ピッグスキン(豚革)を使用したバッグの特徴
牛革と比較すると、安価で低品質なイメージを抱かれやすいピッグスキン(豚革)。実は、海外ハイブランドのバッグや財布に使用されるなど、海外評価の非常に高い革です。実は高品質なピッグスキン(豚革)。その魅力と特徴、お手入れ方法についてご説明します。
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ピッグスキン(豚革)素材のバッグの魅力
丈夫で高級な牛革と違って、ピッグスキン(豚革)は安価で品質も低い革という印象をお持ちではないでしょうか。これは全くの思い込みです。日本では「革製品=牛革」といえるほどピッグスキン(豚革)は過小評価されています。
しかし、ピッグスキン(豚革)は、海外のハイブランドでよく使われており、海外での評価は非常に高い革製品です。また、日本で唯一完全自給ができる革製品であり、海外に大量に輸出するほど高い品質を誇っています。
ピッグスキン(豚革)の特徴は、軽さと通気性の良さ、摩擦に対して強いという特徴を持っており、「カバン」「財布」「手袋」「コート」「靴の内張り」などによく使われています。
また、ピッグスキン(豚革)を非常に薄く、光を通すように加工することにより、ランプシェードとして使われることもあります。また、ピッグスキン(豚革)の最大の特徴としては、三つの連続した毛穴(∴このような形)の痕がある点があげられます。
この毛穴痕によって、ピッグスキン(豚革)独特の風合いと豊かな表情を生み出しています。ただ、このひと目でピッグスキン(豚革)と分かる特徴が影響し、ピッグスキン(豚革)は革の中でも低品質なランクの低い革と思われています。
「アメ豚」といわれる、良質なピッグスキン(豚革)の表面をすりとり、亜麻仁油をひき、艶のある美しい飴色に仕上げたモノは、一部では、牛革の最高級「カーフスキン」よりも高級な革として取引されています。
ピッグスキン(豚革)の注意点
軽量で丈夫、通気性がよく、摩擦にも強い。そんなピッグスキン(豚革)も、やはり呼吸をすると言われる「革」ですので注意すべき点があります。それは、他の革製品と同様に、「水」には大変弱い点です。できるだけ濡れないように工夫し、もし濡れた場合でも直ぐに拭き取り、風通しの良い場所で陰干しを行ってください。
また、「水」以外にも、「湿気」「直射日光」「高温」にも弱いため、注意して下さい。
簡単に出来るピッグスキン(豚革)バッグの手入れ方法
ピッグスキン(豚革)のバッグは、他の革製と比較しても丈夫ですので、基本的には牛革と同じお手入れの方法で大丈夫です。乾いた柔らかい布で汚れを拭き取り、皮革用クリームで栄養補給します。
皮革用クリームは、デリケートクリームが特にオススメです。デリケートクリームは、水・油・ロウの配分により、丈夫な革製品からデリケートな革製品まで、ほぼ全ての革製品に使用することができます。艶出し効果は期待できませんが、ベタつかずシミにもなりにくい優れものです。
上記の「MOWBRAY」のデリケートクリームは浸透力に非常に優れており、ひび割れからも革製品を守り、長持ちします。また、無色なクリームですので、どんな色の革製品にも使えます。革製品のプロや愛好家にも愛されているイタリアの伝統あるメーカーですので、品質も安心です。靴やバッグなど、どんな革製品にも使用できるので、ひとつは持っておきたいクリームです。
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ピッグスキン(豚革)バッグの手入れ手順
ピッグスキン(豚革)のバッグのお手入れ方法は、丈夫な革ですので基本的には牛革と同じです。お手入れの期間は、2ヶ月に一度程度が理想的です。もしくは、汚れてしまった場合も都度お手入れができるとなお良いです。
まず、固く水を絞ったタオルで表面についた汚れやホコリを優しく拭き上げます。次に、デリケートクリームを塗り込み、ピッグスキン(豚革)に栄養を補給させます。デリケートクリームを塗りこみ一晩置いた後、最後に馬毛ブラシで丁寧にブラッシングし、銀面を整えて、手入れが完了となります。
末永くバッグを使えるよう、メンテナンスは怠らないようにしましょう。
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