上手に収納!スーツケースにスッキリ収まる荷物の入れ方
スーツケースを上手に収納できていますか?パッキング、それは旅の全てなのです。もっと言うとパッキングに始まりパッキングで締めくくり荷ほどきで終わるのが「旅」。
この3つの工程がスムーズに行く方法を考えると、「スーツケースの中身」はスマートになり、「旅の中身」はスムーズで快適!スーツケースという小宇宙は、思ってるよりも優秀。
だけど思ったよりもシビア!リストアップの厳選に始まり、機能的で効率の良いパッキング方法をお教えします。
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スーツケースの上手な収納で得する6つの理由
スーツケースの収納が上手だと、いいことだらけ!当たり前のことに聞こえますが「上手な収納」は、思った以上にいいことがあるのです。まずはそれを見てみましょう。自ずと上手に収納する必要性と上手にできるコツが見えてくるでしょう。
- 思ったよりたくさん詰めれる
- 大事な服にシワが入らない
- 大事なものや壊れやすい物を守れる
- 旅先でサッと取り出せる
- 旅先であまり散らかさずに済む
- 帰りのパッキングと家での片付けがスムーズに行く
まずたくさん詰めるためには「リストの厳選」と「圧縮」が大事です。ただ、圧縮が全てではありません!正しい方法で収納すればオシャレ着だってシワを付けず現地に運べるのです。そして壊れやすい素材を守るには「詰める位置」や「梱包方法」にコツがあります。
そして意外かもしれませんが最も大事なのは、3の旅先で「サッと取り出せる」こと。丁寧な小分けが全てではありません!「どこにあるか判別できる」「そこから取り出してそこにしまう」ということが大事なのです。
例えば入浴セットと化粧セットを分類するなら、化粧水はどちらに分類しますか?結局現地に行って「どっちだっけ?」と迷って「全部開けて散らかる」というナンセンスな結果に!
散らかさずに使っていると帰りの荷造りがとっても楽!家で荷ほどきする時もそう。カテゴライズされたまま持ち帰ると片付けの効率が随分上がるのです。
無造作に放り込まれた億劫な片付けから、これで解放されるのです!それでは上記6つのメリットを得れるコツを見てみましょう。まずは最初に「リストの厳選」から!
収納する荷物のリストアップ
まずは持っていく荷物のリストを作ります。一度作ったリストは保管したりアプリで管理しておくと再利用できて大変便利!
「厳選」のコツは男女でも違ってきます。女性は必ず「持って行き過ぎる」傾向があるのです。衣類なんて「結局全部は着なかった」という結果が多いのではないでしょうか?逆に男性の衣類は「足りなかった」という結果が多いのです。
女性は厳選の段階で「捨てる」ことが大事。男性は「足す」くらいで考えるとちょうどよいでしょう。小さなお子さんに限っては何があるかわからないので、余分に持って行くに限ります。それでは厳選のコツを見てみましょう。
収納する荷物を厳選するコツ
- 捨てれるものを持っていく
- 利用価値が二個以上あるものを持っていく
- 乾きやすい素材の衣類やタオルを持っていく
- ホテルにあるものは省く
- 現地調達できるものは省く
- あればいいかな?は省く
- 友人とシェアする
捨てれるものを持って行くと、帰りの荷物が減ってお土産などの容量が確保できます。タオルや衣類に雑誌、使い捨てコットンショーツなるものまで販売しているので有効利用しましょう!
利用価値が二個以上あるものを優先する
利用価値が二個以上あるものを選ぶと良いでしょう。例えば「雨具にもジャケットにもなる上着」や「パジャマとしても外着としても着れる服」や「ブラつきのシャツ」など。
またインナーやTシャツなどが乾きやすい素材だと現地で洗濯して着まわせるので大変便利。乾燥後5分で乾くという旅行用衣類が東急ハンズなどで購入できます。また吸水性と速乾性のある薄生地のスポーツタオルも大変便利です。
ホテルにありそうな物は持っていかない
心配性の日本人は何でも愛用品を持って行きたがりますが、ここは「捨てる!」が大事です。特にホテルにあるものは持参不要!パジャマ・ビーチサンダル・傘・洗面アメニティの用意されたホテルは多く、「充電器・変換プラグ」もグローバルなシティーホテルなら必ずあります。
部屋になくてもハウスキーパーに頼めば持ってきてくれるのです。ネットでも情報は見れるので事前に確認をしておきましょう。
現地調達できる物は持っていかない
要るかわからず現地で調達できそうなものも不要です。冬に南国に行く場合など、わざわざ季節外れのグッズを調達しなくても「虫除け」「ビーチサンダル」などは海外で買っても大差なく、むしろ安価な場合も!そして、「あれば良いかな」はなるべく外しましょう。
それこそ「くるくるドライヤー」や「ワイヤー入りブラジャー」など、オシャレも大事ですがここは断捨離!「優先順位」を下げて厳選しましょう!また身の回り品を友人と分担して持って行くのも良いでしょう。
