牛革製ランドセルの特徴やメリット&デメリット
ランドセルを選んでいると、どうしても「素材」の壁にぶつかりますよね。ランドセルの素材はクラリーノ、コードバン、牛革の3つですが今回は牛革という素材について詳しく書いていきます。
牛革がどんな素材なのか、どんな魅力があるのか、どんな特徴があって耐久性や利便性は大丈夫なのか、そして他の素材と比べてどうなのか、というところをわかりやすく解説していきますので、ランドセル選びの参考にしていただければ幸いです。
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牛革とは?
牛革とは字の如く牛の皮をなめした革のことです。ランドセルではかなり昔から使われていて、世代を超えて人気のある素材です。革財布や革ベルトなど、「革◯◯」と言われれば真っ先に浮かぶのが牛革(カウレザー)ではないでしょうか。
牛革製ランドセルの特徴
牛革製のランドセルはクラリーノと比べると風合い、耐傷性に優れていますが、重さ、手入れのしやすさ、耐水性の面で若干劣ります。
コードバンと比べると風合い、耐傷性に劣りますが、コードバンよりは値段が安くカラーやデザインのバリエーションは豊富になります。コードバンとクラリーノの中間的位置づけのランドセルと言えるでしょう。
コードバンと同じく本物の(天然の)革なので使っていくうちに深い味わいが出るのが最も特徴的と言えるでしょう。
牛革製ランドセルのメリット
- 背負っただけでクラリーノとは違う品格を持てる
- 使いこんでいくことでより深い味わいが出る
- 体に馴染みやすい
- クラリーノよりも傷に強い
牛革製ランドセルのデメリット
- 水に弱い
- 定期的なお手入れが必要
- ランドセル自体が少し重い
- 値段が少し高価
牛革製ランドセルの口コミや評判
クラリーノはどうしても劣化していく一方なので本当の革を使ったランドセルを買い与えてあげたい、でもコードバンは高くて手が出ない、そんな時に牛革が選ばれることが多いようです。やはり使っていくことで天然の革独特の風合いが出ることが最大の魅力ですね。
6年間使ったクラリーノと牛革を比較してみると、その違いは一目瞭然です。最近ではその6年間使ったランドセルの革を再利用してペンケースや財布に加工してくれる工房もあるので、そこまで見越して牛革を選ぶ家庭もあるようです。
ただ、どうしても雨で濡れたりした後のお手入れが手間になるという意見も多いです。特に男の子は雨で濡れたランドセルをしっかりタオルで拭いて乾かして・・・なんてことはしてくれず、結局親がやる羽目になって大変という切実な意見も少なくありませんでした。
牛革製ランドセルのお手入れ方法
牛革のランドセルは本物の(天然の)革製品なので、長くきれいに使用するためには定期的なお手入れや、雨や雪などの水に濡れたときにお手入れすることが必須です。以下ではそんな牛革のお手入れ方法を紹介していきます。
雨や雪など、水に濡れたときのお手入れ
牛革が水に濡れてしまった場合はなるべく早く対処します。良く乾いた布で水気を取り、陽のあたらない場所で自然乾燥させましょう。
陽のあたる場所やドライヤーなどの温風で乾かすとシワになってしまうことがあります。また、何もせずに放っておくと大きなシミになってしまうことがあり、そのシミは簡単には取れないので素早く対処するようにしましょう。
汚れてしまった時のお手入れ
汚れてしまった時も水に濡れたときと同様、すぐに対処するようにします。一般的な皮革用クリーナーでも良いので気付いたらすぐに拭き取ってシミが残らないようにしましょう。
定期的に保革油でケアしてあげる
1ヵ月に1度、最低でも2ヵ月に1度は革にオイルを塗ってケアします。乾いた革は堅くなりすぎてしまうので保革油を少量染み込ませた布で全体を優しく拭いてあげましょう。
牛革製のおすすめランドセル:厳選3種
同じ牛革を素材にランドセルを作っても、その加工技術や加工方法によってメーカーそれぞれの風格や特徴ががあらわれます。そのため、牛革なら何でも良いわけではなく、メーカーもしっかり吟味する必要があります。
ランドセルを作っているメーカーはたくさんありますが、その中でも牛革製を買うならこれ、という定番的人気と安心感のあるメーカー・ランドセルを厳選して3つ紹介いたします。
萬勇鞄 / リリークレスト
騎士をイメージして作られたクールなランドセルです。牛革を使用して1つ1つ手縫いで作られているので、職人のこだわりを感じることができるランドセルに仕上がっています。
牛革にゴールドやシルバーなどのカラーを入れることもできて、斬新で個性的なランドセルを選ぶこともできます。
セイバン / ホマレ プレミアムレザー
セイバンのホマレプレミアムレザーはかぶせの牛革にガラスコーティングを施すことで耐水性や耐久性を上げ、美しい光沢を持たせることに成功したランドセルです。
吊りや台座にコードバンを使用し、テープ関係にはクラリーノを使用するなど各素材の特性を活かした作りになっています。
キッズアミ / 牛革ボルサランドセル
現在の価格はコチラ |
本体の素材に牛革を使用し、かぶせの内貼りはチェック柄のお洒落なランドセルです。牛革のランドセルは重くなりがちですが1280g前後と、革製にしては比較的軽めなのも嬉しい点です。