ケースイスの歴史や特徴とおすすめスニーカー
二人のスイス人兄弟が、シューズメーカーを作るという夢を持ってアメリカに渡り立ち上げたシューズブランドであり、現在はアパレルなども幅広く扱うブランド、それがこの『ケースイス』です。
テニスシューズを作ったことからスタートしその知名度を広げ、世界的なシューズブランドへと成長しました。ここではそんな『ケースイス』についてその歴史や特徴、人気やおすすめのスニーカーについて紹介していきます。
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スニーカーの人気ブランド【ケースイス(K-SWISS)】とは?
ケースイスとは、スイス人の兄弟であるアート・ブルナーとアーネスト・ブルナーの二人が、アメリカのカリフォルニア州にシューズブランドを立ち上げるという夢を持って移り住み立ち上げたブランドです。
もともと二人はスイスでスキーやテニスをプレーしていましたが、当時のテニスシューズは二人の要望を満たすようなクオリティのものではなかったことから、二人の望むテニスシューズを作りたいという思いがブランド設立のきっかけとなっています。
ブランド名の起源
ケースイスというブランド名は正式には『K・SWISS』となっています。スイス人の兄弟が立ち上げたブランドなので、スイスという言葉が使われているということは想像できますが、スイスの前についている「K」にはどんな意味があるのでしょうか。
この「K」はカリフォルニアの「K」を意味しています。カリフォルニアのスペルは英語では「California」ですが、これがドイツ語だと「Kalifornien」となります。ここからとられた「K」を使い、彼らの母国であるスイスを組み合わせることで『K・SWISS』としています。
ケースイスのトレードマーク
ケースイスのトレードマークといえば、スニーカーのサイド部分にあしらわれた5本線でしょう。これはケースイスから販売されているシューズのほとんどに入っており、ケースイスのシューズを表すものとして有名でしょう。
これは、もともとテニスシューズを開発した際に、激しいプレーの連続によってシューズの革が伸びないように施されたものであり、機能的な意味を持っていたものが、現在ではトレードマークとして知られるようになりました。
ケースイス(K-SWISS)の歴史
ケースイスは当時はキャンバス地が当たり前のテニスシューズにおいて、革新的とも言えるオールレザーのテニスシューズを引っ提げ、1966年にアメリカのカリフォルニア州で誕生しました。
アッパー部分にフルグレインレザーを使用することで耐久性となじみの良さを、サイド部分の5本線によって激しい動きを要求されるテニスにおいてしっかりとしたサポートを可能にしたテニスシューズは、世界中のテニスプレイヤーから高い評価を得ることに成功しました。
80年代の成功
ブランドの誕生から質の高いテニスシューズを開発することでその名を確実に広めてきたケースイスは、80年代に入るとよりその知名度を広めるとともに大きな人気を獲得していきます。それが日本市場での成功です。
80年代の日本はファッションにおけるスニーカーが大ブームとなっており、シンプルでスタイリッシュなケースイスのClassicがスニーカーとして爆発的な人気となりました。
テニス界へ強い影響
1990年になると、ケースイスは一つの大きな転機を迎えます。それがNASDAQ市場への上場です。これをきっかけに1992年にはケースイスのテニスシューズである「Si-18」が「Footwear News」誌にシュー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、ケースイスの名前は広まっていきます。
また1994年には、テニスのグランドスラム(世界四大大会)の一つであるUSオープンのオフィシャルスポンサーに、97年にはウインブルドンのダブルス5連覇を果たすなど無類の強さを誇ったウッドフォード、ウッドブリッジペアと契約を結ぶなど、テニス界で大きな存在感を発揮しました。
ランニング部門の強化
2000年代に入ると、テニス以外にもランニングに関するラインナップにも力を入れ始めます。2008年にはカリフォルニアにランニングを主眼においたショップをオープンさせその状況をより顕著なものとします。
2009年にはアイアンマンレースのスポンサーとして、世界のトップアスリートたちの足元を支えるとともに、この時期には「TUBE」という一風変わったアウトソールのランニングシューズを発表し話題となります。
翌年にはロサンゼルスマラソンのオフィシャルスポンサーになるなど、テニスの世界以外にもその名を広めていくこととなり、現在ではアパレルなども扱う総合スポーツアパレルブランドへと進化を遂げようとしています。
