ヤギ革(ゴートスキン)の財布の魅力と手入れ方法
牛革などに比べてあまり馴染みのない革素材とされていますが、高級ブランドでも使われている質の良い革素材が『ヤギ革(ゴートスキン)』です。触り心地の柔らかさと頑丈さを兼ね備えているのが特徴となっており財布やバッグなどに使われています。ここではそんな『ヤギ革(ゴートスキン)の財布の魅力と手入れ方法』について紹介してきます。
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ヤギ革(ゴートスキン)の特徴
大人のヤギから作った革をゴートスキンと呼びます。
ゴートスキンは繊維密度が高くしなやかであり、柔らかな触り心地を感じることができます。銀面の細やかなシボと独特な毛穴の形が特徴となっており、牛革と比べ薄くても強度を持っており、耐摩耗性にも優れています。
弾力性もある為、型崩れもしづらくバッグや財布に適した素材であるといえます。加工方法によってはガラスのような美しい光沢を持たせることも可能となっているので上品な雰囲気を出すことも可能となっています。
ヤギ革(ゴートスキン)の財布の魅力
ゴートスキンは素材の特性から財布としても使用されることが多く、しなやかで柔らかい手触りが心地よい革財布として人気があります。特徴である細やかなシボによって革の表情を楽しめるので、革にこだわりがある人にぜひおすすめしたいのがゴートスキンの革財布です。
薄いにも関わらず強度に優れているので傷が付きにくく取り扱いしやすいのも魅力的なポイントであり、弾力性に富んでいるので型崩れしにくいのも革財布に非常に適しています。
基本的に手入れが簡単なので面倒な人でも取り扱いがしやすいですが、やはり水には弱いので雨の日などでなるべく濡らさないように注意が必要になります。
その他のヤギ革
キッドスキンの革財布
子ヤギから作った革をキッドスキンを呼びます。
銀面の細やかなシボが特徴となっているのはもちろんですが、ゴートスキンよりもきめが細かく柔らかでしなやかなのが魅力的な素材となっています。それでいて薄くて丈夫である特徴も兼ね備えており、生産量が限られているのも相まって高級素材として重宝されています。
キッドスキンを使った財布は上述の特徴はもちろん、型崩れしないメリットもある為高級感がありながらも非常に扱いやすいです。それでいて手入れが簡単なのもうれしいポイントとなっています。
ヤギ革(ゴートスキン)財布の手入れ方法
加工方法にもよりますが基本的には日々の手入れは簡単なものになっています。
- 通常の手入れは乾いた柔らかい布で拭くだけでok
- 汚れがある場合は水分をしっかりと絞った布で優しく拭き、「馬毛ブラシ」や「ラナパー」などの皮革クリームを塗り、ある程度時間が経ったら馬毛ブラシなどで優しくブラッシング。
- 濡れた場合は乾いた布で拭き取り日陰で干す。
ヤギ革(ゴートスキン)財布の手入れの注意点
- 温度には弱いので乾かす場合はドライヤーや直射日光は避ける。
- 水にも弱いので濡れた場合は放置せず、乾いた布で拭き取り日陰で干す。
やはり濡れてしまったとき強制的に乾かそうとしてドライヤーをしてはいけません。直射日光も革の性質を変えてしまうのでやめましょう。風通しの良い日陰で干せばokです。