ゴートスキン(山羊革)を使用したバッグの特徴
牛革や豚革と比較すると、あまり馴染みのないゴートスキン(山羊革)。実は有名ブランド製品にもよく使用されるメジャーな革素材です。シボといわれる文様が特徴的であり、銀面模様が美しいゴートスキンはバッグだけではなく、本の高級革装丁にも用いられています。その特徴とは。
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バッグに使用されるゴートスキン(山羊革)の特徴
ゴートスキン(山羊革)は牛革や豚革と比較すると、それほどメジャーな革素材ではありません。しかし、有名ブランドにもよく使われており、気がつかないうちに意外と目にしている革素材です。
主にインドを中心とした地域に生息している山羊の革であるゴートスキン(山羊革)は、繊維質の密度が非常に高くしなやかな柔らかさを併せ持っており、銀面は細やかなシボという美しい文様が並び、非常に美しい革の表情を楽しめます。
また、羊革と似ているためよく比較されますが、ゴートスキン(山羊革)はより緻密な繊維構造を有しており、弾力性が強く若干硬い革質です。ゴートスキン(山羊革)は、摩擦に強く薄くて丈夫な特徴を持ち、型崩れもしにくい優れた革です。このような優れた特性を持っているゴートスキン(山羊革)は、高級革素材として多様な用途に用いられています。
例えば、高級革手袋やフライングジャケットなどは薄くて軽い上に丈夫だという特性を生かして用いられています。また、革靴やバッグにも、高い弾力性と型崩れしにくい特性が生かされています。それだけではなく、ゴートスキン(山羊革)は本にも高級革装丁として使われています。
薄くて軽い上に、非常に丈夫なゴートスキン(山羊革)の特性を生かしたこの用途はゴートスキン(山羊革)の最骨頂といえます。種類にもよりますが、ゴートスキン(山羊革)の高級革装丁の本は10万円は下らないそうです。
ゴートスキン(山羊革)の注意点
薄くて軽く、その上丈夫で、摩擦にも強い。そんなゴートスキン(山羊革)も、やはり呼吸をすると言われる「革」ですのでデリケートな扱いが必要な場面もあります。それは、他の革製品と同様に、「水」には大変弱い点です。
できるだけ濡れないように工夫し、もし濡れた場合でも直ぐに拭き取り、風通しの良い場所で陰干しを行ってください。また、「水」以外にも、「湿気」「直射日光」「高温」にも弱いため、注意して下さい。
簡単に出来るゴートスキン(山羊革)の手入れ方法
ゴートスキン(山羊革)のお手入れについては、基本的には通常の革製品と同様です。乾いた柔らかい布で、丁寧にホコリや汚れを拭き取ります。その後、定期的に皮革用クリームで革に栄養補給を行います。このように牛革の手入れとほとんど変わりません。皮革用クリームは、デリケートクリームが特にオススメです。
デリケートクリームは、水・油・ロウの配分により、丈夫な革製品からデリケートな革製品まで、ほぼ全ての革製品に使用することができます。艶出し効果は期待できませんが、ベタつかずシミにもなりにくい優れものです。デリケートクリームは浸透力に非常に優れており、ひび割れからも革製品を守り、長持ちします。
また、無色なクリームですので、どんな色の革製品にも使えます。靴やバッグなど、どんな革製品にも使用できるので、ひとつは持っておきたい皮革クリームです。
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ゴートスキン(山羊革)バッグの手入れ手順
ゴートスキン(山羊革)のお手入れの方法は、丈夫な革ですので牛革とほとんど変わりません。こまめに柔らかい布で乾拭きしましょう。ひどく汚れたときは、水気を固く絞った柔らかい布で拭き取り、その後、皮革クリームを塗って革に栄養補給させます。
汚れが酷くなくても、2ヶ月に一度は皮革クリームを塗るのがベターです。皮革クリームを塗って一晩置いた後、馬毛ブラシで優しくブラッシングし、余分なクリームを落として銀面を整えます。これでお手入れは完了です。
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