服は足りなければ現地で買う
服は「足りなけらば買えば良い!」と割り切るのがベターです。どうして女性は持って行った衣類が余るかお分かりでしょうか?オシャレ好きなので色々想定して持って行き過ぎるというのもありますが、「買い物好き」とあって、以外と現地で買った服を着てることが多いからです。
またパジャマが付いていないホテルは持参が必要ですが、少しでも荷物を減らしたい人は、翌日着るインナーやTシャツをパジャマ代わりに着て、翌日そのまま外着として着用するという手もあります。
ロケット鉛筆式にそれを繰り返すのです。もちろん宿泊施設や温度や体質によっても違うのであくまでも1つの方法です。
荷物をスーツケースに収納するコツ
パッキングのコツは全て「カテゴライズ」の仕方と「詰める位置」で決まります。まずはカテゴライズから見てみましょう。
- まず、「スーツケースに入れるもの」と「手荷物に入れるもの」を分けます。
- 次にスーツケースに入れるものを「小分けにするもの」と「大雑把に入れたいもの(大物など)」に分けます。観音開きのスーツケースなら「小分け収納側」と「大雑把側」に分けます。そうすることによって収納しやすく取り出しやすくなります。
- 「独立させたいもの」をピックアップしてわかりやすいところに入れます。
- 小分けにしたいものをカテゴライズして収納します。
手荷物には、貴重品や薬や精密機器などを入れましょう。またフライトの長さや乗り継ぎの待ち時間によっては、歯磨き・化粧品・コンタクト類、時間つぶしの本などを入れておくと便利です。
3の「独立させたい物」とは、手荷物に入れるほどではないけど、急に必要になりそうなもの。例えば「すぐに使いたいヘアゴム」「急に必要になるバンドエイド」「ホテルについて真っ先に必要な携帯充電器」「出番の多そうな日焼け止め」「カテゴライズが曖昧なハンドクリーム」など。
こういったものはカテゴライズせず独立させて、見えやすいメッシュポケットや外付けポケットに詰めるのが得策です。
そしてポイントは4。カテゴライズの仕方は人それぞれですが、何で収納するかがポイントです。それでは、あると便利な収納グッズと小分けのコツを見てみましょう。
あると便利な収納グッズ
小分けは、一部の衣類を含む「身の回りの道具(生活必需品)」で、比較的小さいものを「用途別」に分けましょう。それでは何で収納するのがベストか見てみましょう。主なオススメの小分け収納方法は以下の4つです。
- 旅行用ポーチ
- キッチン用ジップロック
- 洗濯用ネット
- 圧縮袋
旅行用のポーチはおしゃれで使いすく便利で、見た目もすっきり!けれど四角い形状で容量が決まっている分「シバリ」があってかさばるのです。それに中身が判別しにくいものはかえって不便。判別できるタイプを使うか、その他の3つと併用するとさらに便利です!
圧縮袋は主に衣類に適しているのでここではその他2つの利便性について触れましょう。
ジップロックと洗濯用ネットは安価で、不要になると捨てても惜しくありせん。形が流動的で軽くて「中身が見える」ので、どこに何があるかが一目瞭然!ジップロックは軽く圧縮でき、洗濯用ネットは通気性よく形も流動的で丸見えではないという利点があります。
ただこの二つ、頑丈さは求められません。このように中身は守りたいけど袋が弱いといった場合、後述する「詰める位置」で改善しましょう。また、化粧水など「中身が漏れると外部に影響を及ぼすもの」は小さなジップロックに単体で入れて圧縮してから、化粧品カテゴリーの袋に入れると安心です。
下着はシワが気にならないので、大きめのジップロックに入れると圧縮できるしサイズ感も抜群なんです。ただ中身が見えるのが嫌な人は、色付きを使用したり周りをハンカチなどで隠して圧縮するという手もあります。
さて、下着が出たところで一番難関の「衣類」について触れたいと思います。衣類をどう収納するのか見てみましょう。
旅行用ポーチ | キッチン用ジップロック | 洗濯用ネット | 圧縮袋 |
衣類のカテゴライズと収納
意外かも知れませんが衣類だけは流動的で良いのです。もっともかさばる要因であり、もっとも大事なものでもあります。そして荷解きで真っ先にリリースするものも他ならぬ衣類。
だからこそ流動的、要するにバラバラでいいのです。また衣類は他のものを保護するにも役立つという「利用価値」もあるのです。
セーターなどかさばるしシワがつかないものは圧縮してしまいましょう。しわをつけたくないものや大物衣類は「小分けカテゴリー」からは外してしまいます。
衣類にしわをつけないで収納するコツ
気になる大物衣類ですが、ここでしわのつかないコツをご紹介しましょう。基本的なことは以下の3つです。
- 基本的には全てたたまずに丸める。
- シワを付けたくないものほど横置きではなく縦置きに。
- シワを付けたくないものほど蓋側に(最後に)収納する。
