知っておきたい帽子の種類について
ファッション業界で使われる言葉って結構理解できなかったりしませんか?帽子の種類もありますし、流行も変化しますから、今年はこの帽子が流行っている!と聞かされても、それがどの帽子なの?ってことにもなってしまいます。
ハットやキャップにも様々な種類があるので、どんな形の帽子が自分に似合いそうなのか、帽子の種類を勉強しながら一緒に考えていきましょう。
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ハットの種類
一般的にはつばのある帽子のことをハットと呼びます。
しかしファッションにおいてハットというのは全方位につばのある帽子のこと。
ハットそのものは大人っぽい雰囲気やセクシーな雰囲気を演出してくれます。
ソフトハット(中折れ帽)
ハードボイルドな男性のステレオイメージとして中折れ帽が語られるほど、
どちらかというと男性的で、なおかつ大人っぽい印象を与える帽子です。
中折れ帽は別名ソフトハットとも呼ばれておりハットの中でも人気が高い種類です。
ボーラーハット
日本語では山高帽と言われていますが、ボーラーハットという呼び名の方が有名です。
帽子の山の部分が丸くなっており、どことなくオシャレ上級者の印象やレトロな雰囲気。
フェルトやウールが使われることが多く、冬場に活躍する印象もあります。
キャペリン
クラシカルで女性的な印象を与えるキャペリンの特徴は長いつばです。
素材によってアクティブな印象にもセクシーな印象にもなる帽子として人気です。
日本では「つば広帽子」なんて呼ばれたりもしており、女性に人気の種類です。
チロリアンハット
フランスはパリの伊達男やギャンブラーたちがこぞって愛用したことで
ファッションアイテムとして広く浸透した帽子の種類、つばが前下がりなのが特徴。
カジュアルスタイルなため礼服には使用されず、こなれ感を出しやすい印象です。
カンカン帽
今や夏の定番帽子として人気を獲得しているかんかん帽。
ストロー素材なためストローハットの一種なのですが飛び抜けて人気。
クラシカルな雰囲気と、リゾート系のリラックスな雰囲気を持った帽子です。
ポークパイハット
帽子の頂点がポークパイのように見えることからこの名前が付けられました。
平面的でシンプルなデザインは、かっちりとした大人の雰囲気を演出してくれます。髪の長さに影響さないため、性別問わず人気の高い種類といえるでしょう。
シルクハット
一般的には燕尾服やモーニングコートに使用する礼装用の帽子です。
一歩間違えればマジシャンのようになってしまうためオシャレ上級者向けの種類。
しかし、独特の個性が昨今のファッショントレンドとマッチしており人気です。
ストローハット
ファッション関係ではストローハットといえば麦わら帽子の事となりますが。
これはつまり麦わら素材で作られた帽子を総称してストローハットと呼びます。
そのため様々な形があります、上の参考画像はストロー素材のポークパイハットです。
マウンテンハット
登山帽なんて呼ばれたりもしますが、山のような形なのが名前の由来です。
整っているわけではないため、一見コーディネートが難しそうに感じるかもしれません。
しかし、ランダム感のあるデザインは実は使い勝手がよかったりもします。
キャップの種類
一般的にキャップというのはつばの無い帽子のことでした。
しかしファッションにおいてキャップといえば前方のみにつばのある帽子も含みます。
スポーティーでカジュアルなルックスと雰囲気を演出できる人気の帽子です。
ベースボールキャップ
キャップと言われて、多くの人が最初にイメージするのがこのタイプでしょう。
野球チームのロゴが入っていなくとも、同様の形ならベースボールキャップと呼びます。
アジャスターによってサイズ調節できるものと、できないものが存在しています。
ワークキャップ
前方のみにつばが付いており、頂点がフラットに作られている種類の事です。
作業用の帽子として作られており、ワーク感やミリタリー感がある印象です。
かっちり系の服装でカジュアルダウンしたいり、アクティブな雰囲気が出せます。
マリンキャップ
フランス、ノルマンディの漁師たちに愛用されていた帽子の種類です。
ワーク感と制服のようなカッチリ感が同居している独特のデザインであり、
女性も男性も色気のある雰囲気を出せる人気の帽子です。
ニット帽の種類
基本的にニット帽というのはニット素材で作られた帽子の総称です。
ハット型でもつば付きでも、すべてニット帽という名前で呼ばれます。
一般的にはつばの無い耳まで隠れる深さのものがニット帽と言われる傾向があります。
ワッチキャップ
ワッチキャップは監視の見張り(ウォッチ)をする人が防寒のために被る帽子です。
そのためつばの無い帽子、頂点に穴の空いた帽子などとも言われていますが。
ファッション用語としてはニット帽もワッチキャップもビーニーも同じような意味です。
ビーニー
一般的にはビーニーもワッチキャップもニット帽も同じ意味で使われます。
ただ、ビーニーという言葉はどちらかというとシンプルな帽子に使われやすく、
折り返しのないもの、装飾のないものなどがこの名前で呼ばれる傾向があります。
ハンチングの種類
狩猟(ハンティング)用として作られた帽子がハンチングです。
探偵や商人が被っているイメージからか大人なイメージもありますが
日本で独自の進化を遂げているキャスケットもハンチングの一種です。
モナコハンチング
一般的なハンチングよりも、天井の形が楕円形で幅が狭い帽子です。
今風の形をしており、一枚天井で作られている人気の高い種類です。
大人っぽい印象と、オシャレ感が出せるため高い支持を獲得しています。
プロムナード
ニットやフェルトで作られることが多い個性的なハンチングの種類。
継ぎ目のないコロンとしたフォルムが特徴で可愛らしい雰囲気ですが、
ミニマルなデザインなため、カッチリ系の服装にも相性が良い帽子です。
ニュースボーイキャップ
トップが継ぎで作られているハンチングをキャスケットと呼びます。
その中でも人気の高い定番の形がこのニュースボーイキャップ。
ハンチングよりもボリューミーで小顔効果が高い帽子です。
ベレー帽の種類
柔らかく、丸くて平らな形をしており、つばや縁のない帽子のことです。
ウールフェルトで作られるのが一般ですが、現代では様々な素材が使われます。
アーティスティックな印象や個性的な印象を作り出すのに人気の帽子です。
バスクベレー
個性の強い帽子として人気のバスクベレーは円周が比較的小さく、
頂点のポッチに、内側のスベリがあるベレー帽の種類です。
女性からの支持が高く、原宿系のファッションにも人気です。
ミリタリーベレー
アーミーベレーやモンティベレーとも呼ばれる軍服系のベレー帽。
かぶり口にトリミングが施されており厚手の生地で作られています。
力強い雰囲気と、上品なワーク感を演出できる特徴的な帽子です。