顔立ち別!あなたに似合うメガネのサイズや形状の選び方
メガネの種類は非常に多く、自分に合うメガネを選ぶのはとても難しいです。
ですが、本来の役割である「視力補正」のためにメガネを買う人はもちろん、ファッションアイテムの1つとしてメガネを選ぶ人も多いのではないでしょうか。
メガネを上手く選ぶには「自分に似合っているか」をよく確認しながら選ぶことが重要になってきます。自分の顔の特徴を捉え、メガネと上手くフィッティングさせることで一生もののメガネが生まれるのです。
ここでは「自分に似合ったメガネ」「自分に似合った選び方」とは何なのか、今から3つのステップを踏まえて詳しく紹介していきます。
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メガネを選ぶポイント
メガネは、目が悪くない人もお店に足を運ぶほど今やファッションアイテムの1つとして定番になってきました。
選ぶ人が多くなった、種類も多くなり、フレームの種類や大きさや太さ、カラー等バリエーションが非常に豊富になっています。そのため、自分に似合うメガネを選ぶことがより難しくなりました。
「かわいい」と思って選んだとしても、実際は顔に合っていないケースや長時間かけているとずれたり耳が痛くなるケース等、失敗した経験がある人もいるかと思います。
そこで、「一生もののメガネ」を選びたい人にぜひ知ってもらいたいメガネの選び方を紹介します。大きくポイントは3つです。
STEP1:メガネのサイズを決める
まずサイズ選びから始めましょう。サイズは、自分の顔に合わせて選ぶと「小顔」に、合っていないとメガネが無駄に目立つ「メガネ浮き」や「顔が大きく」見えてしまいます。そのため、メガネのサイズというのは非常に重要なのです。
また、サイズが合っていないとメガネがずり落ちたり、キツくて耳の裏が痛くなることもあります。そうなると、また違うメガネを購入するはめになり、もったいないです。こうならないためにも、自分にピッタリなサイズを選ぶことから始めましょう。
サイズ選びをするときには、以下のポイントに気を付けると上手く選ぶことが出来ます。
- メガネのサイズ表記の見方を理解する
- 購入する前に自分の顔の大きさをはかる
- 自分の目とレンズの位置を確認する
メガネのサイズ表記の見方
メガネには、サイドの内側にサイズ表記がされています。これはサイズを確認するための重要な表記なので、是非覚えておきましょう。
そもそも、日本では「ボクシングシステム」という国際規格を使用した方法を用いています。ボクシングシステムというのは、ドイツの国家規格ではありますが、国際的な標準規格も認められているので海外のメガネでもほとんどがこのシステムを用いります。ボクシングシステムは表記内に□を使っているのが目印です。しかし、中にはデータムラインシステム等の異なったシステムで表記しているメーカーもあるため選ぶ時に注意しましょう。
では、分かりやすく解説するために例として「50 ▢ 15 - 137」という表記を利用して解説します。簡単に言うと、一番左の50はレンズの直径、真ん中の数字はブリッジ幅、右側の137はテンプルの長さを表します。
ちなみに、フチ部分(フレームワーク)は長さに含まれていないため注意しましょう。また、単位はすべてmmです。
レンズの直径
基本的に一番左側の数字です。これは、片方のレンズの直径(横幅)を表します。横幅のサイズを、自分の顔の中で最も横幅が広い部分を測って照らし合わせるとどれくらいかわかります。
一般的な人は、頬骨が最も横幅が広いとされているので、気になる方は実際に測ってみるといいでしょう。一般的には日本人の場合以下のサイズに当てはまります。
サイズ表記 | 顔の横幅 |
50 | 138mm |
52 | 142mm |
54 | 146mm |
56 | 150mm |
男性であれば、52~56、女性であれば50~54が目安です。
ブリッジ幅
ブリッジ幅とは、メガネのリム(レンズを囲む枠)を繋げる部分で、左右をつなぐ役割をしていることから「ブリッジ」と呼ばれるんだとか。ざっくりいうと、鼻の幅を指しています。一見、選ぶ時にそこまで重要でないと思う人が多いかと思いますが、黒目の位置が気になる人は、テンプルが非常に重要です。両目が近い人は、ブリッジ幅が広いメガネを、両目が離れている人はブリッジ幅が狭いメガネを選ぶとうまくカバーできます。
ちなみに、一般的な大きさは16~18mmくらいです。
また、ブリッジ幅はメガネ選びで最も重要という意見もあります。なぜなら、メガネフレームやテンプルは多少の調整が出来ますが、ブリッジ幅はメガネの構造上変えることができないためです。
テンプルの長さ
テンプルの長さは、メガネを長時間かけたときのかけ心地に影響します。
テンプルは、フレームの目尻から耳までの距離を指しており、テンプルの長さ(サイド部分の長さ)を表します。つまり、フレームのフロントから耳先までです。テンプルは大抵耳の形に合わせて多少折れていますが、表記されているのは真っすぐにした長さです。
