スーツに合わせる仕事用靴下の正しい選び方
色の組み合わせや靴のバランスも整った、スーツを着こなしている人はかっこよく見えますし、仕事相手にも信用されやすいです。でもそんな人でもチラリと見える靴下がおかしいと、一気に印象が悪くなります。意外と人は足元を見ており、スーツスタイルでは靴下も重要なポイントです。ではスーツスタイルの時はどのような靴下がマナー違反ではなく、上品にみえるのでしょうか?スーツスタイルに合う靴下の選び方をご紹介します。
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スーツ用靴下のマナー
新社会人や就活を始めたばかりのスーツに慣れていない人の中には、疑問に思われる方も多いのが「スーツに合わせる靴下のマナーが分からない」ということです。もちろん、社会人で毎日スーツを着ている人の中にも、ビジネススタイルの靴下マナーを分かっていない人も多く見受けられます。
スーツスタイルでは靴下は見えにくい個所ですが、足を組んだ時などのふとした時に見えますし、訪問先で靴を脱ぐ機会も少なくありません。しかも人は無意識に足元をよく見ますので、スーツスタイルの靴下は気を付けなければならないポイントです。
そこで、スーツスタイルに合わせるビジネスソックスのマナーについてご紹介します。
ビジネススタイルでマナー違反の靴下
ビジネスにおけるスーツスタイルで絶対に履いてはいけない「マナー違反の靴下」をご紹介します。以下に挙げるマナー違反の靴下を避けるだけで、ビジネスにおいて靴下で大きな失敗はないかと思います。ビジネスマンとしては常識ですので、これらの靴下は絶対に避けて下さい。
白い靴下はダメ
当たり前だと思う人が多いと思いますが、毎年何人かの新社会人がやらかすのが「白い靴下」です。中学校や高校では校則で白い靴下しか履いてはいけないという学校も少なくないので、つい履いてしまう人も少なくありません。
白い靴下はスーツにまったく似合いません。滑稽と言ってもいいです。周りの人から「常識の無い人」という印象を抱かれてしまいますので絶対に避けて下さい。
短い靴下はダメ
カジュアル用のくるぶしまでの短い靴下をスーツに合わせる人は流石に少ないですが、短めの靴下をスーツに合わせている人は少なくないんではないでしょうか?
スーツのマナーはスーツ発祥の地である西欧の文化に則ったものです。西欧ではすね毛は陰毛の一部と考えられているので、ビジネスやフォーマルな場面ではすね毛が見えるのはマナー違反です。
ですので、すね毛が間違っても見えない長さの靴下を選ぶ必要があります。くるぶしから上の長さが15センチ以上の靴下を選ぶのが無難です。
カラフルな靴下はダメ
靴下の色も重要なポイントです。スーツの足元からチラリと見える靴下の色が赤や黄色の人をビジネスパートナーとして信用できますか?取引したいですか?ビジネスマナーを逸脱した人は「常識が無い人」と判断されても仕方ありません。
ビジネスにおいて靴下の色は、基本的には「黒」「グレー」「ネイビー」の3色から選ぶのが基本です。もちろん他にも履いてよい靴下の色もありますが、それについては後述します。
スーツに合う靴下の選び方
ビジネスシーンにおいて履いてはいけないマナー違反の靴下についてご説明しました。では、ビジネスシーンでスーツに合わせるにはどのような靴下を選べばよいかについてご説明します。
スーツに合う靴下の色と柄
ビジネスソックスの選び方で最初のポイントは色です。スーツスタイルにおいて靴下は、スーツと靴をつなぐ役割を担います。ですので靴下は目立ってはいけないのです。
結論から申し上げると、スーツのパンツの色に合わせるのが基本です。ブラックスーツには黒の靴下。グレーのスーツにはグレーの靴下。ネイビーのスーツには紺の靴下という具合です。ブラックスーツに紺の靴下など、スーツの色と違う色はNGです。
ただし、グレースーツの時だけは、ブラウンやワインレッドの靴下も許容されていますが、その時は茶系の革靴を履くことが求められます。
また、柄に関してもスーツに合わせるのが基本です。色とは逆に、スーツがストライプなどの柄物なら靴下は無地を選んでください。スーツが無地なら柄物の靴下でもOKです。柄物に柄物を組み合わせると、すっきりとした印象にはなりませんので注意が必要です。
スーツに合わせた靴下の丈や素材
ビジネスシーンにおける靴下は、スーツのパンツと革靴をつなぐ役割が求められます。ですので、すね毛はもちろん素肌が見えない長さが求められます。ヨーロッパではすね毛は陰毛の延長にあるとされており、スーツスタイルですね毛が見えることはマナー違反であり、恥ずかしいこととされています。
ですので、ビジネス用の靴下には相応の長さが求められます。具体的には、くるぶしから15センチ以上の長さが理想です。素肌が見えることはマナー違反であり、カッコ悪いので靴下の長さにはご注意ください。
また同様の理由からも、薄すぎる靴下も避けた方が良いです。フィット感も重要ですので、自分の足に合ったサイズ選びにもご留意ください。