用途で違う!スニーカーの種類やタイプとは?
スニーカーというのは、そもそもの成り立ちにスポーツ競技用の靴として制作された歴史があるため、現在においてもスニーカーというのは、主にスポーツ競技の数だけ種類があり、それぞれのスタイルに合わせて進化を遂げています。
そんな、スニーカーの種類について詳しく解説していきますので、自分の好みがどの種類のスニーカーなのか、また興味の湧いたスニーカーがどの種類に属しているのかを理解して、自分にぴったりのスニーカーを見つけてみてはいかがでしょうか。
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スニーカーの種類は用途で違う
おそらく、多くの人がスニーカーを普段履きとして、デートや通勤など様々な場面で活用していると思いますが、現在においても「普段履き用に開発されたスニーカー」というのは稀であり、スニーカーは主にその時代のスポーツ競技に合わせて作られていて、スポーツの数だけ種類があります。
スニーカーとして有名なコンバースのオールスターも元はバスケットボール用シューズであり、エアマックスもランニング用のシューズでした。スニーカーというのはこれらスポーツ競技の種類によって特徴が異なり、バスケットボール向けのスニーカーはクッション性、ランニング向けシューズは軽量性といった種類毎の特徴があります。
そんな、スニーカーの種類による特性を理解するために、現在普段履きとして使われることの多いスニーカーの種類を細かく分類しましたので、じっくりと見ていきましょう。
バスケットボールタイプのスニーカー
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日本におけるスニーカーブームの火付け役となった種類といっても過言ではないバスケットボールタイプのスニーカー。マイケルジョーダンのシグニチャーモデルとして生み出されたエアジョーダンシリーズや、ローテクスニーカーの代表機種と言えるコンバースのオールスターはこの種類に属しています。
この種類のスニーカーが持つ特徴は、クッション性の豊かさとフラットな床におけるグリップ力の高さ。そしてハイカットからローカットまで幅広い形状で展開されているのも特徴と言えます。
俗に「バッシュ」と呼ばれるゴツゴツとしたフォルムのボリューミーなスニーカーから、ローカットでアナログ感のあるシンプルなスニーカーまで多岐に渡ります。
テニスタイプのスニーカー
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テニス用として生み出されたスニーカーは、エレガントさの漂うシンプルでクラシカルなデザインが特徴的。その中でも傑作とされているアディダスのスタンスミスに代表されるような、どこか紳士的で品の良さを漂わせるベーシックなデザインのスニーカーが多いカテゴリーと言えるでしょう。
ハードな動きにも対応できるアッパー素材の強度や、地面とのグリップの良さが特徴であり、テニスように作られたスニーカーは「コートシューズ、コートモデル」と総称されることもあり、コートタイプスニーカーの原点とも言えるデザインとなっています。
ランニングタイプのスニーカー
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普段履き用のスニーカーとして、バスケットやテニスに並んで人気の高いランニングシューズ。ハイテクスニーカーとして一斉を風靡したナイキのエアマックスや、リーボックのインスタポンプフューリー、プーマのディスクブレイズなどはこのランニングタイプの種類に属しているスニーカーです。
プロ仕様からタウンユースまで幅広いシーンで使われているスニーカーの基本モデルであり、日本におけるランニングブームとともに、各ブランドからリリースされるスニーカーも非常に多く、最近では裸足感覚で走れるようなモデルなども登場しています。
各ブランドの最新技術がいち早く投入される種類でもあるため、スニーカー好きな人たちからも注目度が高く、現代におけるハイテクスニーカーの中心とされているのもこの種類です。
アウトドアタイプのスニーカー
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山登りやハイキングなど、ラフな路面に対応したタフなスニーカーの多い種類がアウトドアタイプです。近年では山道を走るトレイルランニングという競技も人気が高まってきており、堅牢さを持ちながらもランニングタイプのような軽量性を高めた「トレランシューズ」というジャンルも注目されています。
基本的なブーツのようなディテールとなっている頑丈そうな見た目が多く、ウォータープルーフであったり、ラギッドなパターンのソールデザインなども登場しています。
スケートボードタイプのスニーカー
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今や、スニーカーの種類の中でも定番の地位につけるほどジャンルとして成熟し始めたスケートボード用のスニーカー。ストリートカルチャーをルーツにもったファッショナブルなデザインと、耐久性やクッション性などスポーツに必要な履き心地の良さも相まって高い人気を誇っている種類です。
スケートブランドの多くはスケーター自身が設立していることも多く、ファッションやミュージックといったカルチャーと密接な関係にあり、個性的なデザインが豊富なのもこのジャンルの魅力といえます。
