失敗しない!ランドセルのサイズと重量の選び方
ランドセルを選ぶときにはデザインやメーカーも重要ですが、サイズと重量も大切になってきます。特にサイズは学校で配られるプリントや教材を折り曲げずに収納できるかに関わってくるので失敗したくないポイントです。
ここではランドセルのサイズや重量について、少しわかりにくいランドセルのサイズの解説や失敗しない為の選び方などを解説していきます。
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ランドセルはA4フラットファイル収納サイズを選ぶ!
まずランドセルのサイズ選びに迷っているようであれば絶対的に「A4フラットファイル対応サイズ」を買ってあげたほうが失敗はありません。
この後1つ1つ解説していきますが、A4フラットファイル収納サイズは確かに数千円高かったり、ちょっとだけ重くなってしまったりと小さなデメリットはありますが、A4フラットファイルがランドセルに収まるかどうかと言うのは6年間使う上で非常に重要です。
6年間通して考えれば高学年になっていくにつれて重さも気にならなくなりますし、教材や筆箱が大きくなっていくので収納サイズは少しでも大きい方が良いです。
ランドセルのサイズの種類
ランドセルのサイズは厳密に規格化されているわけではありませんが、大きく分けて以下の3種類があります。
- A4教材対応サイズ
- A4クリアファイル収納サイズ
- A4フラットファイル収納サイズ
全国的なシェア率は「A4クリアファイル収納サイズ」が最も多いのですが、最近ではフラットファイルが多用されたり、教科書や参考書が多くなったりしており、徐々にA4フラットファイル収納サイズが一般的になっています。
A4教材対応サイズのランドセルの特徴
厳密にはブランドやモデルごとに違いますが、一般的に「横21.5cm前後×縦29cm前後」なのがこのサイズです。A4の印刷物は「横21cm×縦29.7cm」なので横はぎりぎり、縦はかぶせのお陰でおさまるくらいなのでA4教材を詰め込むとかぶせがきつくなります。
A4クリアファイルやA4フラットファイルは斜めにするか角を折り曲げながら無理矢理でないと入りません。今はこのサイズはあまりないですが、型落ち品には多いので確認するようにしましょう。
A4教材対応サイズのメリット
- ランドセル自体が軽め
- 小柄な体格の子どもにはフィットする
A4教材対応サイズのデメリット
- A4クリアファイルやA4フラットファイルが入らない
- 今はラインナップが少ない
A4クリアファイル収納サイズのランドセルの特徴
厳密にはブランドやモデルごとに違いますが、一般的に「横22.5cm前後×縦30cm前後」なのがこのサイズです。このサイズはA4の印刷物を入れるためのクリアファイルがすっぽり入るサイズなのでA4の教科書などは余裕で入ります。
A4クリアファイル収納サイズのメリット
- A4のクリアファイルがすっぽり入る
- 今のオーソドックスなサイズ
- ラインナップも多い
A4クリアファイル収納サイズのデメリット
- A4フラットファイルは無理矢理でないと入らない
A4フラットファイル収納サイズのランドセルの特徴
厳密にはブランドやモデルごとに違いますが、一般的に「横23cm前後×縦31cm前後」なのがこのサイズです。学校にもよりますがA4フラットファイルを使う学校も増えてきていることや「大は小を兼ねる」ということもあり、徐々に人気が出てきています。
体格が小さいうちは少し大きく感じるかもしれませんが、肩ベルトの調節などでフィットするようにもできるので6年間使うことを考えれば一番おすすめのサイズです。
A4フラットファイル収納サイズのメリット
- A4フラットファイルがすっぽり入る
- A4クリアファイルもA4印刷物も楽々
- ラインナップも多め
A4フラットファイル収納サイズのデメリット
- 少し重くなりがち(ランドセル加工技術が上がってきているのでどんどん軽量化されています)
- A4クリアファイルに比べて数千円高い
ランドセルのマチ幅(奥行き)のサイズ
ランドセルのマチ幅は広い方がたくさんの教科書を入れることができます。マチ幅が狭いと教科書が入りきらずに手提げかばんを持つことになってしまいますよね。
通学時は両手が空いている方が安全なのでなるべく広いものを選ぶと良いです。大体10cm~12cmのものが多いですが、10cmよりは12cmを選ぶと良いでしょう。
ランドセルの重量の選び方
現在のランドセルの重量は人工皮革で900g~1300g前後、本革で1200g~1500g前後くらいが平均的になっています。考え方としては軽さのボーダーラインを1100gにすると考えやすいです。1100gより軽ければ軽いランドセルであり、重ければ重いランドセルだと思って良いです。
しかし、重さが重要なのは小学校2年生くらいまでです。よほど重たいランドセルには注意すべきですが、軽すぎることのメリットはほとんどありません。例えば以前は600gというランドセルもありましたが、そこまで軽いということは表面素材や補強材を減らしているということなので、耐久性などが疑われます。
あまり重量ばかりを気にするのではなく気に入ったデザインや背負い心地の方が重要です。なんと言ってもランドセルは中身を入れたときの重さが重要なので、1100g前後のランドセルを選んで荷物を軽くする工夫の方が大切です。
軽く感じるランドセルとは?
もう1点大切なポイントとして「軽く感じるか」ということです。ランドセルの重量と言う数字にばかり目が行ってしまいますが例えば同じ1100gだったとしても、
- 肩だけに重量がかかっている場合
- 肩と臀部に分散されている場合
- 全体的にフィットしていて重量が全体的に分散されている場合
では感じる重量に差があり、3番目の全体的にフィットしている方が圧倒的に軽く感じることができます。ここを重視したのが有名な「セイバンの天使のはね」や「フィットちゃん」と言うわけです。
軽量ランドセルのランキング
最後に軽さを重視してランドセルを選びたい場合におすすめなブランドを3つご紹介します。ただし、上述の通り「軽ければ良い」という考え方は必ずしも正解とは言えません。あくまで参考までにとどめていただけると幸いです。
第1位:ふわりぃ(870g~)
現在の価格はコチラ |
ふわりぃは名前からも想像できるように、常に軽さを追及しているブランドです。軽量な新素材や製法を使用することで業界最軽量を実現しています。
ただ軽いだけでなく「軽く感じる」ために肩にフィットする肩ベルトや、その肩ベルトを立ち上げてランドセル自体のフィット感をアップさせる工夫などがされています。
第2位:天使のはね(960g~)
現在の価格はコチラ |
天使のはねランドセルは、肩ベルトの付け根に「天使のはね」機能が入っていることで背中への圧力を分散しています。重さを多くの「面」で支えて肩や背中への負担を軽減していて、成長に合わせて荷重を支えるポイントが変わることで6年間「軽く感じる」ことができるランドセルになっています。
また、軽いにもかかわらず変形や型崩れ防止のためのワイヤーも入っていて安心できる品質なので総合的に見ても大変おすすめです。
第3位:フィットちゃん(910g~)
現在の価格はコチラ |
最軽量の数字だけなら2位でずが、モデルによってはとても重いものがあるので3位とさせていただきました(コードバンモデルは1300g)。
3位とは言え「フィットちゃん」機能があるお陰でランドセルが体にしっかりフィットし、数字よりも軽く感じることができるでしょう。