ジーパンの色落ち加工と色落ち防止法
ジーパンの大きな特徴とも言うべき点の一つに色落ちというものがあると言えます。色落ちを楽しむ人から敢えて色落ちはさせずに、今の色を保ちたいと言う方もいるでしょう。そんなジーパンの色落ちについて、そのやり方だけでなく防止法についても解説していきます。
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ジーパンを適度に色落ちさせる方法
ジーパンが色落ちする理由
まずはジーパンを色落ちさせていく方法についてですが、その前にジーパンが色落ちをしていく理由について考えてみましょう。
単純な話ですがジーパンが色落ちしていく最大の理由は、染料が落ちていくからです。ジーンズを染めているものが履いているうちに擦れたり洗うことによって剥離していきます。擦れることによって色落ちが進む場合、全体が均等に擦れていくことはありません。まばらに擦れていくことによって、色落ちの仕方は様々であり個性や特徴、風合いが出てくるということになるでしょう。
ジーパンの色落ちと言うと聞く言葉に「アタリ、ヒゲ」などがあるでしょう。アタリはジーパンが出っ張っている部分によくあらわれます。出っ張っている部分はテンションがかかっているので、部分的に色落ちしていきます。これがアタリと言われているものになります。また、股部のなども動くたびに生地が突っ張ったり縮んだりを繰り返します。これによってヒゲと呼ばれる色落ちが進行していくことになるのです。
ジーパンを色落ち加工させる道具と方法
ジーパンを色落ち加工させるためには、擦れることが必要となります。上記でも解説しましたが、ジーパンの色落ちというのは、擦れることによって進むので、意図的にジーパンを擦ることによって色落ちをさせていくことが可能となります。以前はタワシを使ってジーパンを擦って色落ちさせるといったやり方がありましたが、今はもっと簡単に色落ち加工させるための道具があります。それが、「激落ちくん」ですね。
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やり方はとっても簡単です。まずは霧吹きなどでジーパンを軽く湿らせます。水にどっぷりとつけるような濡らし方をする必要はありません。そして、激落ちくんを使って色落ちさせたいところを擦るだけです。ジーパンを染めているインディゴが激落ちくんについて色落ちを実感できるでしょう。終わったら水洗いをして乾かして終了です。
注意点は床などにも色が移ってしまうことがあるのでいらない布を引くことや、指がインディゴで染まってしまうので手袋をつけてやると良いでしょう。これだけでジーパンを簡単に色落ちさせることができます。
ジーパンを色落ちさせない方法
近年ジーパンを愛用する人達の中にも色落ちさせれば良いというわけではない。そのような考えを持つジーパンの色落ちを避けたい人が増えてきているようです。
色落ちしないジーパンは存在するのか
実際に、ネット上ではジーパンをいかに色落ちさせずに今の状態に保つことが出来るか、このことを知りたがっている人がたくさんいるもの事実のようです。そこで、そもそも色落ちしないジーパンというものは存在するのかということですが、完璧に色落ちしないジーパンというのは存在しないでしょう。
しかし色落ちしにくいというジーパンはあります。その一つがリーバイス(Levi's)のAgelessというジーパンです。経年劣化をなるべく防ぐジーパン素材が採用されています。ただし、真っ青のモデルというのがなく、すでにある程度の色落ち感があります。全く色落ちしていない状態でそのまま履きたいと言う場合には、正直ないと言えるでしょう。
ジーパンを色落ちさせない手入れ用品
まずジーパンを色落ちさせないためには、その洗い方に注意しましょう。洗濯機は当然その中では擦れてしまうので、必ず裏返しにする、そしてその際ジーパンのジッパーやボタンはしめましょう。
すでにダメージ加工があるものに関しては、必ずネットに入れます。また洗濯の際におすすめしたいのが、お酢です。お酢は、色を定着させる効果があり、これがジーパンの色落ち防止にもおすすめです。お酢を洗濯機の中に少量垂らしてから洗濯機を回し。その後再度水洗いするという方法が、ジーパンの色落ち防止には効果的です。