男女別!ランドセルで人気の色と失敗しない選び方
最近はランドセルのカラーバリエーションが増えてきて、色を吟味するのもランドセル選びの醍醐味の1つになってきました。親世代の時には赤と黒でほぼ統一されていましたから羨ましい反面、選択肢が多いので親としては少し大変ですよね。
なかには子どもが奇抜な色を気に入ってしまって「えっ、本当にそれ6年間使うの?」という場面も少なくないでしょう。しかしそう考え始めるとなかなか選ぶことができないんですよね。
そこで今回はランドセルの失敗しない色の選び方として、人気の色や機能面を考えたデザインの話などを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ランドセルの色選びのポイント
子どもに好きな色を選ばせる、高学年になっても飽きにくい色やデザインを提案する、というのはランドセルの選び方において基本中の基本です。もちろんそれも悪いことではないのですが、まずは子どもの通う学校の「傾向」を調査してみるのが先です。
全国的にカラフルな色が人気になってきているとは言え、まだまだ地域差が大きいのも事実です。赤黒で統一されている学校で1人だけカラフルなランドセルと言うのは肩身が狭く、心無い子どもからからかわれてしまうこともあります。
そうならないように子どもが通う学校の生徒たちをよく見て学校の傾向をチェックしたり、学校の先生に問い合わせてみたりして先に「赤黒の学校なのか」「カラフルな学校なのか」を事前に調査しておきましょう。
赤黒以外の色はいつ頃から定着したの?
ところで、親世代のランドセルと言えば赤黒が定番でしたよね。でも2003年頃の新入生が何色のランドセルを買ったかと言う調査では男子が黒82.8%、女の子は赤74.4%と男女とも20~25%は赤黒以外を選ぶようになっていました。
その後2006年には女の子にピンク色が好まれ始めます。そして2011年の同調査では、男子が黒57%、青19%、紺15%、緑4%、女子がピンク50%、赤22.5%、青12%、紫8%、茶4.5%と、赤黒以外の色が選ばれるようになりました。
このことから徐々に赤黒以外の色の人気が高まり、2010年以降カラフルなランドセルが定着してきたと言えます。
ランドセルで人気の高い色
子どもが好きな色、学校の傾向などをチェックしたら次は全国的に人気の高い色もチェックしておきましょう。最近では「単色」だけでなく「コンビカラー」と呼ばれるランドセルのフチのテーピングで個性を出すスタイルもかなり人気が出てきました。以下では単色、コンビカラ―ともに男女別の人気の色を見ていきましょう。
下の画像は男女別の「人気カラー」を調査した円グラフです。色味もおおよそ合わせておきましたので、まずは視覚的にどのような色が人気なのか確認してください。
女の子から人気の高いランドセルの色
基本カラーのランキング
- 1位:アカ系 / 50%
- 2位:ピンク系 / 20%
- 3位:ワイン系 / 10%
- 4位:ブラウン系 / 8%
- 5位:サックス系 / 7%
- 6位:ラベンダー系 / 5%
基本的にはまだまだ断トツでアカ系が人気ですね。一旦はピンク系がアカ系に勝った年度もありましたが、再びアカ系の人気が高まったようです。
女の子から人気のコンビカラー
- 1位:ブラウン系×ピンク
- 2位:ブラウン系×サックス
- 3位:ブラウン系×ラベンダー
女の子のコンビカラーではブラウン系をベースにして個性を出していくのが人気のようです。
男の子から人気の高いランドセルの色
基本カラーのランキング
- 1位:クロ系 / 60%
- 2位:ネイビー系 / 15%
- 3位:グリーン系 / 9%
- 4位:ブラウン系 / 7%
- 5位:ブルー系 / 5%
- 6位:シルバー系 / 4%
男の子ではやはりクロ系が人気のようです。クロ系に次いでもダークカラーが人気のようですね。ただ、ゴールドやシルバー、ガンメタリックなどの金属系カラーもじわじわ人気が上がってきていて、中にはオールシルバーのランドセルを選ぶ個性派男子もいるようです。
男の子から人気のコンビカラー
- 1位:ブラック×ブルー系
- 2位:ブラック×レッド系
- 3位:ブラック×メタリック系
コンビカラーのランドセルでも圧倒的にブラックベースが人気のようです。
失敗しない!ランドセルのデザイン選び
「色に飽きる、幼稚だと思うようになる」のようなことは6年間と言う長い時間で考えれば「仕方がない事」でもあります。黒だって赤だって飽きるときは飽きてしまいますからね。しかしそれ以上に「このデザインを選んだから失敗した」のようなことは避けたいところです。ここからはランドセルの「デザイン」について注意すべき点を紹介していきます。
淡い色のランドセルは汚れと日焼けに要注意!
パステルピンクやサックスブルーなどの淡い色のランドセルは流行っていますが、日焼けによる色あせが出やすいので注意が必要です。特にランドセルカバーをつけている場合にはかぶせと本体に色の差が出て、かなり目立ってしまいます。
同じく薄い色の場合には汚れも目立ちやすいです。特に小学生の場合には通学中に物(電柱など)と擦れて塗装がランドセルに移ってしまうことがあります。塗装が移った汚れはなかなか落ちない上に目立つので、淡い色を選ぶ際は注意しましょう。
性能面で最も優れるのはシルバーメタリック
パール加工やメタリック加工は汚れにくくて傷がつきにくいと言われています。シルバーなどのメタル系カラーは傷も目立ちにくいし、光に反射しやすいので安全面でも魅力的です。
まだまだオーソドックスカラーとは言えませんが、性能面では大変おすすめなカラーです。中でもシルバー系は男女問わずそれなりに人気もあって、特に男子に最近人気が急上昇中のカラーなんですよ。
ランドセルの刺繍には要注意!
刺繍はデザイン的にもお洒落ですが、実はデメリットがいくつかあります。まず簡単に思いつくのが「飽き」で、あまりにも派手な物を選んでしまうと、6年間の間で飽きてしまったり恥ずかしく思ってしまうことがあります。
それから一般的にランドセルの素材自体は防水加工されているので、雨が降ってもそこまで心配する必要はありませんが、刺繍は糸なので防水ではありません。刺繍に染み込んだ水がランドセルの内側に入ってシミになったり、教材が濡れてしまうことがあります。
さらに、刺繍があるということはそこに「糸で縫うための穴」が空いていることになります。穴が空いていればそれだけ強度も弱まってしまうので乱暴に扱うと刺繍のところから破れてきてしまうこともあるので注意しましょう。