素材別サングラスフレームの種類と特徴
サングラスのフレームに使われている様々な素材は、どれも表情豊かで個性が存在します。またサングラスの素材によってそのサングラスの特徴が決まる程に大きくデザインに影響し、スポーティーであったり、落ち着いていたり、スタイリッシュだったりと様々に変化します。
サングラスのフレームに使われる素材の種類と特徴を紹介していきます。
スポンサーリンク
メタル(合金)系のサングラスフレーム素材
ニッケル合金/nickelのサングラスフレーム
強度が高く腐食しにくい金属で、サングラスフレームとして加工がし易い素材です。メタル系のフレームでは最も人気が高く、一般的な素材がニッケル合金です。
チタン/titaniumのサングラスフレーム
素材自体が軽量で強度が高い特性を持っていて耐熱性や耐腐食性にも優れています。金属アレルギーも少ないのでメタルフレームサングラスの主流になりつつある素材です。
βチタン/β titaniumのサングラスフレーム
軽量で耐久性がある事に定評があるチタン合金のなかでもバネ性質が高い金属の為、サングラスのブリッジ部分やテンプル部分に多く用いられる素材です。
ゴムメタル/gummetalのサングラスフレーム
自動車のサスペンション部分用に開発された柔軟性の非常に高い金属素材です。耐久性が高いためヨロイなどの負荷がかかり易い部分に使用されている素材です。
アルミニウム/aluminiumのサングラスフレーム
知名度の高さはピカイチな素材、チタン合金と比較すると約6割近く軽量な金属素材です。サングラスフレームの素材としてはテンプルに古くから使われている定番の素材。
マグネシウム/magnesiumのサングラスフレーム
サングラスのフレームに使える金属素材の中では最も軽量でアルミニウムの2/3程度の重さで、振動吸収性においても他の金属と比べて非常に優れ、スポーツタイプに多用される素材です。
サンプラチナ/Sun Platinum Metalのサングラスフレーム
サングラスフレームだけでなく、歯科矯正用ブリッジ等の医療器具にも使われる素材です。人体に無害な金属で、光沢が長く続き、耐腐食性能は他の金属と比べて圧倒的に高いです。
プラスチック(樹脂)系のサングラスフレーム素材
アセテート/acetateのサングラスフレーム
サングラスのプラスチック製フレームと言えばアセテートと言われる程定番の素材で、加工性が高く燃えにくい特性がありますが、吸水性の為変形し易いデメリットもあります。
セルロイド/celluloidのサングラスフレーム
鼈甲を模してつくられる、非常に硬く光沢のあるプラスチック系サングラスフレームの素材です。発火し易い特性があるので現在では希少な素材ですが、変形が少ないというメリットがあります。
オプチル/optilのサングラスフレーム
エポキシ系樹脂のインジェクション成形によって作られるプラスチック系の素材です。非常に美しい発色が特徴でサングラスフレームとして80年代に爆発的人気となりました。
ナイロン/nylonのサングラスフレーム
スポーツサングラス等での使用される柔軟性が高く非常に軽量なサングラスフレーム素材で、別名ポリアミドとよばれるプラスチックは、摩擦が少ないという特徴を持っています。
高級素材のサングラスフレーム
18金/goldのサングラスフレーム
金属の中では非常に柔らかい部類に入るため加工性が高く、腐食しにくい金属系高級素材で、比重が高いので金張りや金メッキとして使用される事の多い素材です。
鼈甲(べっこう)/tortoiseshellのサングラスフレーム
タイマイと呼ばれる赤道付近に生息する亀の甲羅を使用して作られる高級素材で、タンパク質素材のため人体との親和性が高く、修繕もし易いのが特徴の珍しい素材です。
バッファローホーン/buffalo hornのサングラスフレーム
中世の頃からメガネやサングラスの素材として使われ続けている水牛の角は、鼈甲と並んでプラスチック系サングラスフレームのモチーフとなっている高級素材です。
ウッド/woodのサングラスフレーム
素材としての硬さや発色性などは使用するウッドの種類によって様々に異なります。暖かみのある質感が非常に人気が高く、高級感と気品を与えるサングラスフレーム素材です。