ジーパンを上手にケミカルウォッシュ加工する方法
化学薬品によって脱色された独特のマダラ模様が特徴のケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパン。大流行しましたが、流行が終わると時代遅れのファッションの代名詞にもなりました。再流行の兆しがあるケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)を自宅でできる加工方法をご紹介。
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ジーパンのケミカルウォッシュ加工とは?
ケミカルウォッシュのジーパンが作られるまで
ケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパンは、洗剤(漂白剤)と砂利より少し大きいサイズの樹脂の塊を一緒に洗濯機等で洗ってダメージ加工が施されたジーパンのことです。
1980年代に日本で流行し、牛肉のサシに似ていることから「霜降りジーンズ」とも呼ばれていました。流行が終わると、時代遅れのファッションとしての扱いを受けていましたが、近年では、流行のリバイバルとして若者にも人気の高いファッションアイテムです。ケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパンはストーンウォッシュに比べて物理的なダメージが生地に少ないので、実用的な加工法として重宝されています。
自宅で商品の様なケミカルウォッシュのジーパンは作れるのか?
漂白剤などの化学薬品で加工された、白いマダラ模様のケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパン。実は、化学薬品を用意すれば簡単に自宅で加工することが可能です。しかし、独特のマダラ模様を出すのには工夫が必要ですし、思ったような模様が出せない可能性が高いというリスクもあります。
ケミカルウォッシュのジーパンを自宅で作る方法
ジーパンをケミカルウォッシュするための道具
ケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパンを自宅で作るには以下のような道具が必要です。
- ジーパン
- 脱色剤(出来ればジーンズ専門の物)
- ひも
以上です。
購入の必要がある道具は脱色剤くらいですので、準備に手間はあまりかからないと思います。脱色剤はなければ、「キッチンハイター」でも不可能ではありません。専用の脱色剤ですと、目安の時間や詳しい方法が記載されていますので、そちらの方が確実です。また、独特のマダラ模様を出すためにジーパンを縛る必要がありますので紐類は必須です。
自宅でジーパンをケミカルウォッシュする方法
自宅でケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパンを作成する方法をご紹介します。まず、ジーパンを水で十分に濡らします。次に、適当に畳んで丸め、ヒモで縛ります。ちょうどハムや焼豚のようなイメージです。こうすることによりケミカルウォッシュ(ケミカルブリーチ)のジーパン独特のあのまだら模様が出来ます。これをしないと比較的均一に色が抜けますので、ただ色が薄まるだけの加工となります。
次にバケツに水と縛ったジーパンを入れて、漂白剤を入れます。ジーパン専用の漂白剤の場合は記載されている分量の薬剤と水を入れてください。漂白剤は強力ですので、ゴム手袋は必ずしてください。専用の漂白剤がない場合は、衣類用のブリーチでも結構ですが、台所用のブリーチの方が強力ですので、そちらを利用してください。
また、40度程度のお湯の方が脱色が強くなりますのでお湯の方がオススメです。 つけおきの時間は、基本的には専用の脱色剤に記載されている時間を目安にしてください。ブリーチ等でやる場合は好みにもよりますが24時間を目安にしてください。引き上げのタイミングは好みです。見た感じで、もう十分と感じたら引き上げてください。最後に、洗濯して薬剤をキレイに洗い流して乾かせば完成です。