寿命や買い替えは?メガネレンズのキズを修復する方法
メガネレンズは永久ではありません。消耗品なのです。だからキズやほこりが付着してしまい、長く持ったとしても3年程でダメになってしまいます。
ある程度年数が経ったメガネは、新しいメガネに買い替えや交換が必要です。
しかし、「最近買ったばかりでまた新しいメガネを購入するのはもったいない」という人も多いのではないでしょうか。そこで、レンズの買い替えに抵抗を持つ人のためにキズを落とす方法を紹介していきます。方法に関しては自己責任のため、実際にやってみる場合は十分に気を付けてください。
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メガネレンズの寿命や買い替え時期は?
あらかじめですが、メガネのレンズは永遠に使えません。ガラスレンズであれば3年以上使えますが、ほとんどの場合がプラスチックレンズ。プラスチックレンズの寿命は1年半から2年間ほど。レンズは繊細でキズがつきやすい為、それほど長持ちしません。
また、年数がたつと人間の度数も変化してきます。度数が合わないままメガネを使い続けると、眼に負担をかけて視力が低下します。
ですので、ある程度の年数がたったらレンズを交換、もしくはメガネを買い替える必要があります。
どうしてもメガネの汚れやレンズのキズが気になる方は、メインでコンタクトレンズを使用する、もしくは併用することを検討しましょう。
メガネレンズにキズが付く原因
「レンズに何か汚れがついている!」と思いクロスで拭いても視界がクリアにならないということは多いと思います。実は、それは汚れでなくキズなのです。
間違った使い方をしているとキズが付きます。キズが付く原因となる使い方は以下のような項目です。
- 乾拭きしている
- 酸性・アルカリ性の洗剤を使用している
乾拭きしている
メガネには、キレイに見えてもレンズには意外とほこりやゴミが付着しています。ですので、そのままメガネを拭くと付着したほこりやゴミがレンズを傷つけ、キズをつくってしまうのです。メガネを拭く前には水洗いをしてから拭くと安全でしょう。
酸性・アルカリ性の洗剤を使用している
酸性やアルカリ性の洗剤を1度や2度使用しても、大きなダメージはありませんが、それ以上多く使用するとメガネがボロボロになってしまいます。
なぜなら、メガネについているキズに洗剤がしみ込み、レンズコーティングを侵食する恐れもあるからです。メガネを洗うときには、中性洗剤を必ず使用してください。
また基本的にめがねの洗浄には超音波洗浄機がおすすめです。当サイトでメガネに使う超音波洗浄機についても紹介しているのでそちらもぜひご覧ください。
メガネレンズのキズを取る方法
メガネレンズにキズが付いた場合、メガネ屋さんでレンズ交換・新しいメガネを購入するのが一番です。キズを取るために色々試すと繊細なメガネに大きな負担がかかり、悪化させます。
ですが今回は、どうしてもキズを落としたい、応急措置として試してみたい、という方に紹介いたします。以下の方法は全てリスクがあるため、自己責任で行ってください。また、プラスチックレンズに関してはとても柔らかい為に、おすすめ出来ません。
ペーパーを使う
ペーパーを使います。おすすめなのがタミヤのフィッニッシングペーパー。使う番号は以下のモノです。
- 1000~1200番
- 1500番
- 2000番以上
- コンパウンド
この3種類のペーパーを使います。数字が大きいほど目が細かくなっています。
特に重要なのが2000番以上の目の細かいペーパー。これが無いとキズが消えません。手順としては、
- キズがある部分を1000番~1200番のペーパーで削る
- 1500番で磨く
- 2000番以上のペーパーで再度磨きをかける
- コンパウンド(目の粗いものから)で磨いて消す
初めに3種類のペーパーで磨いてから、コンパウンドでキズを消していくという流れ。仕上げをする際の布は専用のものを使用してください。とても手間がかかるので、試す際には時間と心に余裕をもって試しましょう。
繰り返しになりますが、これはあくまでも応急処置的な方法となるので、ご自身で行うときには自己責任でお願いします。