ボクサーパンツに使われる素材の特徴
優れたフィット感とデザイン性の高さで人気の高いボクサーパンツ。このボクサーパンツに使われる素材は1つや2つではありません。ブランドや種類によって様々な素材を組み合わせて作られています。ボクサーパンツの素材の種類と特徴についてご紹介します。
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ボクサーパンツに使われる素材の種類と特徴
ボクサーパンツの素材には多くの種類があります。コットン(綿)やポリウレタン、レーヨンなど枚挙に暇がありません。それぞれの素材毎に良い意味でも悪い意味でも特徴があり、素材を組み合わせてボクサーパンツは作られることが多いです。
素材それぞれの特徴を補完させ合い、ボクサーパンツの履き心地や耐久性などを向上させています。以下にボクサーパンツでよく使用される素材を特徴と共にご紹介しますので、ボクサーパンツ選びの参考にしてみて下さい。
コットン(綿)
世界で最も多く使用される生地の1つであるコットン(綿)。1950年代には繊維製品の8割以上はコットン(綿)で作られていました。近年では化学繊維の躍進によってシェアを落としていますが、それでも繊維製品の4割程度はコットン(綿)が使用されています。
コットン(綿)のボクサーパンツの特徴は以下の通りです。
- 天然素材。肌の弱い人も安心。
- 肌触りが優しく、履き心地が良い。
- 厚手のボクサーパンツが多い。
- 耐久性が高く、長く使える。
- 保温性、吸湿性に優れており、蒸れにくい。
- 比較的低価格のボクサーパンツが多い。
ポリウレタン(スパンデックス)
ポリウレタンは、伸縮性に優れた化学繊維です。繊維自体の特徴として非常に伸縮性が高く、ゴムのように8倍ほど伸び、元に戻る性質があります。
ただ、空気に触れたり紫外線を浴びると化学反応によって劣化する特徴も持ち合わせています。新品の状態で履かなくても劣化するので注意が必要です。
ポリウレタンのボクサーパンツの特徴は以下の通りです。
- 伸縮性が高く、体にとてもフィットする。
- 非常に軽量で、履き心地が良い。
- 耐久性と速乾性に優れている。
- 3年から5年で経年劣化する。
コットン(綿)+化学繊維
ボクサーパンツに使われる素材で最も多いのがこのタイプです。コットン(綿)100%ですと伸縮性がないので、伸縮性の高い化学繊維が混ぜられています。
最も多い組み合わせは、「コットン(綿)95% ポリウレタン5%」です。少しの化学繊維を混ぜることによってコットン(綿)に伸縮性を与え、履き心地の優れたボクサーパンツとなります。
コットン(綿)+化学繊維のボクサーパンツの特徴は以下の通りです。
- 最もボクサーパンツに使われる定番素材。
- 肌触りはコットン(綿)100%と変わらないほど良い。
- 伸縮性があり、履きやすい。
- 蒸れにくい。
化学繊維系
複数の化学繊維を混ぜて作ったタイプのボクサーパンツです。ポリエステルやナイロンのような化学繊維に伸縮性が高いポリウレタンを混ぜた生地です。
混ぜられる化学繊維によって特徴は異なりますが、一般的な化学繊維が使われたボクサーパンツの特徴は以下の通りです。
- スベスベ、ツルツルとした優れた肌触り。
- 薄くてすぐ乾く。水着のインナーにも使用される。
- 耐久性がとても高く、長く使用できる。
- シワや型崩れしにくい。
再生繊維系
レーヨンやモダールが再生繊維に分類されます。ポリエステルと同じ化学繊維ではありますが、木材などの植物原料が原料の再生繊維です。土に還る素材ですので、エコな素材ともいえます。
再生繊維にポリウレタンなどの伸縮性が高い素材を混ぜたボクサーパンツが多いです。再生繊維が使われたボクサーパンツの特徴は以下の通りです。
- シルク(絹)のように滑らかな感触で、肌触りが良い。
- ゆったりとした履き心地。リラックスしやすい。
- フィット感が少ない。
- 蒸れにくい。
- 光沢がある美しい見た目。
シルク(絹)
蚕の繭から作られる天然素材シルク(絹)。シルク(絹)の生産は紀元前3000年頃から続いており、人類に愛され続けている生地です。
高級な生地の代名詞にもなっており、シルク(絹)のボクサーパンツはあまり多くはありませんが、優れた履き心地でファンの多いボクサーパンツです。
シルク(絹)のボクサーパンツの特徴は以下の通りです。
- 滑らかな肌触りで、履き心地が抜群に良い。
- 自然性だが一定の伸縮性がある。
- 夏は涼しく、冬は暖かい。
- 吸湿性が高く、蒸れにくい。
- 汗や日光に弱い。アルカリ性に注意。