれやすいのが特徴。実はニーハイと呼ばれる靴下は丈が膝くらいまでのものなので、オーバーニーレングスと誤用されているケースが多いです。
タイツ・レギンス・ストッキングなどの種類
一般的に、タイツやストッキングと呼ばれる物も靴下の一種であり、これらは生地の厚さによって名前が変化します。それ以外にも足を包むデザインの違いや、足の裏を包む事のないデザインまであり、それらに名前が付けられています。
ストッキング
糸の太さを表す単位「デニール」が30未満の靴下をストッキングと呼び、丈の定義はありません。ファッション性や保温性、脚線美などを目的として着用されており、パンストを思い浮かべる人も多いと思いますがパンストはストッキングの種類になります。
タイツ
30デニール以上の靴下をタイツと呼びます。ストッキングに比べて糸が太いので保温性に優れており、ストッキングに比べてデザインが様々あるので、防寒目的以外にもファッション目的としても多く着用されています。
スパッツ
腰から膝又は足首付近までを覆うように着用する靴下です。スパッツ=靴下というと違和感を感じる人も多いかもしれませんね。主に下着やスポーツを目的として着用される場合が多い靴下で、伸縮性があるものが一般的となっています。
レギンス
スパッツと非常に似ている靴下の種類で明確な区別がされていません。狭義では腰から太ももくらいの丈の靴下をスパッツ、くるぶし付近までの丈の靴下をレギンスと呼んでいます。保温性はもちろんですが、脚をきれいに見せるなどの効果が期待できるファッション性に寄った特徴を持っている靴下です。
トレンカ
レギンスに非常に似ていますが甲とかかとがカバーされておらず、かかとにひっかけるようにして履く靴下です。主にファッション性を目的に着用している人が多く、ハイヒールとの相性が良いおしゃれな靴下として人気となっています。
特殊な形状の靴下
なんらかの目的を持って作られている靴下には、一般的な靴下とは大きく違った特徴がみられます。そんな、特殊な形状の靴下の種類について紹介しておきます。
レッグウォーマー
足部分がなくくるぶしから上をカバーするようになっている靴下です。本来は保温を目的とした靴下でしたが、現在では保温性はもちろんファッションとして取り入れる人が非常に多い人気の靴下です。
ルーズソックス
元々はアメリカで製造された登山用の靴下であり、日本では女子高生を中心に大流行した靴下です。膝上くらいまである丈の靴下を膝下で履き、長さが余っている部分をふくらはぎ付近でたるませて履くスタイルが人気となっていました。ファッション性に重点を置いている靴下でありながらも、あったかい靴下という側面もありました。
かかとソックス
特に丈などの定義はなく、ガサガザしたかかとをケアするための靴下です。かかと部分に保湿作用がある素材を使っている靴下が一般的で、他にもむくみ防止やむくみ軽減など足のケアを目的とした靴下として女性を中心に人気となっている靴下です。主に自宅で寝る時などに履かれます。