冷え取り健康法の始め方と靴下の選び方
最近話題になっている冷え取り健康法、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。人間が本来持っている自然治癒力を使って体内に溜まっている毒素を排出する働きがあり、なんとなく体調が優れない人や疲れやすい人に効果が期待できるとして注目されています。
では靴下を使った冷え取り健康法はどうやって始めればいいのか、どんな靴下を選べばいいのか、ここでは『靴下での冷え取り健康法』について紹介していきます。
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冷え取り健康法とは?
そもそも「冷え」とはどういうものなのか。身体が冷えている状態というのは「上半身よりも下半身の体温が低い」又は「身体の表面よりも内部の温度が低い」状態をいいます。
では身体が冷えていると身体にどんな影響があるのかというと、身体に冷えが溜まると本来持っている自然治癒力や免疫力が下がってしまうことによって病気になりやすくなってしまいます。
身体が冷えていると筋肉が収縮することによって血管が圧迫され血流が悪くなります。それによって老廃物や毒素が停滞しやすくなり排出されづらくなってしまうわけですね。
身体を冷えづらくすることによって老廃物や毒素を溜め込まないようにする、それに加えて身体に溜まった老廃物や毒素を体外に排出するために冷え取り健康法を行います。冷え取り健康法はなにも靴下を使ったやり方だけでなく、半身浴だったり食生活でも改善していくことができます。
冷え取り健康法のやり方に関して、ここでは誰でも気軽に始めることができる靴下を使う方法を紹介していきます。
靴下を使っての冷え取り健康法の始め方
冷え取り健康法でどうのように靴下を使うのかというと、靴下を数枚重ねて履きます。2枚の靴下を重ねて履くやり方が1番導入しやすくとっつきやすいですが、慣れている人だと10枚以上履いている人もいるほどです。
さすがに最初から10枚以上靴下を履くのは、慣れていないのもありますが履き心地が悪く感じると思います。なのでまずは初心者でも導入しやすい2枚重ねて履く方法と4枚重ねて履く方法を紹介します。
まず靴下の冷え取り健康法を始めるにあたって大事なのは靴下の素材です。2種類使用するのでチェックしてみましょう。
- 絹(シルク)
- 綿(コットン)orウール
吸湿性・放湿性に優れ肌触りが良い素材として有名なシルク。冷え取り健康法においては毒素をしっかり吸収し外部へ排出する特性を持っています。靴下での冷え取り健康法においては必須となっている素材です。
そして次に重要なのが綿orウール素材です。こちらも吸湿性に優れておりやわらかい肌触りが特徴となっている素材ですが、冷え取り健康法においては毒素をしっかりと吸収してくれる特性を持っています。
この2つの素材を交互に履くことによって、絹で吸収し放出した毒素を綿で受け止めることによって身体の排毒効果を高めていきます。
靴下を2枚重ねて履く方法
初心者でも簡単に始められる方法です。2枚ならそこまで履き心地は悪く感じることはないと思います。
- 一枚目に絹の5本指靴下を履く。
- 二枚目に綿orウールの5本指靴下を履く。
まず1枚目に絹(シルク)の靴下を履きます。できれば5本指靴下を用意しましょう。5本指靴下にすることによって指と指の間から出る毒素もしっかりと吸収することができます。
そして2枚目に綿かウールの靴下を重ねて履きます。こちらもできれば5本指靴下が望ましいですが先丸靴下でも問題ありません。絹の靴下の上から綿orウールの靴下を履くことによって、絹から出た毒素をしっかりと吸収することができます。
まずは2枚重ねていく方法を実践してみましょう。
靴下を4枚重ねて履く方法
2枚重ねて履く方法に慣れてきたら靴下を4枚に増やしてみましょう。
- 一枚目に絹の5本指靴下を履く。
- 二枚目に綿orウールの5本指靴下を履く。
- 三枚目に絹の先丸靴下を履く。
- 四枚目に綿orウールの先丸靴下を履く。
まず1枚目に絹の5本指靴下、2枚目に綿orウールの5本指靴下を履きます。ここまでは2枚重ねて履く方法を変わらないですね。
2枚まで重ねて履いたら3枚目に絹の先丸靴下を履きます。これは5本指靴下の必要はありません。
そして4枚目に綿orウールの丸先靴下を履けば4枚重ねて履く方法になります。慣れるまではごわついてしまって履き心地が悪いかもしれませんが、2枚重ねて履く方法よりも効果が得やすいようなので慣れるまで続けてみましょう。
以降4枚以上重ねて履く場合は絹と綿orウールを交互に履いていくだけになります。方法としては簡単ですし慣れていくにつれて枚数を増やして自分に合う枚数を見つけるといいでしょう。
ただ人によっては合わない場合もあるので、少しでも身体に違和感を感じたらやめるようにしましょう。
冷え取り健康法の靴下の選び方
では靴下での冷え取り健康法に向いているのはどんな靴下なのか、ポイントをチェックしてみてください。
- 素材選びに気をつける。
- 締め付けが強い靴下に注意。
素材選びには十分注意してください。靴下の中にはいくつかの素材を組み合わせているものがあります。繊維によって持っている特徴が違うので、冷え取り健康法に向いている絹100%や綿100%の靴下を選びましょう。
もう一点重要なのが靴下の締め付けです。靴下によって履き口をゴムを使用しているものもあります。靴下を重ねて履く場合にこういった締め付けがある靴下だと逆に足の血流を悪くしてしまいます。血流が悪くなることによって冷えにも繋がりますし、血流が悪いと毒素が排出されづらくなります。履き口にゴムを使うなど圧迫するような靴下は避けるようにしましょう。非常に重要です。
冷えとり靴下初心者さんの選び方
冷えとり初心者ならまずはこの選び方。
- 絹:5本指靴下
- 綿:先丸靴下
これから初めて冷えとり靴下に挑戦する!という人の場合は、まずシルクの靴下と綿の靴下を重ねて履くことにチャレンジしましょう。
いきなり何枚も重ねて履くというのは、普段とは大きく違った感触になりますし、冷えとり靴下を履くことがストレスになってしまっては続けることが出来なくなってしまいます。
まずはシルクの5本指靴下と綿の靴下を重ねて履いたり、内側が絹で外側が綿の靴下などを重ねばきすることから冷えとり健康法を初めて見るのがおすすめです。
とりあえずベーシックな選び方
初めて冷えとり健康法に挑戦するけど、初心者向けというよりはベーシックな方法でスタートしたい!という人の場合はこの選び方がおすすめ!
- 絹:5本指靴下
- ウール:5本指靴下
- 絹:先丸靴下
- ウール:ゆったり系靴下
冷えとり健康法においては、4枚重ねからが本当の冷えとりスタートと言われており、まさに冷えとり健康法における最もベーシックな靴下の選び方&重ね方といえるでしょう。
本格的に冷えとりしたい人の選び方
初めて冷えとりに挑戦するけど、もう絶対に続けることが心の中で決まっているから、本気の本格的な冷えとり靴下を選びたい!という人は10枚以上重ねても大丈夫な薄手の絹靴下を選びましょう。
10枚重ねばきするという人の場合はこの選び方。
- 絹:5本指靴下(1枚)
- 綿:5本指靴下(1枚)
- 絹:先丸靴下(4枚)
- 綿:先丸靴下(4枚)
一番最後に履く綿の先丸靴下には、内側に重ねる白色のものではなく色のついた靴下を選ぶと見た目にも可愛いのでおすすめです。