全長の長さにしているのは、かけやすくするために折り曲げたテンプルで測ると長さが大きく変わってしまうためです。ちなみに、大抵は左右同じ長さになっており、一般的な長さは、140~145mm程度です。
自分に合ったサイズの測り方
メガネのサイズの測り方というのは、様々な方法があります。もちろん、メガネ屋さんで測ったほうが正確に出ますが、目安として知っておきたい方やネット通販等でメガネを実際に見ることなく選ぶ方は、ぜひ知っておきましょう。
定規を使った測り方
定規を目の下に当てます。この時、顔はできるだけ真っすぐにしていましょう。定規を当てたら左の黒目の中心と右の黒目の中心の距離測りましょう。測りずらい場合は、左右の数値を片方ずつ測定してあとから計算するといいでしょう。
黒目の距離が分かったら、欲しいメガネのレンズの幅(玉型)とブリッジ幅の合計の数値も計算しましょう。最終的に、黒目の距離と「玉形+ブリッジ幅」の数値が近いとちょうどいい大きさです。反対に、黒目の距離のほうが大きい時はメガネが小さく見えますし、数値が小さい時はメガネが大きく見えます。
クレジットカードを使用した測り方
この方法は、レイバンが推奨しています。国際規格の「ID-1」のクレジットカードを使用した方法です。このクレジットカードを縦に持ち、縦端は鼻の中心部分、横端(トップの方)は黒目の中心に当てます。
クレジットカードを当てたときにクレジットカードが目尻の位置と同じであれば、最も一般的。反対に、目尻より外側にきてたら大きめ、内側であれば小さめのサイズを選ぶといいでしょう。
顔のパーツごとのフレームの合わせ方
顔パーツで合わせると、顔に上手くフィットしたメガネを選ぶことができます。顔全体としては、縦幅と横幅に分けて考えることができます。
縦幅の場合、眉から顎にかけて3分の1がメガネに収まっていれば、バランスがよく取れています。横幅は、顔の中で一番広い顔の横幅とメガネの横幅が同じであると顔に合っています。縦幅と横幅は顔全体とフレームのバランスをとる上でとても重要なので、ぜひ確認しておきましょう。
ここで注意なのですが、フレームと顔のバランスを見ることがとても重要なので、必ず鏡で見ながら選びましょう。
眉毛で合わせる方法
眉の形とフレームの合わせ方も非常に重要です。
基本的な合わせ方は、自分の眉毛とフレームのトップが平行であるメガネを選びます。ポイントは、眉と目の中間にフレームが来ること。反対に離れすぎると老けて見えてしますので、注意しましょう。
選び方によっては、キツイ印象を和らげる効果もあります。具体的には、鋭角な眉や山型の眉の人です。これらの人は、目頭と目尻をトップと平行にすると印象を和らげてくれます。また、より似合いたい人は、メガネのトップが眉毛と3分の1重ねるとよりバランスが取れます。
瞳で合わせる方法
黒目の中心とメガネをの中心を合わせて選ぶ方法です。意外にも黒目とメガネの位置が合っているか合っていないかが、違和感を左右します。
理想的な黒目の位置としては、レンズの中央もしくは少し内側です。レンズの中心がもし以下のようにずれている場合には、ブリッジ幅やメガネの横幅に合わせて選ぶといいでしょう。
黒目の位置 | 印象 | 対処方法 |
外側過ぎる | 離れ目に見える | 横幅を広く、ブリッジ幅を広くする |
内側すぎる | 寄り目に見える | 横幅を広く、ブリッジ幅を狭くする |
下過ぎる | 違和感を与える | ブリッジ幅が広くする |
上過ぎる | オタクっぽく見える | 鼻パッドを高めに |
STEP2:メガネフレームを決める
メガネフレームはメガネ選びで最も重要になります。もちろん、自分がお気に入りのフレームを選ぶのもいいのですが、一生もののメガネを選びたい人であれば、自分の顔型に合ったメガネを選びましょう。自分の顔型に合ったメガネを選ぶと、顔をより小顔に見せることができますし、顔型によってはエラの印象をなくすことができる等自分のコンプレックスをカバーすることができます。
大きくは、以下の5つの顔型に分けることができます。
- 丸顔
- 卵顔
- 面長顔
- 逆三角顔
- ベース顔
メガネのフレームの選び方
メガネフレームは、メガネの形を決めます。大きくは、輪郭が直線的なベース顔や逆三角顔の人はラウンド型やボストン型等の丸みを帯びたメガネを、曲線的な丸顔や面長顔の人は、角がはっきりしたスクエア型やウェリントン型を選ぶといいです。
ちなみに、卵顔はどんなフレームでも似合う万能な顔型のために、全てのメガネが似合います。しかし、他の顔型と比較して「とても似合う」というメガネが少ないために、素材やカラーで個性をだすといいでしょう。
メガネの形 | 丸顔 | 卵顔 | 面長顔 | 三角顔 | ベース顔 |
ラウンド型 | × | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
