ジレに使われる生地:平織りの特徴
ジレ【Gilet】に使われる生地の織りかたというのは多種多様な物が存在しますが、中でも夏物衣料などに使われる生地の基本に「平織り」という織り方があります。
縦横の糸が網戸のように並ぶ平織りは風通しが良いため夏向けジレ【Gilet】に使われます。そんな平織りの特徴や種類などについて紹介していきましょう。
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ジレに使用される平織りとは?
ジレに使用される平織りの基礎知識
ジレ【Gilet】だけじゃなく浴衣等にも使われる織物の基礎とも言える平織りは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る織り方で、非常に単純で、幅広い織物製品に使われている織物組織の事をいいます。
ジレに使われる平織りの代表「オックスフォード」
平織りの中にも様々な種類があり、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を2本ずつ引き揃えにして平織りした物を「斜子織り(ななこおり)」と呼び、スーツやジレ【Gilet】などでは「オックスフォード」という呼び方をします。
平織りのジレに使用される事もある素材について
平織りのジレ【Gilet】の特徴
平織りのジレ【Gilet】は丈夫
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて作る平織りの生地。平織り生地で作られたジレ【Gilet】は摩擦に強く、丈夫という特徴があります。
単純な方法によって作られているので、糸同士の荷重が均等にかかる為であり、カーペットやラグ等の耐久性が必要な物にも使われるのが平織りという織り方です。
平織りのジレ【Gilet】は涼しい
織り方の基本となる三原組織の1つである平織りは、他の織り方と比較すると、生地の糸密度が少ないため、糸同士の隙間が大きく風通しの良い生地となります。
そのため、平織りで作られたジレ【Gilet】は夏場を非常に快適に過ごす事が出来、しかしそれでいてカッチリとした風合いになる為、だらしない雰囲気にはなりません。
暖かい気候の国の服装や、温泉地などで使用する浴衣に使われている織り方が平織りで、その事からも平織りのジレ【Gilet】の風通しの良さが感じられると思います。
平織りのジレ【Gilet】は薄い
糸を交叉させて織るだけという単純な方法で作られた平織りの生地は、その作りの単純さ故に非常に薄く作る事ができ、応用範囲が広いのが特徴で、ジャケットの中等に着る場面の多いジレ【Gilet】では平織りとの相性が抜群で、重ね着した際もかさばらず、着太りしたりスタイルを崩す原因となりにくいのも魅力です。
タイトなスタイルで着られる平織りで作られたジレ【Gilet】はスマートな人に人気が高く、夏場の服装としてだけでなく、重ね着を中心として通年で使われている織り方です。