エースの特徴や評判と人気のスーツケース
エース。ミドル・シニア層なら誰だって知ってる日本一の鞄メーカー。だけどヤング層にはちょっと「?」なこのメーカー。その歴史は戦前から続き、品質の高さは世界に誇ります。トレンディな海外の高級スーツケースとは、はっきり言って全く違う!華やかさよりも日本らしい美意識を大事にしたモノづくりで、独自の進歩を遂げたのです。
誰もが知ってる高級品はクールだけど、日本のオトナが知ってる一流品を愛用するのはもっとカッコイイ。ミドル・シニアだけでなく、ヤングが持ったってカッコイイ!知っているようで知らない、日本一の「エース」の全貌を明らかにしましょう。
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エース(ace.)とは?
「エース」は、スーツケースを含むカバンや旅行関連のアイテムを製造・販売する日本一のラゲージメーカーです。1940年大阪で創業した「新川柳商店」こそが原点。鞄の製造・販卸業から始まり、「東レナイロン」使用のバッグを発明して一世風靡しました。この時の革新的スピリットこそが「世界に負けない国産バッグを作る」という現在のエースの夢につながっているのです。
北海道にスーツケースの工場を所有し国産にこだわっている点が、他の日本の老舗メーカーを大きく引き離して「日本一」と言われる所以です。高品質なラゲージを作り続ける日本の職人的一面を持ちながら、高い商社的手腕で、かつてはサムソナイトをブランディングし、現在多くの有名ブランドの委託製造も手がけています。また月の石を持ち帰ったことで有名なゼロハリバートンを買収・グループ化し、アジア各国に事業展開するなどワールドワイドなメーカーなのです。
また、エースは直営のスーツケース専門のレンタル会社を運営しています。高額で場所をとるスーツケースが手軽にレンタルできるようになった時代です。エース産の高品質で品質管理のシッカリした製品を、破格の料金でレンタルできるため、大変好評を得ています。また2000年以降、スーツケースのリサイクルプロジェクトを発足し、環境負荷の削減に取り組んでいます。
エースは、長年日本の鞄業界を牽引してきた老舗ブランドであり、多くのミドル・シニア世代に親しまれている会社です。海外からの高級ブランドや性能の良い格安ブランドが溢れかえる昨今でも、その高い技術とブレない鞄作りのへ情熱により、信頼性は今も昔も「日本一」です。そしてその品質の高さは世界の老舗ブランドにも全く劣りません。
エースのオリジナルブランド
バッグメーカーであるエースから誕生したオリジナルブランドは、同名の「ace.(エース)」、その他個性的なオリジナルブランドを多々展開しています。その幾つかを簡単にご紹介いたしましょう。
PROTECA / プロテカ
エースで最も人気の国産ブランド。スタイリッシュなデザインと機能美に定評がある、現代人の旅仕様に特化した「旅のための次世代スーツケース」を提供。機内での破損を含む「3年保証」が付いているのもこのブランドの嬉しい特徴です。
ace. / エース
幅広いアイテムを取り扱うラゲージブランド。全ての移動を旅と捉え、それぞれの用途の最適形状と最適デザインをとことん追求。究極より最適、それがエースのブランドコンセプト。現在は、「トラベル用」と「ビジネス用」にレーベルを分けて販売しています。
World Traveler / ワールドトラベラー
シリーズを「トラベル用」と「ビジネス用」に二極化。もっともオーソドックスなスーツケースをリーズナブルに販売しています。
Jewelna Rose / ジュエルナローズ
とにかく可愛い!今時女子の購買欲をそそるフェミニンでトレンドなスーツケースブランドです。
>>ジュエルナローズの特徴や評判と人気のスーツケースはコチラ
HaNT / ハント
女性社員のみで開発した女性のためのブランド。等身大の視点で「本当に欲しい商品を作る」というコンセプトに基づいて、すべてにアイデアやこだわりが詰まっています。現在、女性に爆発的な人気を誇っています。
エースのスーツケースの特徴
個性豊かなオリジナルブランドの中で、エースブランドの特徴は少し薄いと言えます。強い個性や圧倒的な何かがないのです。ただ、それがエースの特徴。「究極より最適」をモットーに、「持ち運びの快適さ」に特化したスーツケースを提唱。ニーズへのマッチ感と使う人へのフィット感を追求し、何か突出した個性より細部まで細やかなこだわりを感じるバランスの優れたブランドなのです。
製品レーベルを2つのカテゴリーに分けています。トラベル仕様が「トーキョーレーベル」、ビジネス仕様が「ジーンレーベル」。トーキョーレーベルはユニセックスで様々なシーンで利用できるよう設計され、ジーンレーベルは主に男性の出張仕様として作られています。ただ実際はどちらも、主にビジネスパーソンに愛用されています。
製品名の最後にFがつくと「ハードフレーム」、Gがつくと「ジッパー(ファスナー)タイプ」、SSは「ソフトスーツケース」という意味があり、同名シリーズでも開閉方法や素材が違うのが一目瞭然。こう言った点も、消費者のニーズを察知し、選ぶ側の立場になっているエースというブランドの心地よいところなのです。
素材はどれも最先端のものを採用し、日本人の体型や好みをよく理解した上でポケットの位置など細く設計されています。特にキャスターは、ウレタンでも特に柔らかい素材を採用しているため、静音性と操作性が高いのです。また、手の入れやすい取っ手や、手を疲れさせない設計のハンドルなどもエースならではの細やかさ。一部中国製ですが、商品の安全性や耐久性テストを何度も繰り返し、品質管理やアフターケアーも充実。
