ボタンダウンのワイシャツの正しい選び方
襟元のデザインがオシャレでビジネスマンに人気の高いボタンダウンのワイシャツ。しかし、ボタンダウンのワイシャツは正式な場面での着用がNGのカジュアルシャツであることはご存知ですか?ボタンダウンのワイシャツのビジネスシーンでの可否と、選び方についてご説明します。
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ボタンダウンのワイシャツとは?
同じような形に見えるワイシャツにも、襟の形によって様々な種類に分けられます。その中でも人気が高いワイシャツが「ボタンダウンシャツ」です。
ボタンダウンのワイシャツとは、ボタンダウンカラーのついたワイシャツのことです。簡単に説明すると襟を小さなボタンで留められるワイシャツのことです。
ボタンダウンのワイシャツはスポーツウェア
ボタンダウンワイシャツは、ドレスシャツではなくカジュアルなワイシャツと言われています。なぜならボタンダウンのワイシャツはそもそもスポーツウェアとして開発されたものだからです。
アメリカントラディッショナルの代表的ブランド「ブルックス・ブラザーズ」の創業者であるジョン・ブルックスによってボタンダウンのシャツは開発されました。ジョン・ブルックスがポロ競技の観戦中に襟が風で動かないようにボタンで留めていた選手を見て考案されたのが起源と言われています。
そのため、ボタンダウンのワイシャツは機能性を重視したスポーツテイストのカジュアル色の強いワイシャツだと認知されています。
ボタンダウンのワイシャツはフォーマルではNG
ボタンダウンのワイシャツはポロ競技中に襟が邪魔にならないように機能性を重視して作られたカジュアル性の強いシャツである点が特徴です。
ですので、フォーマルなどの正式な場面では、ボタンダウンのワイシャツはマナー違反になります。テレビでも外国の要人や政治家が式典やパーティでボタンダウンのワイシャツを着ているのを見たことありませんよね?
しかし、日本のビジネスマンは頻繁にボタンダウンのワイシャツを着ています。あなたの職場でもよく見かけるのではないでしょうか。ただ、ビジネスシーンにおいてもボタンダウンのワイシャツを着るのには気を付けなければなりません。
ボタンダウンのワイシャツはそもそもがスポーツウェアですので、ネクタイを締めないワイシャツなのです。ボタンダウンのワイシャツにネクタイを締めると、ちぐはぐな印象が強くなります。
特にスーツスタイルやマナーに詳しい人には、マナー違反だとすぐにばれてしまいます。ですので、会議や商談などの大事な場面ではボタンダウンのワイシャツは避けた方が良いでしょう。
特に海外、ヨーロッパ圏の人にはマナーに厳しいビジネスパーソンも多いので注意が必要です。マナーや見た目の印象でビジネスに悪影響があれば本末転倒です。
ボタンダウンのワイシャツの選び方
ボタンダウンのワイシャツはデザイン性が高く、他のワイシャツよりもオシャレな印象が強く人気が高いです。しかし前述したような理由によって、カジュアル色が強すぎるのでフォーマルやビジネスシーンには向きません。
ではどのような場面で、どのようなボタンダウンのワイシャツを選べばよいのかについてご説明します。
ボタンダウンはクールビズ期間におすすめ
ボタンダウンのワイシャツは、その成り立ちからネクタイの着用を前提としていません。ですので、ネクタイを締めないクールビズとの相性が非常に良いワイシャツです。
ボタンダウンのワイシャツは、一番上のボタンをはずしても襟の形が崩れません。これは他のワイシャツには無いボタンダウンのワイシャツの特徴です。また、首回りも綺麗な形状を保つので、ノーネクタイのクールビズスタイルに非常に相性が良いです。
クールビズの期間であれば、ビジネスマナー上の問題もありませんので安心です。
ボタンダウンは襟元の形で選ぶ
ボタンダウンのワイシャツを選ぶ上でポイントとなるのが「襟」です。ボタンダウンのワイシャツは襟元の美しさが魅力のワイシャツですので、襟元の美しさやデザインで選ぶのがポイントです。
また、首元のボタンが2つ付いたタイプのボタンダウンのワイシャツは、襟が高くなるので、ボタンを開けた時に非常に美しく見えますのでおすすめです。
ボタンダウンのワイシャツは、色や柄の種類も豊富であり、アイロンが不要な形状安定のタイプも出回っていますので、気に入ったデザインの物を選びやすいのも魅力です。
ビジネスで着る場合はシンプルなボタンダウンを選ぶ
ボタンダウンのワイシャツは何度も説明している通り、正式な場面では避けた方が良いでしょう。しかし着ている人も多く、社内のドレスコード的にOKであれば着ても問題ないかもしれません。事実、ボタンダウンのワイシャツはマナー違反だと分かる社会人は少数派です。
そんな時のボタンダウンのワイシャツの選び方としては、まずはシンプルなデザインで白のボタンダウンのワイシャツを着て行き、社内の反応を確かめてみるのが無難です。
自身が勤めている会社のドレスコードを自分で確認してみるのも一つの手段です。