トロピカル生地のジレの魅力と手入れ
熱帯地方で作られた生地だけあって、夏場のジレ【Gilet】には最適なトロピカル生地。薄手で軽く、糸密度が低いため風通しが良く、シャリッとしたドライ感が特徴の生地で、この手の生地のなかでも最も毛羽立ちが少なくスマートな見た目の生地となっています。
そんなジレ【Gilet】に使われるトロピカル生地の魅力や手入れの方法を紹介します。
スポンサーリンク
トロピカル生地のジレ【Gilet】の魅力と特徴
ジレ【Gilet】に使われるトロピカル生地の特徴と織り方
元々はイギリスで作られていた生地ですが、南洋のマレーシアやインドに輸出された時に、トロピカル生地という名称が使われた事で、今でもこの名前が定着し使われ続けています。
薄手で軽く、シャリっとしたドライ感のある梳毛糸を使用し平織りで仕上げた生地の事で、そこにクリアカット加工を施し毛羽立ちを抑え、カッチリとした風合いになっています。
春夏のジレ【Gilet】では最も人気のある生地で、無地を中心に様々な柄が存在します。
ジレ【Gilet】に使われるトロマットとは?
トロピカル生地に使用する糸の約二倍の太さの素材で織った生地で、風通しの良さ、涼しさをそのままに耐久性と重厚感をアップさせた生地です。
夏場でもカッチリとしたジレ【Gilet】を着たい人に好まれている生地です。
ジレ【Gilet】に使われるパーム・ビーチとトロピカルの違い
トロピカル生地の別名で「パーム・ビーチ」や「パンビース」と呼ばれる事があり、特に女性向けのファッション紙やお店ではこの言葉が使われている場合がありますが、製法性質共にトロピカル生地と同じで、トロピカル生地の事を指している言葉です。
トロピカル生地のジレ【Gilet】の魅力
夏到来間近な6-7月は、まさに日本というのは熱帯地方なのではないかと思う程に、梅雨シーズンならではの蒸し暑くジメジメとした気候が続いてしまいますが、そんな中でもサッパリと着れるのがトロピカル生地のジレ【Gilet】の魅力といえます。
着ているのを忘れる程の軽さと通気性、さらりとした肌触りは最高の着心地となり、まさに熱帯地方(トロピカル)という言葉が最適な生地である事を実感します。
カジュアルな場面から、クールビスまで幅広く使えるシンプルな風合いも魅力で、春夏のジレ【Gilet】の定番生地であり、最も人気の高い生地なのも頷けます。
ジレ【Gilet】に使われているトロピカル生地のお手入れ方法
トロピカル生地で作られたジレ【Gilet】の毎日のお手入れ
シンプルに平織りで作られた風通しのよいトロピカル生地のジレ【Gilet】は、毛羽立ち防止の為にクリアカット加工が施されているので、柔らかいブラシを使ってジレ【Gilet】についた埃をサッと落としてあげるだけで長く使う事が出来ます。
あまり硬いブラシで擦ると生地が毛羽立ち易くなるので柔らかい馬毛ブラシがお勧めです。
トロピカル生地のジレ【Gilet】の様に風通しの良い生地のがシワになったときは、蒸気の出るブラシを使用してシワを取ってあげる事が可能なので、用意しておくと良いです。サッとかけるだけでジレ【Gilet】がシャキッとするため毎日の手入れに欠かせません。
トロピカル生地のジレ【Gilet】の注意点
平織りで粗めに仕上げられたトロピカル生地を使ったジレ【Gilet】はシンプルなので、他の生地程神経質になる必要はなく、ブラッシングだけしっかりと行えば大丈夫です。クリアカット加工は埃がシミになる可能性があるので、毎日丁寧に行いましょう。