華やかさには欠けますが、主張しない機能美は日本らしい奥ゆかしさを感じさせ、使ってこそわかる老舗鞄屋ならではのこだわりがあります。またそのクオリティーの高さは世界に誇るのです。
エースのスーツケースに対する周囲のイメージ
古くから全国展開し、百貨店などでバッグを取り扱っていることから、エースはミドル・シニア世代にはよく知られています。エースといえば「一流」「大手」そんなイメージでしょう。そもそもエースのアタッシュケースやビジネスバッグは古くから日本のビジネスマンに愛されています。「バカンス」「トレンド」というよりは、「信頼」「実績」といった真面目で硬いイメージが持たれています。特に若い層からは「ミドルエイジ以上が持つラゲージ」といった印象が強いようです。
ただ最近は、吉田羊主演のCM効果で若い世代にも注目され始め、街中でもエースのキャリーを持つ若いビジネスパーソンを見かけます。エースはシンプルですが退屈なデザインではありません。奇抜でもありません。何もしなくても華のある若い世代が持つと、相乗効果でエースがスタイリッシュに映ります。何と言ってもビジネス仕様なら、鼻につく高級ブランドを持って商談に行くよりは「好感度の高い人」と言った印象を与えられることでしょう。
エースのスーツケースの評価や評判
総じて高評価です。老舗国産ブランドであるという強い信頼感で購入される方が多く、軽量さ、しっかりした内装、キャスターの走行性や静音性の評判が良いのです。クオリティは海外の高級ブランドと比較しても劣らないとの声が高く、3年間の保障付なども含め顧客満足度の非常に高いブランドと言えます。
料金的には「少し高い」という印象が持たれるようです。一時代前の「スーツケース=高い」から一転、格安スーツケースがはびこる昨今では、若い層にはどうしても少々高額に感じるようです。しかし実際は非常に良心的な料金設定であり、海外高級品と比べれば破格のコストパフォーマンスであると言った声も多いのです。
エースで人気のおすすめスーツケース
それでは、「エース」のオススメモデルをご紹介します。信頼の日本ブランドを使いこなすのは、海外のトレンドを使いこなすより、よっぽど「カッコよく」よっぽど「信頼」されることでしょう!
エースブランドは二つのレーベルを展開していますが、そのうちのトラベルに特化した「ace TOKYO(トーキョーレーベル)」から、最も旬のスーツケースをご紹介いたします。初めてちゃんとしたスーツケースを買う人にこそオススメしたい、信頼と安心のラインナップです。
リップル
現在の価格はコチラ |
吉田羊のCMで一躍脚光を浴びた、今最もエースで人気のモデルです!軽量で頑丈なポリカーボネートを採用したハードフレームタイプ。ロック機構はラッチタイプのTSAロック付き。便利な多段階調整式ハンドルで、安定感ある四輪キャスターは、静音でストレスフリーの走行性を実現!手元にキャスターストッパーがあるため揺れる電車の中や坂道でも容易く固定できます。内装は、両面に中仕切りとポケットがあり収納性抜群!欲しいオプションをふんだんに詰め込んだハイコスパモデルです。
またデザインにも定評があり、カラーバリエーションは、「クールな黒」と「清涼感のある白」と「洗練されたシルバー」。鏡面仕上げされた素材の美しさと、アクセントである外周に沿ったリブが、日本庭園の枯山水を彷彿させて上品です。
このシリーズの最新モデル「リップルFプレミアム」は、随分高額にはなりますが高級感溢れるアルミ素材。圧倒的なスタイリッシュさを誇り、大変注目を浴びています。
パリセイド Z
現在の価格はコチラ |
同シリーズの「パリセイドF」はフレーム式で、軽さで選ぶならこちらのファスナータイプ「Z」です。360度自由に動かせる高性能な四輪ダブルキャスターは、高い静音性を誇ります。耐衝撃性に優れたCovestro社のポリカーボネート樹脂採用。鏡面加工された美しいボディは軽量で耐久性に優れています。また、内装の仕切りがしっかりとしていて、便利なメッシュタイプのポケットつき。
エースならではのプルドライブハンドルは、手になじみやすく力が伝わりやすい設計で、便利な多段階調整式。手が入りやすいよう湾曲するピックアップハンドルは不使用時はフラットになります。
細部まで計算し尽くされた機能美を感じ、リゾートにもビジネスにも最適。男女問わず幅広い層が使用でる質の高いスーツケースです。彩度を抑えた大人っぽいカラーバリエーション4種類、5サイズ展開。カラーが違うと随分印象が違うのも魅力です。
ロックペイント Z
現在の価格はコチラ |
マットなカラー一色で構成されているのが、非常にスタイリッシュ!シンプルなフォルムなのにファスナーやキャスター部分も同色なので、独特の個性を放ってとてもオシャレ!同シリーズ「F」はフレームタイプなので、軽さで選ぶならこの「Z」です。逆に強さで選ぶなら「F」をオススメします。また同じようなデザインでソフトタイプを好まれる方には「ロックペイントSS」が大変オススメ!ソフトタイプらしからぬポップでスタイリッシュな仕上がりです。
こちらのロックペイントZは、耐衝撃性に優れたCovestro社のポリカーボネート樹脂採用。深いシボ加工で傷が目立ちにくくマットな質感が上品。ダイヤル式TSAロック搭載で渡米にも便利。ハンドルは手になじみ握りやすいデザインで、キャスターは走行性に優れたシングルホイールの四輪。カラーバリエーションは全てポップで、女性でも男性でも快適に利用できます。