フィット感やスケートボードの板から足を守るために搭載された厚めのタンや、耐久性とグリップ力の高いバルカナイズ製法のソール、そしてオーリーガードや頑丈なスエード素材といったスニーカーが特徴です。
トレーニングタイプのスニーカー
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フィットネスブームと相まって、健康志向の人たちから注目度が急上昇しているトレーニングタイプのスニーカー。もっとも有名なのはリーボックのイージートーンなど、あえて不安定なソールパターンを使用することで、履いているだけでダイエット効果があるなど意欲的な技術が搭載されているジャンルです。
ジムワークで使うためのフィットネスシューズや、運動効果を促進できるものなのどもトレーニングタイプのスニーカーに含まれ、デザインの多くはランニングシューズをベースにユーティリティな雰囲気をもたせたものが主流となっています。
ドライビングタイプのスニーカー
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スポーティーなルックスと、どことなくエレガントな佇まいが、大人に似合うスニーカーとして様々なファッションから人気に火がつき、徐々にスニーカーの1ジャンルとしての地位を獲得しつつあるドライビングタイプ。
アクセルやブレーキを踏む足が滑りにくいように、薄型のソールにゴムを使用してグリップ力を高めたスニーカーであり、参考画像のようなフラットなデザインから、モカシン縫いなどの革靴のような意匠がされたデザインなど、フォーマルかつトラッドな見た目のスニーカーが豊富に揃う種類です。
ドレスタイプのスニーカー
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ビジネスシーンでも使えるようなレザー素材で作られたスニーカーを中心に、革靴のようなディテールと木型(ラスト)を使用して作られているドレスタイプのスニーカー。
カジュアル感よりもエレガントさを重視して作られており、スポーツ競技から誕生した他のジャンルとは違って「おしゃれであること」によって作られているスニーカーです。
多くのスニーカーは上質なレザー素材が使用され、薄型のソールとなっているのが特徴であり、中にはウィングチップやメダリオンといった革靴のような意匠が施されているスニーカーもあります。
ダンスタイプのスニーカー
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靴紐とベルクロ素材を組み合わせ、激しいダンスの動きにも対応できるホールド性を重視したダンスタイプのスニーカー。機能性を重視したシンプルなデザインのスニーカーだけでなく、ファッション性を高めたド派手なスタイルまで多岐にわたっています。
主にコートタイプを中心としたアップデートが行われており、コートモデルのスニーカーにホールド性やフィット感、またクッション性といったものをプラスしたデザインになっているのが特徴です。
サッカータイプのスニーカー
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ヒールカウンターのシルエットが印象的なサッカータイプのスニーカー。最近ではサッカー用シューズの最先端といえる「スパイク」もデザイン性の高いものが登場しており、それらの下位機種として展開されているフットサルシューズやトレシューと言われるスニーカーを普段履きする人も増加中。
ローテク感を感じるアナログなサッカーシューズは、クラシカルで統一感のあるデザインのスニーカーも多く、細身のシルエットやフィット感の高いはき心地が支持されているジャンルです。
レスリングタイプのスニーカー
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ハイカットタイプのデザインでありながら、バスケットボール用ほどボリューム感もなく、大人なシルエットとして普段履きにも人気なのがレスリングタイプのスニーカーです。
現時点でレスリングタイプの競技者用として登場しているスニーカーを普段履きする人はあまりいませんが、古いモデルなどはスマートで高さのあるフォルムが足元のアクセントとなるため人気を得ています。
サーフタイプのスニーカー
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サーフィンを楽しむときは裸足ですから、サーフィン用のスニーカーって何?と思うかもしれません。有名なのはスリッポンと呼ばれるシューレースを使用しないスニーカーであり、サーファーが家からビーチサイドまで、スケートボードや自転車で移動するときに使用する靴として誕生した経緯からサーフタイプと呼ばれます。
裸足のまま履いても快適な履き心地と、そのままスケートボードに乗れるようなホールド性が重視されており、最近ではエスパドリーユなどリゾート系スリッポンもこのジャンルに属しています。
デッキタイプのスニーカー
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デッキシューズと呼ばれる「ボートのデッキの上で使う靴」をベースに、スニーカータイプへとアップデートさせたのがデッキタイプのスニーカーです。水で濡れたデッキの上でもしっかりとグリップするソールや、デッキに色移りしないように白色のソールで作られているものが中心となっています。
代表的なのは、デッキシューズの生みの親とも言われるスペリートップサイダーのスニーカーであり、マリンルックの人気と合わせて注目度の高まっているスニーカーの種類です。