基本的には「たたむ」より「丸める」方がシワはつきません。シャツのようなものは腕部分を折り込んで「長方形」に近い形に形成し、クルクル海苔巻きのように巻きます。ズボン類は膝側の折り目でたたんで腰側から下に向かって丸めます。中に衣類やタオルを巻き込んで丸めるとさらにシワがつきにくくてオススメです。
プリーツの入ったスカート類は裏返して、腰からではなく横方向から巻いて縦長のロールを作りましょう。横積みにすると重力で形がシワになりやすいので、スカートやワンピースなど柔らかく尺のあるものほど縦置きに並べて収納します。
またその上から何かを置くとプレスされるので、最も蓋に近い場所(最後に)収納するのがコツです。
ちょっとしたシワならホテルで荷ほどきしてハンガーにかけとくとすぐにとれます。気になる場合はホテルのアイロンを使用したりシワ伸ばしスプレーを携帯するという方法もあります。
その他のカテゴライズ方法
「1日ずつ着るもの」というカテゴリーで小分けにするのもおすすめです。そうすると下着や靴下・ハンカチなども一緒に「1日ごとカテゴリー」に分類できて、朝の支度が楽でスムーズ!「無駄に余計な衣類を詰め込む」というリスクも回避できます。
ただ、気分や天候によっても変わるので女性には不向きかもしれません。この方法は面倒くさがりの「男性」や「お子様」にはオススメ!袋一つ開けただけでお子様のその日の用意ができるから手間が省けますね!シワの気にならない素材なら圧縮袋での収納がオススメです。
また家族旅行のレジャー道具、例えばビーチ用の「水着・ゴーグル・水辺の遊具」などのパッキングは、水着などを各々で収納するのは得策ではありせん。
各々のスーツケースからそれぞれが探し出す労力より「用途」でひとまとめにされた「ビーチグッズ」を取り出す方が合理的!それがビーチ用ビニールバッグに最初から収納されていればさらにクイックです!
それでは小分けにしたものや衣類を、どうスーツケースに詰めていくのか「最後の工程」を見てみましょう。
スーツケースに荷物を詰める方法と詰める場所
ハードタイプなど観音開きの場合、量が多くない場合はなるべく「片側だけ詰め込む」つもりで収納しましょう。いくら余裕があっても両側に分散させてスカスカだと、振動で中身が動いてしまいます。ちょっと詰まっている方が固定されていて良いのです。
逆にパンパンに詰まっていると外からの圧力は中央にかかりやすいので、ガラスなど壊れやすいものは真ん中に設置するのを避けましょう。
壊れものはまず衣類などでぐるぐる巻きにしてガード。中に液体が入っているならまずビニール袋などで何重にも梱包してからさらに衣類などでガード。固いものを隣には置かないように収納しましょう。
基本的には重いものほど下の方(キャスター側)に詰めていきます。その後小分け袋を詰めていったら隙間に靴を入れてしまいます。靴の中だって入れられるものは入れてしまいます!「持ち手側のコーナー」「形状を維持したいもの・壊れやすいものの周り」そして「隙間」に、丸めた衣類やタオルなどを詰めて「ガード」に使います。
ソフトスーツケースなどボックスタイプの場合、一通り平面が埋まったらその上から、大きめのコートやジャケットを被せるように収納します。小物類のクッションにもなりますし、間に挟むことによって固定されます。その上に「丸めたスカートなど尺の長いもの」を縦置きに並べます。
スーツケースの高さより衣類の尺が短い場合は、キャスター側(底)に他の衣類をクッション代わり敷いてからその上部に敷き詰めましょう。観音開きの場合、コート類はもう片側のケースに収納します。これでフタ(もしくは間仕切り)をすれば完全固定です。
気をつけておきたい機内持ち込みの規制とコツ
機内への液体の持ち込みは規制があるので要注意です。国際線は基本、「液体は100ml以下の容器に入れて容量が1L以下のジッパー付き透明袋に入れたもの」のみ持ち込みが認められています。100円ショップなどで容器を購入したり化粧水などは「試供品」などミニサイズを利用すると良いでしょう。
液体と言っても実は厳しくて、クリームやジェルやマスカラまで含まれます。さらに歯磨き粉や塗り薬も「液体」範囲なのです!一人1袋までしか持ち込めないので全てを上手に小分けにして一つの袋にまとめましょう。「機内持ち込み容器セット」も旅行グッズとして販売しています。
ただ、航空会社によって規制のマイナーチェンジが予想されるので事前にチェックしておきましょう。
基本的に小さなお子様の離乳食は液体であっても免除されます。透明袋に収納する必要もありません。(ペットボトルの飲み物も含む)ただ持ち込むことも面倒ではあるので、航空会社によっては「機内食」として「離乳食」を出してくれるので有効利用しましょう。
「幼児食(チャイルドミール)」「乳幼児食(トドラーミール)」「乳児色(ベビーミール)」があり、基本的には能動的に事前予約しないと出してもらえないことが多いのです。国によっては日本人に不向きな離乳食も懸念されるので、きちんとメニューも確認しておきましょう。