レザー素材のスニーカーを手入れする方法
大人っぽい雰囲気で人気の高いレザー素材でつくられたスニーカーですが、正しいお手入れ方法を学ばないと、レザースニーカーを長持ちさせる事は出来ません。
皮革製品は人間の皮膚と同じで、手入れをしなければヒビが入ってしまう事もあります。レザーの種類やお手入れ方法を学び、いつでも美しい状態のレザースニーカーを履きましょう。
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代表的なレザースニーカーの素材
カーフレザーのスニーカー
皮革の最高級素材とも呼ばれるカーフレザーは部位による差が少なく傷も少ないのが特徴で、生後6ヶ月以内の仔牛の革を使用しているので、非常にキメが細かいレザー素材です。
キップレザーのスニーカー
オスメス関係なく、生後半年から2年くらいの牛の皮をなめして作られたのがキップレザーで、しっとりした質感と柔らかな風合いがあるのでカーフレザーと区別されない場合もあります。
キメの細やかさは質感は若干劣りますが、強度があり長持ちするのが特徴です。
オイルレザーのスニーカー
牛革をなめす時にオイルを染み込ませる事でしなやかにして耐久性を向上させたものの事です。
成牛の革を使っている為、ハードな使用にも耐え、手入れさえしっかりと行えば長く使える素材で、吸湿性があり、革本来の傷やシミがそのまま残っているので味わい深い素材です。
コードヴァンのスニーカー
コードヴァンというのは、革のダイヤモンド等と言われている馬の革の事を言います。農耕用の馬のお尻のごく一部分から採れる希少な革で、独特の美しい艶が出る高級品です。
レザースニーカーのお手入れ方法
ブラシでレザーの埃やゴミを落としておく
レザースニーカーのお手入れの基本としては、クリーム等で栄養補給をする前に、しっかりとスニーカーに付いた埃やゴミをブラシで落としておく事が重要になります。
ブラシには、豚毛と馬毛の2種類がありますが、馬毛の方が柔らかいため傷をつけません。汚れを落とす用と、後でクリームを馴染ませる用に2つ購入しておく事をお勧めします。
リムーバーでレザースニーカーの汚れを落とす
レザースニーカーというのは、購入した時点ですでにクリームを使って手入れがされています。
そのため、以前に使ったクリームを落とさないままで、さらにクリームを塗ってしまうと、レザースニーカーは綺麗になるどころか、汚れを巻き込んで今以上に汚れてしまいます。
そのため、リムーバーを使用してスニーカーに付いた古いクリームを落とすのが重要です。綿で出来た布などが良いので、古くなったTシャツ等を使って古いクリームを落とすのですが、あまり強く擦るとレザースニーカーを痛める原因となるので、軽く擦ってやる程度にしましょう。
レザースニーカーの栄養補給をする
綺麗になったところでレザースニーカーに栄養補給をして挙げます。革靴用のクリームというのは色や性質など多種多様に存在しています。そこでレザースニーカー向けとしては無色の乳化性クリームをオススメします。
乳化性クリームを革靴に入れるときの定番は古布を使用する方法ですが、レザースニーカー等の細かい部分が多い物に入れる時にはペネトレイトブラシがオススメです。
ペネトレイトブラシを使用すると細かな部分まで均等に乳化性クリームを染み込ます事が可能で、むらなくレザースニーカーに栄養補給し、コンディションを整える事ができます。
レザースニーカーの余分なクリームを落とし磨きます
レザースニーカーに乳化性クリームをペネトレイトブラシで均等に入れたあとは、余計なクリームを馬毛ブラシでしっかりと落とします、コレだけでカナリ輝きが戻ってきます。
その後、手入れ用の専用クロスを使用して磨いてあげると非常に綺麗になります。
レザースニーカーの基本として、一週間に一度程度はこのお手入れをしておきましょう。
とはいっても、あまり短いスパンで磨いてしまうと、反対にレザースニーカーを痛める事もあり、「過ぎたるは及ばざるが如し」という事もありますので注意してください。