スーツケースのベルトは必要?不要?
最近よく目にする「スーツケースベルト」。頑丈でしっかりとロックできると思われがちのスーツケース。実は意外とパックリ開いて、痛い思いをしている人は多いのです。
けれどスーツケースベルトがあれば大丈夫!本体をガッチリ固定すれば、衝撃で開くこともなく、窃盗防止にも!しかも目立ってオシャレだし!それでは、スーツケースベルトなるものがいかに活躍するのか、詳しく見てみましょう。
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スーツケースベルトとは?
スーツケースベルトとは、その名の通りスーツケース本体に巻きつけるベルトのことです。スーツケースにはフレームタイプとファスナータイプがあり、どちらも鍵をロックしたら開かないものです。
ただロックが不完全だったり、なんらかの衝撃で解除されることもあるのです。そうなるとプライバシー的にもセキュリティー的にも問題ですね。そこで本体に巻きつけてしっかり固定してくれ、そういった状態でも中身が飛び出さないように守ってくれるのがスーツケースベルトです。
また「目印」にもなり、ターンテーブルから出てくると発見しやすいという利点があります。そして「盗難抑止」になるのです。米国などでは手荷物を預けた際に係りによる窃盗が頻発しています。
盗む方としても、ガッチリ固定されたスーツケースは手間がかかるから手が出しにくいのです。旅先でも窃盗犯はなるべく目立たないスーツケースを狙うので、ベルトで巻かれた目立つモノは避けることでしょう。
スーツケースベルトの種類と特徴
一本の帯状 | クロス式 |
種類は「一本の帯状」のものと「クロス式」があり、安価なものだと百均でも購入できます。
最近ではポップでオシャレなモデルもあり、簡単には切断できない軍事用素材の屈強なモデルもあります。締め付け方法は主に以下に分類されます。
- 金具を通して手で締め付ける古典的なもの
- ワンタッチでカチッと開閉できるもの
- TSAロックキーが付いているもの
それぞれ利便性は違いますが、古典的な金具を通したものが最も締め付けられます。また開けにくいから係りによる窃盗を防げます。使い方はいたって簡単で、金具式なら本体に巻きつけ金具にベルトを通して締め付けて余った部分を織り込みす。
その他は、ある程度長さを調整してから本体に巻きつけてからカチンと連結させます。
スーツケースベルトは必要?
絶対必要かというと、あればベターと言えるでしょう。前述のように、ちょっとしたアクシデントでロックが解除されたりするものです。ファスナー式だと無理やりパンパンに詰め込んだら、簡単に裂けてしまうんです。何と言ってもスーツケースの破損理由の9割が、手荷物を預けた際におこっているのです!実は、空港で手荷物を預けると係りの人に想像以上に手荒に扱われています。落下や着陸時の衝撃でも開くことはあります。ターンテーブルから出てきたスーツケースがパックリと開いている姿は見たくないですよね!?
盗難抑止の点からもスーツケースベルトがある方がベターです。少なくとも、頑丈な鍵よりも俄然信頼性が高いと言えます。
スーツケースベルト必要派の意見
スーツケースベルトを使ってみて必要性を実感している人たちの意見を以下にまとめました。
- 目印にもなり、ファッション的要素もあり、個性が演出できる。
- 鍵の補強として役立つ。
- アメリカ圏は、係りによる窃盗防止になる。
- 海外の航空会社は往々にして乱暴に扱うから、海外旅行には必要。
- TSAロックのないスーツケースには、渡米の際に「TSAロック搭載ベルト」が大変役立つ。
頻繁に海外に行く人ほどターンテーブルからぱっかりと開いたスーツケースを見て唖然とした、という経験が多いのです。日本人は特別神経質で保守的な人種です。確かに保険としてベルトを巻いた方が安心ですね。
スーツケースベルト不要派の意見
スーツケースベルト不要派の人たちの意見を以下にまとめました。
- いちいちい面倒臭い。
- 日本人アピールとなって、逆に狙われやすい。
- スーツケースベルトは思ったより汚れやすい。
- 航空会社に預けたらベルトがなくなって鍵が壊されていた。
- わざわざ買わなくてもビニールテープで固定すれば良い。
確かに世界中どこに行ってもスーツケースベルトをしているのは日本人くらい!そうでなくても日本人は狙われやすいのである意味リスキーではあります。
ベルトをつけたって盗られる時は盗られるし開く時は開く、と割り切った考えの人たちにとっては、ベルトの購入はあまり意味がないようです。