ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)とは?
2006年以降、トランクスを抜いて最も履かれている下着になったボクサーパンツ。では、そもそもボクサーパンツとは何なのでしょうか?ボクサーパンツの定義と歴史、現在の普及率などについてご説明します。
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ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)の定義
そもそもボクサーパンツとは、ブリーフのような伸縮性のある生地でトランクスのような形状に作られたパンツのことです。
使われる素材は綿や伸縮性の高い化学繊維がよく使われており、体に密着するフィット感が特徴です。形状は、ブリーフを伸ばして太腿まで覆うようにしたスパッツの様な形です。
デザイン性を重視した下着ですので、トランクスのような「前開き」がないボクサーパンツも珍しくありません。
また、近年ではデザイン性をより高めたボクサーパンツが各ブランドより展開されており、股下部分が極端に短いローライズボクサーパンツやビキニタイプも人気となっています。
他にもステテコタイプのボクサーパンツや体の矯正能力を持ったボクサーパンツなど機能性の高いボクサーパンツや、女性向けのボクサーパンツも発売されており、パンツ界の覇権を握っています。
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)の呼び方
メーカーやブランドによってその呼び方は様々であり、「ボクサーパンツ」「ボクサーブリーフ」「ボクサー」「ニットトランクス」など多様です。ここでは最も一般的な呼称である「ボクサーパンツ」と呼ばせていただきます。
また、アメリカなどの英語圏の国では、日本でいうトランクスのことを「ボクサー」と言い、ボクサーパンツのことを「トランクス」と呼んでいます。まるっきり呼び方が逆ですので海外旅行などでは注意してください。
国際的な呼び方が分かりにくいので、アメリカやイギリス、カナダなど主要な国のメーカーでは、「ボクサーブリーフ」という呼称に統一されています。
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)の歴史
1992年にカルバン・クラインのセカンドライン「ck カルバン・クライン」(※現在のカルバン・クライン プラチナムレーベル)が1910年代に流行した「ユニオンスーツ」という下着を現代風にリメイクして発売されたのがボクサーパンツです。
セカンドラインでの展開の為、手の届きやすい価格帯と巧みなプロモーションによって世界的な大ヒットとなりました。
デザイン自体に真新しい点はありませんでしたが、ユニオンスーツが流行した当時よりも素材や加工の技術が上がっていたことと、トランクスの機能性とブリーフのフィット感が得られる点により、新しいパンツの形として受け入られました。
若い世代を中心に普及していき、すぐにパンツとしての市民権を得て、ブリーフ、トランクスに並ぶ存在になりました。2006年以降の日本では、長らく不動だったトランクスの着用率を上回り、ボクサーパンツが最も多くの男性に着用されているパンツとなりました。
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)の浸透度
1992年から歴史の始まったボクサーパンツ。では実際にはボクサーパンツはどのくらい普及しているのでしょうか。各種パンツの着用率のデータがありましたのでご紹介します。
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)の着用率
2006年まで長らく王者に輝いていた「トランクス」を抜き、それ以降は不動の王者として君臨しているボクサーパンツ。日本で最も多くの男性が履いている下着です。
調査元によって多少の違いはありますが、男性の50%から70%がボクサーパンツを履いているというデータがあります。特に20歳から40歳の男性の着用率が高く、この年代の男性のほとんどはボクサーパンツを愛用しています。
また、高校生以下の若年層のボクサーパンツ着用率も年々上がっており、今後もしばらくはボクサーパンツがパンツ界の覇権を握ると考えられます。
ボクサーブリーフ(ボクサーパンツ)の女性の評価は?
男性にとって最も気になる女性からの評価についてです。ボクサーパンツとトランクスのどっちを履いていて欲しいかを女性にアンケート調査を行うと、これもアンケート元によって多少の違いはありますが、60%から75%の女性はボクサーパンツを支持していることが分かりました。
この結果には、若手俳優やアイドルなどがボクサーパンツをこぞって履き、ボクサーパンツのメディア露出が多かったことも多分に影響していると思います。
それに加え、より「色気を感じる」「男らしい」などセクシーな印象を女性に与えやすいという意見も多数ありました。
また、若い世代のボクサーパンツ着用率が高く、40代以上になるとトランクス派が増えることから、トランクスは「おじさん」の印象が強くなっているようです。