ワイシャツの袖(カフス)の種類と長さ調節
上着の袖口からワイシャツの袖口がちらっと見え隠れしたり、上着を脱ぐ場面もあるかと思います。どんなにビシッと決めていても袖の長さが合っていなかったりすると周りからの印象も良くないですよね。
袖は意外と目に付く部分であり、おしゃれ上級者ほど袖に気を使っています。ここではそんな『ワイシャツの袖の種類と長さ調節』について紹介していきます。
スポンサーリンク
ワイシャツの袖口について
ワイシャツの袖は意外と目に付く場所であり、上着の袖口から見えることもありますし上着を脱ぐ時もありますよね。スーツをおしゃれに着こなしている人ほど袖には気を使っています。
特に袖口である「カフス」には種類があり、デザインやボタンの留め方、カフスボタンの付け方など違いがあります。しっかりと理解した上でワイシャツをおしゃれに着こなしましょう!
ワイシャツのカフスのタイプ
カフスにはボタンが縫い付けてあるタイプとボタンがなくカフスボタンを使用するタイプがあります。シーンによっては適していないタイプもあり、ワイシャツの袖口を折り返すものなど様々種類があるので紹介していきます。
シングルカフス
一重で折り返しがない袖口になっており、片方に付いているボタンで留めるタイプのカフスです。ワイシャツで最も一般的なタイプになります。
テニスカフス
シングルカフスと似ていますが、ボタンが付いてないのでカフスボタンを使って留めるタイプになります。生地の内側を合わせてカウスボタンで留めます。
コンバーチブルカフス
ボタンが付いており穴も空いているので、ボタンでもカフスボタンでも留めることができるタイプになります。ボタンの場合は普通に留め、カフスボタンを使う場合はテニスカフス同様、生地の内側を合わせて留めます。
ダブルカフス
袖口が長くなっており、折り返して2重にしてからカフスボタンで留めるタイプになります。ドレッシーなワイシャツに多く見受けられます。
ターンナップカフス
ダブルカフスと同じように折り返して2重にしてから留めますが、こちらはボタンが付いているタイプとなっています。ボタンやステッチなどに色をつけている場合もありデザインに凝っているものもあります。ドレッシーな印象ですが正装には向いていません。
カフスのデザイン
留め方のタイプ以外にもワイシャツの袖口のカット方法にも種類があります。ワイシャツが与える印象にも少なからず差があるのでチェックしておきましょう。
スクエア
ワイシャツの袖口が直角になっている加工されていない四角いタイプです。最も標準的なデザインです。
ラウンド
袖口の角が丸くなっているのがラウンドタイプです。柔らかい印象が特徴のワイシャツとなっています。半径の大きさによって小丸・大丸と呼ばれますが、はっきりと区別はされていません。
バレル
袖口の角が切り落とされているようなデザインになっています。シャープな印象が特徴となっており、このタイプのワイシャツは「カットオフ」と呼ばれることもあります。
袖口のボタンの種類
シンプルなものから調整ができるものなどいくつか種類があるので紹介していきます。
シングルボタン
ワイシャツの袖口で最も一般的なボタンが1つになっているタイプです。ワイシャツのサイズが合わない場合はボタンの位置を調整する必要があります。
ツインボタン
ボタンが縦に2つ付いているタイプのワイシャツです。袖口の部分が長い場合やデザイン性を理由に用いられる場合があります。
アジャストボタン(アジャストカフス)
ツインボタンを違いボタンが横に並んでいるタイプになります。ワイシャツの袖口のサイズを調節できるようになっているのが特徴です。
ツインバレル
ツインボタンと同じですが、こちらは袖口の角が落とされているバレルタイプとなっています。
ワイシャツの袖の長さ
ワイシャツの袖の適切な長さってご存知ですか?上着を着て真っ直ぐ下に手を伸ばした時に、スーツなどの上着の袖口からワイシャツの袖口を1cm~2cmくらい出すのが適切な長さとされています。
スーツを着ている人をよく見かけますが、上着からワイシャツが見えていない人って意外と多いんです。上着からワイシャツの袖口が見えない長さはかっこ悪い印象になってしまうので袖の長さには注意しましょう。
ワイシャツの袖の調節方法
ワイシャツはサイズがあるものの様々な人が着用できるように袖が若干長めになっています。中にはワイシャツを購入して来てみたら袖がちょっと長く感じた人もいるかと思います。
そういった場合の解決方法をここでは紹介していきます。
ボタンの位置を変える方法
ボタンの位置を内側にずらすことでちょうど良い位置で止めることによって長さを解決できます。大体5cmくらい長い場合だとこの方法が最適かもしれません。
前のボタンの位置は当然袖口によって隠れるので気にならないのもメリットですが、あまりに袖が長いワイシャツでこの方法をとってしまうと袖がだぶついてしまうので注意が必要です。
アームバンド・シャツガーターを使用する方法
アームバンドは輪になっているバンドです。一般的にも知っている人も多いかと思います。ワイシャツの袖をちょうど良い長さまで手繰り寄せて、二の腕付近で留めることによって長さを調節します。手軽に長さを調節できるのがメリットですが、人によっては古臭いと思ってしまうようです。
上記の画像がシャツガーターです。二の腕付近で使うアイテムで、まず片方を袖に留め、ちょうど良い長さに手繰り寄せたあともう片方の留め金で止めます。アームバンドに比べて若干手間ではありますが、アームバンドと違ってデザインが豊富なのでコーディネートのアクセントとして使うことも可能なアイテムです。
袖丈を詰めて調節する方法
基本的に専門の店舗にお願いすることになります。店舗によってはワイシャツを購入する段階で受けてくれるところもあります。
袖の長さ自体を直してしまえば、何かで留めたりボタンの位置を変える必要もないので楽といえば楽です。しかし費用がかかってしまうのがデメリットですね。店舗にもよりますが大体3000円~4000円ほどかかってしまいますし、ワイシャツのシルエットにも影響してしまうので注意が必要です。
袖の長さを直してしまうくらいならオーダーシャツにしてもいいかもしれません。5千円程度で作れる店舗もあるのでおすすめです。
>>襟、袖、生地、柄などワイシャツのタイプについてまとめた記事はコチラ