キーンの歴史や特徴とおすすめスニーカー
様々なファッションブランドやアウトドアブランド、シューズデザインを手がけてきた二人のアメリカ人の手によってサンダルブランドとして誕生、その後スニーカーやアパレルなども手掛けるまでに成長したブランド、それが『キーン』です。
スニーカーにおいても、ユニークなデザイン性と様々なシーンでの使用を想定した豊富なラインナップが揃っています。ここでは、そんなキーンについて、歴史や特徴、おすすめのスニーカーについて紹介していきます。
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スニーカーの人気ブランド【キーン(KEEN)】とは?
キーンが公式サイトでスローガンとして掲げている言葉、それが「HybridLife」です。これは現在地球上に住む多くの人間が、その程度や環境の違いはあれど、仕事と何らかの娯楽、またそれ以外の何かに還元することに時間を使い生活しているということです。
この「HybridLife」をより充実したものとするために、キーンはある三つの言葉のもとで商品開発を行っています。
キーンの掲げる「CREATE」とは?
キーンがまず掲げるこの「CREATE」とは、「HybridLife」をキーンの商品やビジネスによって解決する方法を創出するという意味が込められています。
このブランドがいかに大きくなろうとも、商品を生み出す際には新しいアイデアを込められていること、そしてその商品によってハイブリッドライフのための解決策が生み出されるべきであるということがこの言葉に込められています。
キーンの掲げる「PLAY」とは?
これは言葉の通り「PLAY」、つまり“遊び"です。屋外においてどんな環境下においても快適に遊ぶことができる、そして冒険を足元から支えるサンダルやスニーカーを作りだすという意味が込められています。
当初はサンダルだけだったものが、スニーカーやバッグ、そしてソックスなどアパレル分野にも進出し、より高いレベルでの「PLAY」に対するこだわりを感じることができます。
キーンの掲げる「CARE」とは?
キーンというブランドは、ビジネスの拡大とともに世界中の非営利団体や組織とパートナー関係を結び、ブランドとしての理想を実現させるための活動を永続的に行っています。これが「CARE」です。
私たちが存分にPLAYできる環境を守ることもブランドとしての行動の一環としてとらえており、ユーザーたちの気遣いからユーザー同士の気遣い、やがては世界への気遣いへと広げるためのきっかけを作っているブランドと言えるでしょう。
キーン(KEEN)の歴史
キーンが誕生したのは2003年、アメリカはカリフォルニア州のアラメダというところで、製品のデザイナーを行うマーティン・キーン氏と、ローリー・ファースト氏によって、サンダルを中心としてフットウェアのブランドとして設立されました。
マーティン・キーン氏は、サッカニーやトミー・ヒルフィガー、ケースイスやクラークスといった著名なファッションブランド、シューズブランドでキャリアを積み、ローリー・ファースト氏はアウトドアブランドで商品の企画によって腕を磨いたという経歴を持ちます。
つま先を守るサンダル作り
サンダルのブランドとしてスタートしたキーンの製品づくりの原点は、「サンダルでもつま先を守ることができるもの」というものでした。これは創業者であるマーティン・キーン氏のあるエピソードがきっかけです。
彼がある日、ヨットを楽しんでいると、デッキで足のつま先をぶつけて怪我をしてしまいます。そのとき、現状で足先を保護してくれるサンダルがないことに気が付いた彼が自らの手で商品開発を決意、これによってキーンが誕生することになりました。
Newportの大ヒット
キーンが創業と同時に発表したモデル、それが「Newport」です。これには創業者二人が考え抜いた末に考えられた、つま先を保護するための機能を備えたトゥ・プロテクションが採用されています。
まるでくつを履いているかのような安心感があるにも関わらず、サンダルのような手軽さ、気軽さを備えているとして多くの支持を獲得。同様のニーズを抱えた消費者を一気に取り込んでいくことになりました。
オレゴン州への本社移転
当初はカリフォルニア州で設立されたキーンですが、創業から3年後の2006年には、アメリカで最も環境保全に対する意識が高いと言われているオレゴン州のポートランドへ本社を移転させます。
