痛い!革靴が靴擦れする原因と対策方法
ウキウキで新しい靴をおろして出かけても、靴擦れしてしまい痛くて気分が沈む。こんな経験誰もが一度はあると思います。しかも痛いだけではありません。
靴擦れが酷くなると水ぶくれとなり、破れるとそこからばい菌が入って化膿するリスクもあります。痛みが強くなるとそこを庇って歩くので姿勢が崩れて腰痛の原因ともなります。実は危険な靴擦れの原因と対策法についてご説明します。
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革靴の靴擦れの原因
ご存知かと思いますが、そもそも靴擦れとは靴と足が接触している部分の一部が、強い摩擦抵抗によって足の皮が炎症を起こすことを指します。特に革靴では、かかと部分の靴擦れが多いですが、親指や小指の靴擦れも少なくなく、どの部分にも起こり得ます。
靴擦れは油断すると症状が酷くなりやすく、水ぶくれや出血もともなう危険があります。そこからばい菌が入るリスクがありますし、大事な革靴に血がついてしまうと取れないことが多く大変です。
そんな靴擦れの原因は、足に問題があるケースと靴と足の相性が原因のケースがあります。
足が原因の靴擦れ
足が原因で靴擦れになるケースですが、外反母趾が酷かったり、小指側が大きく出ている人などです。特に多いのは、左右の足の大きさが異なる人です。当然ですが、オートクチュール以外の既製品の革靴は左右の大きさが均等ですので、大きい方の足に合わせて購入されると思います。
ですので小さい方の足が靴にフィットせず、不自然で強い摩擦が小さい方の足にかかります。特にかかと付近に靴擦れがおきやすいです。
この場合の対策としては、小さい足の革靴に中敷きを引くことが効果的です。これによって足が革靴にフィットさせ、かかと部分が固定されて摩擦が軽減されます。他にもタンパッドという緩衝材を革靴の甲の内側に張り付けるもの有効です。
革靴との相性が原因の靴擦れ
自分の足と革靴の相性が合わないと簡単に靴擦れが起こります。サイズもピッタリで足の一部分が出っ張っている訳でもないのに靴擦れすることもあります。それは革靴のかかと部分とかかとの形があっていないケースが大半です。
革靴のかかと部分は履き心地や耐久力に大きく影響する部分ですので、芯に使われる材質はもちろん、大きさや形もメーカーや種類によって多種多様です。各ブランドがかかとへのフィット感を向上させるためにしのぎを削っています。
その結果多くの人にフィットするかかと部分であっても、人によっては合わない人が必ず出てきます。それゆえ、革靴との相性が悪いとすぐに靴擦れが起こるのです。
革靴の靴擦れ対策
靴擦れにはその程度によって段階があります。すべての靴擦れがこの順番を守るわけではないですが、一般的にはこの順序となります。
- 赤くはれる
- 水ぶくれになる
- 水ぶくれが破れる
- 出血する
できれば、赤くはれた状態の時に対策を行うべきです。水ぶくれよりも靴擦れが酷くなると、雑菌によるリスクが生じますので可能な限り早く処置してください。
足に施す靴擦れ対策
最も簡単で効果的な靴擦れの対策は、擦れた部分にばんそうこうを貼ることです。最近では靴擦れに特化したばんそうこうも販売されていますので、新しい革靴を履くときは念のために準備しておくと安心です。
他には、クリームタイプの局所麻酔も薬局で簡単に手に入りますのでおすすめです。即効性もあるので、外出時に靴擦れした場合にもおすすめです。
しかしばんそうこうも持っていなくて近くに薬局やコンビニもない緊急の際は、ポケットティッシュの袋が便利です。薄っぺらくて頼りないですが、滑りやすい素材ですのでこれを足と革靴の間に挟めば、症状の悪化を防げます。
革靴に施す靴擦れ対策
靴擦れの対策として革靴に手を加える方法もあります。しかしこれは即効性がある方法ではありませんので、外出先ですぐにできる方法ではありませんのでご注意ください。
1つは、アルコールを革靴に塗り付けることで、革靴を早く柔らかくさせることが出来ます。革靴の内側にアルコールを半分程度に水で薄めた液をスプレーして30分程度履いてください。その後革靴をよく乾燥させます。これを何度か繰り返すと革靴が徐々に柔らかくなっていきます。
他にも、ワセリンを塗って摩擦を軽減する方法もあります。革靴と足が接触する場所にワセリンを塗りこむことによって摩擦が軽減され、靴擦れのリスクが大きく減少します。簡単な方法ですので試してみて下さい。