コードヴァン(馬革)を使用したバッグの特徴
牛革の約3倍の密度でありながらも、柔らかい馬革。中でもおしり部分は「コードヴァン」と呼ばれ、まるで別の生物のように硬く緻密な組織を誇っています。馬革の中でも10%にも満たない量しか取れない「コードヴァン」。独特の美しさと希少性から珍重されています。そのコードヴァンを使用したバッグの特徴をご紹介。
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コードヴァン(馬革)素材のバッグの魅力
馬革には大きく分けて、馬の革全体を指す「馬革」と、お尻の部分を指す「コードヴァン」、仔馬の皮を指す「ポニーレザー」に分類されます。馬革は、革全体としては組織が荒く、上質とは言い切れません。
しかし、おしりの膜様層は非常に緻密な組織であり、美しいため、「コードヴァン」と呼ばれ、カバンや革靴をはじめ様々な革製品に用いられています。ここでは、特に「コードヴァン」を馬革としてご紹介します。
ちなみに、馬全体の革である「馬革」は、組織が荒く薄いため、摩擦に弱い特徴があります。それゆえ、「馬革」は革靴の裏革に用いられることが多いです。
コードヴァン(馬革)は、サラブレットやポニーなどの馬数が多いメジャーな馬からは取れません。欧州の一部で生産されている農耕馬からのみ取れる。その希少性から珍重されています。ムチで打たれて硬質化したお尻は、多層で弾力性が強く、繊維の配列密度が牛革の3倍から5倍と非常に密度が高いです。
また、磨けば磨くほど美しい独特の光沢を放つコードヴァン(馬革)は、馬革全体の10%にも満たない希少性と相まって高値で取引されています。コードヴァン(馬革)のバッグとしての特徴は、最初はやや硬い印象ですが緻密な繊維構造を有しているため、次第にしなやかさと柔軟性を感じさせ、シワになりにくいです。
また、形状を保つ特徴もあるため、使い込めば体に馴染みます。色合いや風合いも個々に違ってくるので、自分だけの変化を楽しめる革素材です。
コードヴァン(馬革)の注意点
繊維が緻密であり、柔軟性に優れたコードヴァン(馬革)ですが、「呼吸」をすると言われる「革」ですので、注意点もあります。まず、牛革などの他の革製品と同様に「水」に弱い点が挙げられます。可能な限り濡れないように注意し、もし濡れてしまった場合は、直ぐに拭き取りましょう。
そして、風通しの良い場所で陰干しを行ってください。また、コードヴァン(馬革)は丈夫な部類ですが、「湿気」「直射日光」「高温」にも注意しましょう。
簡単に出来るコードヴァン(馬革)バッグの手入れ方法
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コードヴァン(馬革)は非常に耐久性に優れており、汚れにも強い革ですのでたまに清潔な布で汚れやホコリを乾拭きする程度で大丈夫です。しかし、美しい光沢が魅力のコードヴァン(馬革)ですので、ツヤが失われてきたと感じたら、皮革オイルを塗り込むのが良いでしょう。
上記の「SaphirNoir」の皮革クリームは、コードヴァン(馬革)専用のクリームであり、栄養が豊富で艶出しにも最適な、オススメクリームです。フランスで100年近くの伝統を誇るメーカーのコードヴァン(馬革)専用高級クリームで、コードヴァン(馬革)のバッグに貴方だけの輝きを手に入れてください。
コードヴァン(馬革)バッグの手入れ手順
コードヴァン(馬革)は他の革製品と比較しても丈夫なため、牛革と同様の方法で十分です。オススメの手入れ方法としては、数ヶ月に一度、乾いた綺麗な布で汚れを落としてください。
この時バッグに傷をつけないように、丁寧に撫でるように何度も拭き取ります。通常の手入れはこれで、十分です。しかし、美しいコードヴァン(馬革)の光沢がくすんできた時には、コードヴァン(馬革)用のクリームを使い、艶かしい艶を復活させましょう。クリームを塗ったあとは、一晩寝かせてから余分な油を馬毛ブラシで取り除きましょう。
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