サングラスの歪みを修理する方法
サングラスが歪んでしまったとき、その場しのぎで無理矢理自分で治してしまったりすると、治っているように見えるだけで実はサングラスを更に歪めてしまっているにすぎない事もあります。
さらに、力加減が解らずサングラスを壊してしまうという事にもなりかねません。専門の道具と方法を学んで、歪みを正しく治しましょう。
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サングラスの歪みの修理方法
まずはヤットコを手に入れる
サングラスの歪みを治す上で必須の道具があります。
それは「ヤットコ(矢床)」と呼ばれる道具で、対象の物を曲げるとき等につかうものです。形状は二本の金属棒を蝶番で繋いであり、ペンチのような見た目をしている道具です。
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サングラスの歪みを治す際は、このヤットコと呼ばれる道具が必須となってきます。ペンチ等は滑り止めの為に挟むところに刻みがあり、ソレがサングラスを傷つけてしまい、歪みを治してもサングラスが傷だらけになってしまったり、細かい作業が出来ないという、サングラスの歪みを修理するには向いていない特徴があるからです。
まずはサングラスの蝶番の歪みを調整する
蝶番というのは、テンプル部分とフロント部分を繋ぐ開閉時に稼働する部分の事を言います。蝶番が歪んでしまっている場合は、ヤットコを使用して周辺を挟み歪みを矯正していきます。
ヤットコを使用する事で少ない力で蝶番部分の歪みを修整する事が出来るため、繊細な作業が可能となります、ちょっとずつ調節して細かく治していきましょう。
サングラスのブリッジ部分の歪みを調節する
蝶番の歪みを解消したら、おそらくテンプル同士の高さが変わって来ています。この場合、サングラスのブリッジ部分が歪んでしまっている場合が多いので、柔らかい布等でレンズを保護してブリッジ部分の歪みとカーブ具合を修正します。
ブリッジ部分の歪みはサングラス全体の歪みとなりますので慎重に作業しましょう。
サングラスのヨロイの部分の歪みを調節する
蝶番とブリッジを調節したら、水平な机の上においてサングラスのカタツキを見ます。カタカタと歪んでいるようならカタツキが無くなるように微調整して行きます。
ここでカタツキが無くなったら、サングラスのフロント部分と蝶番を繋いでいるヨロイをヤットコを使って調節し、テンプルの開き具合を修正していきましょう。テンプルの開き具合が左右均等になるように、細かく調節していきます。
サングラスの鼻パッドの部分を調節する
サングラス全体の歪みが解消されたら、今度は装着感に重要な鼻パッド部分です。サングラスがすり落ちたり、鼻パッドの当たる部分が痛いといった症状がある場合は、ヤットコを使用して、鼻パッドの傾きや開きを調節して行きます。
鼻パッド部分の調節は無理な力を加えると折れてしまう事もあるので、かならず専門の道具を使用して調節してあげるようにしましょう。
納得できなければプロに任せる
サングラスの歪みを完璧にとる事は非常に難しいので、専門の道具を使い、少しずつ時間をかけて作業するのが大切です。
微調整を繰り返しても納得のいく装着感にならない場合は、お近くのメガネ屋さん等に修理をお願いすると良いでしょう。