ケースイス(K-SWISS)のスニーカーの特徴
ケースイスのスニーカーの特徴としてまず挙げておくべきことと言えば、クラシックなデザインであるにも関わらず機能的なスニーカーだということでしょう。
一般的に、レトロでクラシカルなシルエットやデザインのスニーカーには、最新のハイテクスニーカーが持つテクノロジーが搭載されているものはほとんどないと言えるでしょう。
しかしケースイスの代表的なスニーカーと言えるクラシックは、実用的な機能性を持ってます。レザーの伸びを防止する5本線、登山靴からヒントを得て採用されたDリング、つま先の強度を高めるための「スリー・パネル・トゥ」といったしっかりとした機能が搭載されているのです。
ケースイスのスニーカーラインナップ
ケースイスと言えばどうしても「クラシック」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、公式サイトではラインをいくつかに分類しています。それぞれに特徴があるのでケースイスのスニーカーを選ぶ際に基準になるでしょう。
ここではそんなケースイスのスニーカーにおけるラインナップについて簡単に紹介しておきます。
コートスタイル
ケースイスのスニーカーの中でも最も定番のスタイルとなっているのがこちらのコートスタイルです。ケースイスの顔とも言うべき「クラシック」もこちらのラインナップに属しています。最もシンプルでオーソドックスなタイプが好みの方はこちらから選ぶと良いでしょう。
7ソーダガール
女性の足元を飾るケースイスのレディース専門のラインナップがこちらの7ガールソーダです。スリッポンからスポーティーなタイプ、そしてレザータイプのものまで商品ラインナップを取り揃えています。
リミテッドディション
ケースイスのなかでもボリューム感を持たせたタイプのスニーカーや、メンズでは高級感を持たせたタイプのスニーカーをラインナップしているのがこちらのリミテッドエディションです。女性向けのものではダンス系から派生したものまであります。シンプルさのなかに含ませたボリューム感が絶妙です。
コートベーシック
その名の通り、コートスタイルの中でも、よりベーシックで基本に忠実なスタイルのスニーカーを取り揃えているのがこのコートベーシックです。コートスタイルに比べて、よりカジュアルなスタイルのスニーカーが揃っています。
コートパフォーマンス
ケースイスのスニーカーに、最新のテクノロジーを搭載したパフォーマンス重視のモデルを揃えているのがこの「コートパフォーマンス」シリーズです。コートシリーズは一線を画する現代よりなシルエットが印象的です。
ケースイス(K-SWISS)で人気のおすすめスニーカー
ここまでケースイスについてその歴史やスニーカーの特徴などについて解説してきましたが、結局のところ「ケースイスのスニーカーの中ではなにがおすすめなの?」という疑問に答えるために、ここではケースイスのスニーカーの中でも人気となっているものやおすすめのものについて紹介していきます。
現時点で『ケースイス』が、これから購入するスニーカーブランドの候補に入っている方や、どれを選ぶか迷っている方は是非参考にしてみてください。
KS SPU81
現在の価格はコチラ |
ケースイスの代名詞とも言える5本線をパンチングした穴で表現したタイプとなっているこちらのSPU81。シューレースを使用しないベルクロタイプとなっており、ケースイスの中でも一味違った雰囲気のスニーカーをお探しの方におすすめ。
全体のシルエットはケースイスらしいシンプルなデザインとなっているので、どんな服装とも合わせやすく使い勝手の良いスニーカーと言えるでしょう。
KS SPU80
現在の価格はコチラ |
上記のSPU81がベルクロタイプであるのに対してこちらのSPU80はシューレースを採用したモデルとなっています。こちらもシンプルなシルエットで使いやすくどんな方でも使いやすいスニーカーと言えます。
Amazon以外のサイトを見てもこのSPU80と81は人気となっているようですが、おそらくそのリーズナブルな価格もその要因となっているのではないでしょうか。
THE CLASSIC
現在の価格はコチラ |
ケースイスのスニーカーでおすすめは何かとなった場合に、やはりこの「クラシック」は外すことのできないシリーズと言えるでしょう。伝統的なデザインは決して飽きのこないものであり合わせやすく男性にも女性にも人気です。
最近のラインナップにおいてはカラーラインナップも豊富になってきているので、シンプルなシルエットで個性的なカラーという二つの要素を持ったタイプのものもおすすめとなっています。