似合うカンカン帽の選び方
昔の日本では、男性の正装としても世間に認められていたほど流行したカンカン帽ですが、最近になって若い女性を中心に再び若者から、そしてファッション業界からも注目されるようになってきています。
涼しげな雰囲気を演出するのに使えたり、上級者になるとジャケットスタイルとも違和感なく合わせてきたりするほど、意外と使いどころのあるカンカン帽。
そんなカンカン帽の特徴や選び方、コーディネートのコツなどについて紹介していきます。
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カンカン帽の特徴
西洋生まれの麦わら帽子の一種がこのカンカン帽です。現在は女性のコーディネートの中にも取り入れられるようになっていますが、当時は男性用の帽子でした。
カンカン帽という呼称は日本に入ってきてからつけられたものであり、たたくとカンカンと音がするほど硬くつくられていることからつけらえれた日本固有の名称となっています。
海外では、英語ではボーター(Boater)、フランス語ではキャノチェ(Canotier)という呼称になっています。
元々は水平などの水辺での仕事に従事する人たちのための帽子であったと言われ、水に濡れても形を崩さないように、麦わらを編みこんだ素材を硬くプレスし、それをニスなどを使ってさらに塗り固めてつくられています。
形としての特徴は、天井部分とつばの部分が平らであること、クラウン部分が円形になっていることと言えるでしょう。ポークパイハットも同じような形と言えますが、それよりももっと真っ平らになっています。
また多くの場合クラウン部分の周りには帯が付いており、黒が正式な色として認められていたようですが、現在では色使いを楽しむためのアクセントとして用いられています。
カンカン帽の似合う顔立ちとは?
カンカン帽をかぶるのに最もおすすめの顔型は、ずばり四角顔や面長の方です。ただし四角顔の方はつばが狭めのカンカン帽はちょっと顔の角ばりが目立ってしまうので、なるべくつばが広めのものがおすすめです。
また四角顔の方がカンカン帽をかぶる時は、ちょっと斜めにかぶるのがおすすめ。これはかぶり方のコツでも紹介しますが、つばの広めのカンカン帽を斜めにかぶると覚えておきましょう。
面長の方は高さが強調されないカンカン帽は特におすすめです。頭部が平らで背の低いものが似合う面長さんにとって、カンカン帽はまさにぴったりの帽子と言えるでしょう。
ご自身が面長であると気にされる方は、カンカン帽でもどうしても深くかぶってしまいがちですが、深くかぶって高さを目立たなくさせるよりも斜めかぶりをするのが良いでしょう。
カンカン帽のかぶり方のコツ
カンカン帽が似合う顔立ちでも書きましたが、カンカン帽はやはり斜めにかぶるのがおすすめです。特に四角顔の方にとっては、顔全体のシルエットを角ばらせないためにとっても大切です。
前髪を出してかぶりたい方は、カンカン帽は浅めに、そして後ろ目にかぶるのがおしゃれで可愛くみせることができます。前髪を強調してもつばがまっすぐで全体の印象がぼやけないのでカンカン帽と前髪の相性はかなりいいですね。
男性がカンカン帽をかぶる場合には、目深にかぶるよりも、後ろ目に乗せる感覚の方がおしゃれに見えます。顔立ちが極端にはっきりした外人であれば似合うのですが、日本人が目深にかぶると、すこしおじさんっぽくなりすぎるので気をつけましょう。
ただしそれがはっきりとした狙いなのであればもちろんアリ。眉毛よりも指二本程度上の位置にかぶれば、一気にレトロな感じを演出することが出来るので、服装に合わせたかぶり方をするのがよいでしょう。
カンカン帽の似合う服装とは?
夏の季節にピッタリのカンカン帽は、やはりスカートやショートパンツなどとの相性は抜群と言えます。トップスはボーダーなどを合わせると一気に涼しげな雰囲気を作ることも出来るでしょう。
ガーリーテイストとの相性はとても良いので、ブラウスなどとも非常に合います。ボトムスにはチノパンをもってきてブラウスをイン、これに濃い茶系のカンカン帽を合わせればカジュアルさをプラスしたガーリーコーデの出来上がりです。
男性は、思いきってジャケットスタイルに合わせるのもアリ。その際にはなるべく明るめのカラーをチョイス。ボトムスは白系をもってくることで、カンカン帽の爽やかで涼しげな印象をより強調できます。
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