ブランドコンセプトに含まれる「CARE」を実現する意味はもちろんのこと、ここからキーンはサンダルだけに限らず、スニーカーも含めた総合フットウェア、さらにはアパレルにまで進出していくこととなります。
キーン(KEEN)のスニーカーの特徴
ここまで紹介した通りですが、キーンというのはもともとはサンダルを作るブランドとして誕生しましたが、現在では主にハイキングとカジュアルのラインからスニーカーのラインナップについて取扱いがあります。
比較的種類も豊富な上に、様々なシーンでの用途が想定された作りとなっているスニーカーは特にアウトドアシーンにおける機能性の高さも考慮されていることから評価も高く、アウトドア派から高い支持を受けています。
そんなキーンのスニーカーに関しては、種類とコレクションが分類されています。ここではそんな種類とコレクションについて、それぞれの特徴について解説していきます。
ハイキング
その名の通り、ハイキングの際に使用することを前提に作られたスニーカーがラインナップされています。クライミングシューズの要素を入れ、コンフォートシューズとのハイブリッドを目指したスニーカーなどがあります。
長き距離を歩いても疲れを感じさせない快適な履き心地をうみだすため、キーンの持つ高い技術力が活かされたスニーカーはハイキングをする方からも非常に高い評価を得ています。
カジュアル
キーンの中でも最もタウンユースに適したスニーカーを揃えているのがこちらのです。キャンバス素材を使用したマデラスなどは非常に使い勝手が良く、どんなコーディネートにも合わせやすく人気です。
クラシックでシンプルなシルエットのスニーカーが多く、ハイテクスニーカーよりもローテクスニーカーが好きな方におすすめしたいスニーカーが揃っていると言えるでしょう。
ウォータープルーフ
キーンのスニーカーの中でも特に防水性に優れたものがこちらに分類されています。キーンのオリジナルの防水素材となっている「KEEN.DRY」を採用しているので、突然の水濡れ、降雨などでも安心です。
デザイン的にもどちらかと言えば、タウンユースというよりもアウトドア向けのスニーカーが数多くラインナップされています。
ヴィーガン
動物素材を一切使わずに作られるシリーズがこの「ヴィーガン」です。すでに使われなくなったダイレクトバルカナイズド製法と、上質な素材によって生み出されるスニーカーは環境にも配慮された一足となっています。
ちなみに、キーンはこのダイレクトバルカナイズド製法を実現するための機械探しに何年もの歳月をかけてようやく可能にしたものであり、製品づくりに対する高いこだわりを感じさせるスニーカーと言えるでしょう。
キーン(KEEN)で人気のおすすめスニーカー
もともとはサンダルのブランドとしてスタートしたキーンのラインナップは、やはりサンダルのラインナップが非常に充実したものとなっていますが、スニーカーに関してもそれなりのラインナップが揃っています。
比較的アウトドアよりのスニーカーが多いものの、カジュアルに使えるものもあり、デザインも豊富です。ここではそんなキーンのスニーカーから特におすすめのものを紹介していきます。
ジャスパー(JASPER)
現在の価格はコチラ |
クライミングシューズとコンフォートシューズを組み合わせたキーンの完全オリジナルスニーカーと言えばこのJASPERです。天然皮革を使用したスエードをアッパーに採用しラバーソールはグリップ力も高く安定感があります。
履き心地も非常に良いと同時にファッション性もあるのでタウンユースにも使える、キーンのおすすめスニーカーとなっています。
マドラスオクスフォード(MADERAS OXFORD)
現在の価格はコチラ |
キーンのスニーカーの中でも最もタウンユースとしておすすめとなるのがこのマドラスオクスフォードです。ダイレクトバルカナイズド製法はキーンだからこそできるものであり独特のビンテージ感を作りだします。
アッパーには定番のキャンバス素材を使用しどんなスタイルにも合わせやすいシンプルなデザインとシルエットが特徴と言えるでしょう。かなり使い勝手の良い一足。
コーヴェン(KOVEN WP)
現在の価格はコチラ |
キーンのスニーカーの中でもトップレベルに多様な環境での使用に対応しているのがこちらです。防水透湿素材である「LEEN.DRY」を採用しているので水濡れにも安心して対応することができます。
メインはアウトドアでの利用、ハイキングの利用となりますが、そのような環境でも安心して使えるスニーカーをお探しであれば、おさえておきたい一足であることは間違いないでしょう。