クールビズの上手なワイシャツの選び方
もうすっかり日本の夏に定着したクールビズ。この時期はノーネクタイのサラリーマンがほとんどです。しかし、クールビズはただネクタイを外せばよいというものではありません。クールビズに適したワイシャツがあります。そこでクールビズに合うウィシャツの選び方と疑問についてご説明します。
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クールビズ用のワイシャツ選びのポイント
省エネ対策として始まったクールビズも定着して久しい昨今。クールビズ期間になったからと今まで通りのワイシャツでネクタイを外しただけの格好で出勤していませんよね?
街ゆくサラリーマンに多く見られるのがこの格好のクールビズスタイルです。これではビジネスマンとして良い印象を持たれることはありません。とりあえずネクタイを外しましたという格好はクールビズスタイルの悪い見本のようなものです。
襟元がだらしなくなりやすいので、オシャレどころか印象を損なう結果にもつながりかねません。ノーネクタイだからこそワイシャツ選びには細心の注意が必要であり、クールビズスタイルの印象はワイシャツによって大きく左右されます。
そこでクールビズに適したオシャレなワイシャツ選びのポイントをご紹介しますので、ワイシャツ選びの参考にしてみて下さい。
クールビズにおすすめのワイシャツの種類
ノーネクタイのクールビズにとって、最も重要なのが「ワイシャツの襟」です。ノーネクタイでワイシャツの襟が寝てしまったり、跳ねたりするのは見栄えが非常に悪いです。しかし、そもそも最も一般的なワイシャツであるレギュラーカラーのワイシャツは、ネクタイを締めるのを前提として作られていますので致し方ない面もあります。
ですので、クールビズ用のワイシャツを選ぶのであれば、ノーネクタイ時にも襟元が綺麗なワイシャツを選ぶことがポイントになります。ノーネクタイでも襟が立つワイシャツを選べば、襟元が広がらずに美しいフォルムを保てます。
そんな、クールビズで活躍するワイシャツの襟元といえばこの3種類。
- ボタンダウンカラー
- スナップダウンカラー
- クリレックカラー
これら3種類の襟元に関しては以下で詳しく解説していきますが、ワイシャツに使われる襟には上記3種以外にも非常に多くの種類があるので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ボタンダウンのワイシャツ
クールビズスタイルにおすすめなワイシャツといえば「ボタンダウンのワイシャツ」です。ボタンダウンワイシャツとは、襟の先にボタンがついており、襟を固定できるワイシャツのことです。
ボタンダウンワイシャツは、アメリカントラディッショナルの代表的ブランド「ブルックス・ブラザーズ」がポロ競技の為に開発したワイシャツであり、機能性を重視したデザイン性の高いワイシャツである点が特徴です。
ボタンダウンワイシャツは、ポロ競技がルーツにありますので、ノーネクタイを前提として作られたワイシャツです。ノーネクタイでも襟元を美しく保つことが出来る数少ないワイシャツです。
デザイン性も高く、オシャレなデザインも豊富ですので、クールビスには特におすすめのワイシャツです。
注意点としては、襟元のボタンは留めておくのがマナーですので、間違っても外さないようにして下さい。
スナップダウンのワイシャツ
レギュラーカラーのワイシャツにボタンダウンのワイシャツの機能性を取り入れたワイシャツが「スナップダウンワイシャツ」です。見た目はレギュラーカラーのワイシャツと相違ありませんが、襟の裏にスナップボタンが隠されており、襟を固定できます。
襟のボタンが見えないので、ボタンダウンシャツよりもドレッシーな印象が強いのが特徴です。ノーネクタイでも襟元を美しく保てるワイシャツの1つです。
クレリックのワイシャツ
クレリックのワイシャツとは、ブリティッシュトラッドの代表的なアイテムです。襟と袖の部分に白の生地が使われており、身頃の色柄のアクセントにしたドレッシーな印象の強いワイシャツです。
ノーネクタイでも襟元が崩れにくく、スマートでフォーマルな印象を与えることが出来ます。もちろんネクタイを締めても様になりますので、非常に使い勝手の良いワイシャツです。清潔感も品もある素敵なおすすめのワイシャツです。
クレリックでボタンダウンのワイシャツなんてデザインも登場していますので、おしゃれにクールビズファッションを楽しみたいという人は是非挑戦してみてください。
他にもクールビズにおすすめのワイシャツとしては、ホリゾンタルカラーなどがありますが、上述した3つのワイシャツを選べば問題ありませんし、おすすめです。
クールビズにおすすめのワイシャツの素材
ほとんどのワイシャツの素材は、「綿100%」か「綿とポリエステルの混紡」です。特に高級ワイシャツに多いですが、中には珍しい素材が使われたワイシャツのあります。
機能性の観点からは、べとつきにくいポリエステルとの混紡もメリットがありますが、ワイシャツで最も重要な質感と着心地に関していえば、綿100%に勝る素材はありません。
上質な綿を使ったワイシャツは、質感や着心地が良いだけではなく、汗を吸いやすく乾きやすいので、暑い夏でも快適に過ごすことが出来ます。クールビズ用のワイシャツには上質な綿のワイシャツを選ぶのがおすすめです。
クールビズ用のワイシャツに関する疑問
ここまでクールビズに適したワイシャツの選び方ついてご説明しましたが、実際にクールビズ期間になると、ワイシャツに関していくつか疑問が出てくると思います。
そこで多くの人が疑問に思うであろう項目の答えを用意しましたので、クールビスのワイシャツ選びの参考にしてみて下さい。
第一ボタンは開ける?締める?
クールビズは、ノーネクタイで冷房の設定を下げ過ぎずに快適に仕事をしてもらう為に生まれました。ですので、「クールビズ=ノーネクタイ+第一ボタンを開ける」がセットになっています。
もちろん会社によってはクールビズ期間も関係なくネクタイが必須な会社や、会議にはネクタイが必須な会社もあります。ですので各会社のドレスコードに従えばよいですが、クールビスでは基本的に第一ボタンは開けるスタイルです。
クールビズの肌着は?
そこで目立つのがワイシャツの下に着る肌着です。本当は肌着はワイシャツの下に着ないのがマナーですが、高温多湿の日本の環境下では肌着を着ることがマナーと思っている人も少なくありません。快適で見た目も良くなることが多いので基本的には着ることをおすすめします。
クールビスではワイシャツの第一ボタンを開けて着るのが普通ですので、襟元から肌着が見える可能性があります。そこで肌着は襟元から見えないような深めのVネックがおすすめです。
また、ワイシャツの下に肌着が透けて見えるのが嫌な人は、肌色の肌着がおすすめです。透けにくく、一目見ただけでは肌着を着ているかどうかが分かりませんのでおすすめです。
半袖ワイシャツはOK?
クールビズの定着に伴って増えてきている半袖のワイシャツ。半袖のワイシャツは日本などのアジア圏とアメリカにしかないってご存知でしたか?スーツ発祥の地ヨーロッパでは半袖のワイシャツはありません。
正式なスーツスタイルでは、半袖のワイシャツはマナー違反となります。なぜなら半袖のワイシャツにジャケットを着るということがおかしいからです。
ですのでクールビズの社内ドレスコードが許容していれば、半袖のワイシャツを着ても問題ありませんが、社外の人と会う時や会議などの正式な場ではクールビズ期間でもジャケットを着るのがマナーですので、半袖のワイシャツは避けた方が無難です。