メガネのリムって何?全種類一覧と特徴比較
リムというのは、レンズを囲む縁のことです。「メガネ」というと、レンズの周り全てをリムで囲んだフルリムが頭に浮かぶと思います。ですが、その他にも上半分のナイロールや下半分だけのアンダーリム、耳かけの部分からレンズの上半分が一直線のブロウバー、リムがないリムレスなど大きく5つの種類があります。
リムの種類によって与える印象や、似合う顔型と似合わない顔型があるため、ぜひ特徴を知ってメガネ選びの参考にしてください。
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メガネのリムの種類
リムというのはレンズを囲んでいる枠のことで、日本語に訳すと「縁」や「枠」を指します。リムはメガネの印象を大きく左右する重要なポイントの一つで、レンズに接している箇所によって呼び方が異なります。リムの種類は以下の5つです。
- フルリム(セルフレーム)
- ナイロール(ハーフリム)
- アンダーリム(逆ナイロール)
- ブロウバー(サーモントバー)
- ツーポイント(リムレス)
メガネはこれらのリムと、そのフレーム形状によって印象を変えます。非常に重要な要素となるので、メガネのフレームごとの特徴と合わせて知っておくことでより自分に合ったメガネを選ぶことが出来るでしょう。
また、リムの種類はレンズを交換する際にも関係してくるので、レンズ交換をお考えの方は以下の記事を参考にしてみてください。
>>自分で?お店で?メガネのレンズ交換の方法と費用についてはコチラ
フルリム(セルフレーム)のメガネ
フル=「一杯」という意味で、レンズの周りをすべてリムに囲まれているメガネ。
メガネの種類の中では最も多く販売されており、「メガネ」というと大抵このフルリムを思い浮かべる人が多いかと思います。販売数が多い分、素材、色、フレームの形など種類豊富です。
しかし、レンズにリムが全て囲まれている分、カラーやフレームの型でメガネの印象を大きく左右されるため、選び方が重要になってきます。
ナイロール(ハーフリム)のメガネ
別名ハーフリム。リムが上半分のみ囲われているメガネを指します。
実際にナイロールのメガネを見てみると、透明の糸が通されています。この糸は、レンズを固定するためのもので、リムがないほうの下半分のところに溝を設けて糸を通しています。糸は伸びたり切れやすいといった消耗品なので、年に1度は糸の交換が必要です。
フルリムと比較するとメガネの主張が強くありませんが、「厳しそう」、「キレがありそう」といったクールな印象を与えます。ですので、ビジネスシーン等の「ここぞ」といったシーンにおすすめ。いつも優しくみられる印象を変えたい人にもいいです。ですが、反対に顔がキツめの人がかけると印象が良くないので、注意しましょう。
また、上半分が囲まれている分、リムが視界を遮らず他のフレームよりもよく見える、という機能的なメリットもあります。
アンダーリム(逆ナイロール)のメガネ
ナイロールとは反対で、下半分の部分がリムに囲まれているメガネを指します。 以前は、老眼鏡として有名な形状でした。ですが、今ではビジネスシーンやドラマで使用されるようになり、定番の形状なっています。
アンダーリムをかけると、スタイリッシュで顔を引き締める効果があります。特に面長の人であれば、アンダーリムの横線が顔の「縦」の印象を和らいでくれるためおすすめです。
しかし、このアンダーリムは少し個性が強いのでかける人を選びます。挑戦的なメガネであるため、これが似合う人はかなりおしゃれ上級者かもしれません。
ブロウバー(サーモントバー)のメガネ
ナイロールと同じく、フレームの上半分がリムで囲まれています。ナイロールと違う点は、フレームのてっぺんの部分(眉毛に近い上辺)が眉のような形をしているところ。ブロウバーという名前もこの眉のような形からきています。
ブロウバーは誠実さや真面目な印象を与えます。また、独特なフレームの形状から顔を引き立たせる効果があるので、「顔を覚えてもらいたい」という日にはぴったりなメガネです。また、クールな印象から、普段柔らかく見られがちな丸顔さんがかけると、ギャップがでて相性がいいです。
ツーポイント(リムレス)のメガネ
別名リムレス。リムがなく最もメガネをかけていない素顔の状態に近いメガネです。素顔の状態に近い分、メガネが初めての人にはかけやすいというメリットがあります。
ですが、リムにレンズが固定されていない分丁寧に扱わないと、レンズを破損してしまいます。また、壊れやすい分ツーポイントのメガネを使用する時には、デスクワークや自宅用など落ち着いた環境の時がおすすめです。
ツーポイントのメガネであれば高級感のある印象に。パッと見ておばあちゃんやおじいちゃんといった高年齢層の人がかけていそうですが、最近ではレンズにカラーをつけたメガネが若者の間で流行っています。