ジーパンの股上の種類や呼び名について
ジーパンのシルエットを象る大切な要素の1つが股上です。股上の深さにも流行り廃りがあり、深い物が流行した年もあれば浅いもの、そして極端に浅く下着が見える様なデザインもあります。自分に適した股上のジーパンを選ぶ為にも知るべき基礎知識について、今回はジーパンの股上を深く掘り下げながら解説していきましょう。
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股上の浅いローライズ
英語で股上の事をライズ(rise)、それが低い(low)。つまり、股上の浅いジーパンの事をローライズと呼びます。一時期大流行し、今でも人気があるため認知度は高めです。女性向けのジーパンと思っている人が多いのですが、実は男性のボクサーパンツの流行と合わさってローライズも人気。
意外とスリム系のメンズ用ジーパンは股上が浅いのものも多いのです。腰で履くローライズといっても、"腰パン"的な履き方とは違い、ヒップの形に合わせたシルエットになる為足は短く見えません。
お尻で合わせるヒップハンガー
腰骨やお尻に合わせるジーパンの事をヒップハンガーと呼びます。ローライズと一緒の意味ですが、一般的にはローライズの方が浅め。また、ヒップハンガーという名称で登場したジーパンが流行した1960-70年代の影響で、レトロなスタイルのデザインが中心です。股上が浅く、全体的にはゆったりとしたシルエットのジーパンをヒップハンガーと呼ぶ傾向があるようです。
股上の定番レギュラーライズ
最も定番の股上といえるレギュラーライズはミッドライズとも呼ばれ、年齢や性別問わず愛用者の多い、まさにジーパンのスタンダード。ベルトの高さもウエストの位置にくる為フィット感が高く、アクティブに活動したり、リラックスしたりと使い勝手が良く、体型にコンプレックスがある人でも綺麗なシルエットで履けます。
合わせる上着も選ばず、どんな服装にも使えるのが魅力ですが、ローライズなどの腰で合わせるジーパンの履き方に慣れてしまうとお腹の部分が窮屈に感じるという場合もあります。
股上の深いハイライズ
ここ数年、女性達の間で急激に人気を獲得しているハイライズ。股上は、股間からヘソ上あたりまであるデザインになっていて、ウエストが高くなるため足が長く見える美脚効果が高く出ます。しかしウエスト位置より高くベルトをつけるためお腹がキツくふくよかな人は履いて過ごすのが窮屈に感じる事もあります。腰パンを好む男性にもハイライズのジーパンが注目されており、足を短く見せる事が出来るのもあって個性が強く出せます。
ジーパンの股上による特徴
股上の浅いジーパンがよいのか、深いジーパンが良いのか、コレについては好みで大きく別れるため一概には言えません。そこで股上の深さによる特徴を紹介します。
股上が浅いジーパンのメリット
腰骨で穿くジーパンはベルトの位置が腰回りにくる為、ウエストの締め付けが無く履いていて非常に快適です。食事などでお腹がふくれても苦しいと感じ難いですし、床に座ったり椅子に座ったりしても窮屈感がありません。また、股上の面積が少ないため、お尻が小さく見えます。腰回りの露出が多くなるためセクシーに履けるのも魅力です。
股上が深いジーパンのメリット
座ったり、しゃがんだり、トップスが捲れ上がりやすいシーンでも、背中等が見え難くウエストラインは細く見えるのが特徴です。ウエストの位置が高くなる分、美脚効果が高く足が長く見えますし、お尻にボリュームが出るため、外人的なカーヴィ感が出せます。肉感的なセクシーさを出せたり、サイズによっては可愛らしさも出ます。お腹周りが冷え難いため、悩んでいる女性にもおすすめです。