サージ生地のジレの魅力と手入れ
季節を問わず使えるため人気の高いジレ【Gilet】の生地であるサージ生地ですが、ジレ【Gilet】だけでなく、様々な服にも使われている汎用性の高い生地の織り方です。
シンプルな風合いがあるため定番の装いとして多くの支持を獲得しているサージ生地。そんなジレ【Gilet】に使われるサージ生地の魅力や手入れの方法を紹介します。
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サージ生地のジレ【Gilet】の魅力と特徴
ジレ【Gilet】に使われるサージ生地の特徴と織り方
綾織りを原型とする生地の織り方の1つがサージ生地と呼ばれています。経糸(たていと)を双糸にし、緯糸(よこいと)には単糸か双糸を使用し、綾織りの2/2で織られたサージ生地は経糸緯糸共に同じ太さの糸を使用していて、同じ糸密度で織られる為、綾目がほぼ 45度の角度で現れるのがサージの特徴です。
基本的には左下から右上にかけて綾線が走っている織面を生地の表としていて、表面には毛羽を多少残した物と、クリアカット加工を施した物が存在します。
ジレ【Gilet】に使われるサージ生地の語源
サージ生地の語源はイタリア語のSergea(絹毛交織物)からきたという説と、ラテン語のSerica(絹)からきたという説があり、何れとも決し難いところです。
ジレ【Gilet】に使われるサージ生地の種類
ジレ【Gilet】にも使われているサージ生地は通常正則斜文にした物なのですが、綾目の部分を山形斜文にしたヘリンボン・サージや二重織りのダブル・サージがあり、薄地のサージ生地は春や夏向けのジレ【Gilet】に使われ、厚手の物は冬向けに使われます。
サージ生地のジレ【Gilet】の魅力
ジレ【Gilet】だけでなく、セーラー服などの女子制服や、学生服、作業服など、様々な場面で使われる汎用性の高さからとてもベーシックな生地として定着していて、サージ生地の快適さや使い易さ、また手入れの容易さを伺う事が出来ると思われます。
ジレ【Gilet】に使われる多くのサージ生地は表面の毛羽を無くすクリアカット加工がされ、サージ生地表面が非常に滑らかで肌触りが良いのがとても魅力的なジレ【Gilet】です。
基本的にはオールシーズンを通して使える生地である事も魅力的でシンプルな織り方なので、ジレ【Gilet】に使用した場合、男性的なイメージになり易い仕上がりとなります。
ジレ【Gilet】に使われるサージ生地の手入れ方法
サージ生地で作られたジレ【Gilet】の毎日の手入れ
サージ生地を使用したジレ【Gilet】の場合、表面にクリアカット加工がされているため、他の生地よりもブラッシングには注意し、出来る限り柔らかいブラシを使用しましょう。
埃とうが付着した場合生地の奥まで入り易いという事もあるのでこまめに行うのが肝心で、そのため豚毛等の硬いブラシよりも、馬毛の極めて柔らかいブラシが好まれます。
サージ生地のジレ【Gilet】の注意点
ジレ【Gilet】のサージ生地を織るのに使われている繊維の素材にもよりますが、基本的にサージ生地は使用中の摩擦で光り易いという性質がありますので注意が必要です。そのため、アイロンがけなどの摩擦が起き易い作業には十分に注意してください。