オーバル型 | × | 〇 | × | ◎ | ◎ |
ボストン型 | △ | 〇 | △ | 〇 | ◎ |
スクエア型 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | × |
ウェリントン型 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | △ |
ティアドロップ型 | 〇 | 〇 | ◎ | △ | 〇 |
フォックス型 | ◎ | 〇 | × | △ | 〇 |
メガネのリムの選び方
リムというのはレンズを囲んでいる枠のことで、日本語に訳すと「縁」や「枠」を指します。リムはメガネの印象を大きく左右する重要なポイントの一つで、レンズをどれくらい囲んでいるかで呼び方が異なります。大きくは、5つの種類に分けることが可能です。
ざっくりいうと、レンズのすべてを囲んでいるのがフルリム、上半分を囲んでいるとナイロール、下半分を囲んでいるとアンダーリム、テンプルとトップの部分が繋がっているとブロウバー、リムがないのがツーポイントとなります。
リムの形状 | 丸型 | 卵型 | 面長型 | 三角型 | ベース型 |
フルリム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ナイロール | 〇 | 〇 | × | ◎ | × |
アンダーリム | △ | 〇 | ◎ | 〇 | △ |
ブロウバー | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ |
ツーポイント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
STEP3:メガネの色を決める
最後はメガネのカラーを決めましょう。最近の店舗ではカラーバリエーションが豊富な店舗が多いために悩む人もおおいのではないでしょうか。
カラーを悩んでいる人にぜひおすすめしたいカラーの決め方が3つあります。「○○用のメガネ」と決めている人であればTPOに合わせた選び方、第三者の印象を気にする人であればカラーごとに与える印象、一生使えるメガネを選びたい人は肌色で選ぶといいです。
TPOに合わせて決める
メガネの色は基本的に、どんな時に使用するのか等のTPOを考えた選び方がいいです。オフィスシーンであれば、黒や茶色といった暗めの色がいいでしょう。また、メタル系フレームだと無難です。
お休みでどこかに出かける日であれば、少し明るいカラーを選ぶとファッション性が高まります。シンプルなファッションにあえて赤やピンクといった個性的な色を使いことで程よくワンポイントになりますよ。
与える印象に合わせて決める
色は、人に与える印象を大きく左右します。
基本的には、シックな黒や茶色の場合はクールさや知的さを増すので大人らしく見えます。一方、赤やピンクといった派手な色は明るく見えるので若々しくなります。
よくメガネで使われているカラーが人に与える印象は以下のようになっています。
カラー | 印象 |
赤 | 明るい、かわいらしい |
青 | 知的、クール |
緑 | 穏やか、優しい |
ピンク | 優しい、華やか、若々しい |
白 | 清潔感 |
黒 | シンプル、知的 |
茶色 |
安心感、ぬくもり |
いつもなら無難な黒や茶色を選ぶ人が多く飽きてきた、という人はカラーを変えてイメチェンするのもいいかもしれません。
肌の色で選ぶ
肌の色で選ぶ方法が最も似合うカラーが見つけやすいでしょう。
仮に色黒の人、色白の人と分けた場合は、濃い色が似合うのが色黒さん、薄い色が似合うのが色白さんと言えます。
色黒でも色白でもない、という人の場合は無難に黒や茶色を選ぶのもありですが、赤や青といった原色に近い色を選ぶといつもと違ったメガネになります。特に、青や紫系の色を選ぶと肌のくすみや黄ばみを隠してくれるためおすすめです。
とはいうものの、中間的な肌色の人は似合う色を問わないので、好きなカラーを選びましょう。
色黒の人に似合うメガネの色
色黒さんは、茶色や黒、ネイビーといった濃い色がよく似合います。男性的なイメージが強いカラーではありますが、女性でも色白さんと比較すればとても馴染みやすいです。
また、色黒さんの中でもピンク系の人であればブラック、ネイビー、パープル、ワインレッドがおすすめ。反対にオークル系の肌色であれば、レッドやカーキ、ゴールドが似合います。
色白の人に似合うメガネの色
色白さんは、白やピンク、パステルカラーやアイボリー等の淡い色がよく似合います。深みや温かみを与えてくれるため、女性であればなおおすすめです。特に、ピンク系だと女性らしいエレガンスな雰囲気を与えてくれます。
色白さんの中でもピンク系の肌色の人はホワイトやパール、シルバー等、オークル系の人であれば、アイボリーやイエロー、オレンジがよく似合います。