パーツ別サングラスの役割と名前
サングラスを構成するパーツは大きく分けて9個の部品に分ける事が出来ます。それぞれに役割があり、どれかを欠いてしまうだけでサングラスは欠陥品となります。
蝶番・フロント・ノーズパッド・クリングス・ブリッジ・ヨロイ・リム・テンプル・モダンなど、様々なサングラスを構成するパーツとその役割について紹介します。
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サングラスを構成するパーツとその役割
要ともいえる「蝶番」
リムの端とテンプルの端を結合し、テンプルを折り畳む為の金具の事です。蝶番だけでなく「丁番」や「ヒンジ」という言葉が使われる場合もあり、ここの制度が低いとサングラスの着け心地にも大きく影響して行きます。
また折り畳む際に稼働する部分なので品質が低いと曲がってしまいます。最近ではネジ締めタイプの蝶番だけでなく、バネ蝶番という種類もあります。
表情を作る「フロント」
フロントは、サングラスを正面から見たときの総称で前枠とも言います。つまりリムもブリッジもヨロイも全部含めてフロントと言われています。
サングラスの雰囲気を決定づけるデザインの要ともなる部分で、素材や形状だけでなく作り方など様々なタイプが存在します。
顔と触れ合う「ノーズパッド」
サングラスが顔からズレ落ちないように支える部分で鼻パッドや鼻盛りとも呼ばれます。たくさんあるサングラスのパーツの中でも数少ない「皮膚に直接触れる部分」であり、ここの完成度の高さが、そのままサングラスの着け心地に直結すると言っても良いでしょう。
プラスチックフレームの場合は一体成形される事が多い部分ですが、材質はラバーやシリコンなどの柔らかい素材を使用するのが一般的です。
微調整の為の「クリングス」
ノーズパッドとフレームを繋ぐ部分の事をクリングスと呼びます。プラスチックフレームの場合はノーズパッド同様に一体成形されますが、メタルフレームの場合は独立したパーツとして存在し、ノーズパッドの微調整を行います。
デザインの見せ所「ブリッジ」
左右のリムを繋ぐとっても重要な部分で、サングラスの印象を変化させるパーツです。デザインによっては上下に二本ブリッジが存在する物があり、ツーブリッジと呼びます。また、ワンレンズのサングラスの場合は存在しない事もあります。
最も負荷のかかる「ヨロイ」
フロント部分とテンプル部分を繋ぐパーツで、サングラスで最も負荷のかかる部分です。そのため、メタルフレームのサングラスでは独立したパーツで作る事も多くあります。
サングラスの輪郭を作るパーツでもあるので、各ブランド事のデザインセンスが見え、様々な構造や意匠を凝らすメーカーが多いのもこのパーツの特徴です。
様々な種類のある「リム」
レンズ部分を取り囲む部分をリムといい、リムに掘られた溝にレンズがハマっています。レンズをぐるりと一周している物から、上だけのハーフリムや、下だけのアンダーリム。または、リムの存在しないリムレスと呼ばれるサングラスまでスタイルに合わせて様々です。
横顔の主役である「テンプル」
サイド部分を総称してテンプルと呼び、別名「腕」や「ツル」とも言われます。顔と接触する面積が広いため、サングラスの着け心地に直接影響を及ぼします。
側頭部を密着させてサングラスを支えているので、弾力性と耐久性が必要で、金属やプラスチックなど様々な素材が用いられていて、デザインも凝った物が多いです。
縁の下の力持ち「モダン」
サングラスのテンプルの先にある耳にかかる部分をモダンと言います。荷重がかかる部分なので着け心地に如実に影響を及ぼします。メタルフレームの場合は、交換可能な物もあります。