似合うシルクハットの選び方
最近になってオシャレ上級者の方がコーディネートに取り入れ始めているのが、このシルクハットです。もともとは男性の第一正礼装用の帽子として用いられていたシルクハットですが、意外とカジュアルにもいけます。
やはりオシャレなアイテムとして取り入れるにはちょっとハードルが高いと感じる方が多いこのシルクハットですが、もしもコーディネートに取り入れるとしたらどんな選び方をすればよいのか。
ここではそんなシルクハットの特徴から選び方、かぶり方、コーディネートのコツまで紹介していきます。
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シルクハットの特徴
シルクハットとは、クラウン部分に高さがあり円筒の形をしていて、左右のつばはそりあがっている絹製の帽子のことをいいます。この縦に長い形状が大きな特徴と言えるでしょう。ただ最近では高さの低いものもシルクハットとして紹介されることも多くなっています。
以前は毛皮で作られていたものが、絹で作られるようになり、日本ではシルクハットという呼称が浸透しています。しかし正式には、特に英語圏では「トップハット」という呼称が用いられることが一般的となっています。
アメリカでは、リンカーン大統領がかぶっていたことがきっかけで人気に火が付き、その後折りたたんで使えるタイプのオペラハット、ギブスといったものも造られるようになりました。
しかし19世紀の後半になると、一般の人たちの間ではボーラーハットや中折れ帽(ソフトハット)などのフェルトの帽子が主流となり、シルクハットはファッションアイテムとして使用されなくなっていきました。
また熟練の職人によってのみつくることが可能だったシルクハットは、徐々に金持ちだけが持つことができる帽子として批判の対象になるなどの影響により、礼服を着用する際にのみ用いられる帽子となっていきました。
現在でもやはり礼服などの際に用いられるケースが多いとは言えますが、冒頭紹介した通り、ファッション上級者の間ではカジュアルシーンにも使われるようになってきています。
シルクハットの似合う顔立ちとは?
シルクハットというのは、実は様々な顔立ちの方に似合います。童顔の方がかぶるとちょっとやんちゃなイメージが強調されたり、濃い顔の方は一気に引き締まった印象へと変わります。
ただしどちらかというと避けておいた方が良いのは面長の方でしょう。縦長の形状であるシルクハットは、面長である部分をどうしても強調してしまいます。
他の帽子ならば斜めかぶりや深くかぶるなどの工夫ができるのですが、シルクハットの場合はこれらの工夫をしてもそこまで面長を和らげる効果は期待できません。
それ以外の顔型でしたら、ハットのボリューム感によってかなりの小顔効果が期待できるでしょう。
シルクハットのかぶり方のコツ
シルクハットと言えば、基本的には礼装の際に用いられる帽子であったことなどから、やはりオーソドックスなかぶり方としては、前髪をしっかりとしまうかぶり方となるでしょう。
しかし最近のカジュアルなスタイルに取り入れるのであれば、前髪を作ってシルクハットから出すようなスタイルもおすすめです。特に男性の場合は、髪がすべて隠れると堅苦しいイメージになりがちです。
女性であれば髪がサイドからもしっかり出るので柔らかな雰囲気を保つことができますが、そこまで髪が長くない男性の場合には前髪を出すのがカジュアルさとのバランスを取る意味でもおすすめです。
シルクハットの似合う服装とは?
シルクハットをかぶろうと思った時に合わせる服装はどういったものがよいのでしょうか。やはり相性が良いと言えるのはドレッシーな服装全般です。
もともとは礼装用として用いられたシルクハットとの相性は抜群です結婚式の二次会などでもおしゃれなアイテムとして使えますが、新郎よりも目立ってしまう可能性もあるのでちょっと注意ですね。
寒い季節であればロングコートとの相性はかなり良いと言えますが、 Pコートでも十分にはまるでしょう。細身のシルエットに合わせればそこまで難しくないコーディネートになります。
アウターが必要ない季節にはシャツにボウタイなどもおすすめです。
>>帽子の色の選び方
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